当日は風も波もなく、絶好のボート日和でした。
この辺りは海岸から数百メートルのところに海苔を高波から守る杭が海岸と平行に延々と打ってあり、杭の周辺ではメバル、アイナメ、カサゴなどの根魚がねらえます。
この日はいつもの短竿2本に投げ釣り仕掛けのアオイソメの餌でキスをねらいました。
本で読んだとおり流し釣りにチャレンジすると、すぐに当たりがあり目的のキスがかかりました。
2時間くらいはコンスタントにキスやメゴチやヒイラギが釣れ、まぁまぁ満足のいく成果が上がりました。
そうすると人間、欲が出るもので、「手こぎボート釣り」という本にあるボー杭釣りというものにチャレンジしたくなり、ボートを杭につけました。
ボー杭釣りとは、ボートを海苔を守る棒杭につけ、棒杭の根元にある捨て石まわりを脈釣りなどで根魚をねらう釣りです。
ところがこれが容易なことではなく、風が強くなってきた影響もあり、なかなかボートを杭に付けることができず、信じられないでしょうがボートを杭に着けるのに1時間近くかかってしまいました。
やっとボートをつけ、カサゴを1匹釣ったころにはますます風が強くなり、泣く泣くボートを岸に着けました。