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1999.11.24 更新

 目次 ・・・ 結核について

   (下の項目をクリックすると目的の場所へジャンプします)


結核ってなあに?
 
  結核は結核菌によっておこる感染症です。
 (注・まれに、肺だけでなく、骨や関節などにも広がることがあります)
 
  結核は結核菌が、結核患者の痰の中に混じり、シブキとなって空中を漂い、これを
  他の人が
吸い込むことによって感染します。

 
 多くの場合は、結核菌が体に入っても 
  体の抵抗力により追い出されます。

 
   結核菌が追い出されず、体内に残っているが活動はしていない状態を感 染
  いいます
 
 
 
  空気中に多く漂っている結核菌を知らずに吸い込み、感染しても、感染した人が
  全員が、結核を発病するわけではなく、普通は、感染した人のうち、10人に1〜2人
  ぐらいが発病する
程度です。
 
 
   多くは、感染してから半年から1年ぐらい後に発病します。しかし、何年、何十年も
  経ってから発病する人もいれば、一生発病しない人もいます。
 
 
結核は健康を奪う大きな問題。
 
  近頃中高年の人に新しく結核にかかる人が多くなっています。
  あなたの周りの人は、みんな健康ですか?
 
”結核は、早めに発見し早めに    
   正しく治療すれば薬で治ります。”
 
 
 
結核患者は、どのくらいいるの?
 
 
  埼玉県における1年間の患者発生は 1,763人 もいます(平成7年の統計)
 
  東京都では4千数百人の方が結核を発病しています。(平成8年)
 
  全国では 42,472人 が1年間に結核にかかっています。
 
 
     現在でも全国で年間約4万3千人が発症しており
      約2千8百人が結核により死亡しています。
 
 死亡原因としては、感染症(細菌やウイルスによる病気)の中では、今でも我が国 
 最大の病気です。
 
 
 
  順調に減少してきた結核も、1977年(昭和52年)頃より、減少率が鈍化しています。
  結核撲滅のためには、皆さんの結核に対する認識と御協力が必要になってきます。
 
 
若年層での結核の減少は、特に鈍化特に、首都圏で増加傾向あり
 
   ここ4〜5年、学校などで集団発生が増加しており、このことが鈍化の一因
  となっています。
 
 
 
結核の原因って何なの?
 
 
  結核の原因は、結核菌です。結核菌はローベルト・コッホにより発見されました。
 
 どうしてうつるのか。
 
  結核になり痰の中に結核菌出している患者が咳やクシャミをした時シブキが 
 飛び散り
、このシブキに混じって空気中に飛び出します結核菌は長い間空気中
 に浮遊しています。
  この結核菌をに吸い込むことによりうつります。
 
 
  結核菌は、乾燥すると感染力が低下してしまいますので、床に落ちた
  シブキや食器からうつることはありません。
 
 
 
結核にかかるとどんな症状がでるの?
 
 
     結核の初期症状は、風邪と似ています。
         1,長引く咳(2週間以上)
         2,長引く微熱(37度〜37度5分前後)
         3,長引く倦怠感(体がだるく、活力が出ない)
         4,痰が出る
         5,体重減少
         6,胸痛
 
 
   これらの症状は風邪とよく似ているため、痰が出ても単なる風邪として処理されて 
  しまう場合が少なくありません。
  しかし、このような症状が長引く時は、最寄りの病院で診てもらいましょう。
  
発見の遅れは、患者本人の命に危険があるだけでなく、周りの人に結核を移すことになりますので、早く見つけることが大切です。 
 
 
 
結核はどうやって診断
感染を知る方法は、あるの?
 
 
結核に感染しているかどうかを調べる検査がツベルクリン反応検査です。
 
   1,今使われているツベルクリンは、結核菌を培養してその液でタンパク質成分を 
     抽出
したもので、精製ツベルクリン(PPD)と呼ばれています。
     これを溶解液に溶かし、その0.1mlを前腕部の内側に浅く注射し、2日後 
       (48時間後)に判定します。
 
   2,ツベルクリン反応をする時は3回で
第1回   4歳未満
第2回   小学生1年生
第3回   中学校1年生 で全員に実施します。
 
   3,ツベルクリン反応の判定・・・発赤の長径だけを測定する。


(ツベルクリン反応の判定基準 )











 

   判   定

  略 記 号

 反応の出方

陰   性

     ―

 発赤9mm以下







 弱陽性

      

 発赤10mm以上、硬結、二重発赤等なし

 中等度

    + +

 発赤10mm以上、硬結あり

 強陽性
 

  + + +
 

 発赤10mm以上、二重発赤、水疱、壊死
 等あり
 
 
     ツベルクリンは、おもに子供や若い人に行います。強く反応が出ると、感染した
   事が
あることを示します。発赤が二重になったり、水疱が出来たりした場合は、
   特に感染
している疑いが強くなります。
   但し、
以前にBCGを接種していると、BCGの影響で発赤が大きく出ますので、
   BCGによるものか感染によるものかについては慎重な
判断が必要です。
  
   また病気や薬の影響で免疫が低下している人では、結核に感染して
いても発赤
   が大きく出ない事もあります。
 
 
 
ツベルクリン反応が陰性ならば、60歳未満ならば98%以上、
 
 60歳以上ならば90%以上確実に結核を否定できます。
 
 
結核の診断にはX線検査細菌学的検査があります。

 

 
  1,X線検査
          肺は空気を沢山含んでいる臓器なので、X線をよく通します。そこに病巣が 
      出来ると、
その部分はX線を吸収しますので、X線写真に、影として写ります。
      結核菌による炎症や
空洞が肺の中にどのくらい広がっているかがわかります。
      重症なほど、胸の写真は広い
範囲で白く影が写ります。
      疑わしい
が発見された時は、さらに精密検査が必要です。
          X線検査では、結核の外に、ガン、肺のう胞症、心臓肥大等もわかります。
    
  2,細菌学的検査
          しかし、X線診断にも、限界があります。違った病気が似たようなX線所見を
      示す事も
あります。
      その場合の診断の決め手になるのが痰の細菌学的検査です。
      痰から結核菌が検出されれば
結核と診断されます。
 
 
   (痰の検出方法)
        痰を赤く染めて顕微鏡で結核菌を見つける方法

          と まつ けん さ                   ばいよう けんさ

     (塗抹検査と培養する方法(培養検査があります。

 
 
      塗抹検査とは菌の数を直接顕微鏡で調べる方法で、検査結果は、菌の数の 
             多さによって
ガフキー1号から10号に分けています。
             ガフキー号数が多いほど菌の
数が多いことを表しています。

             一般的に重症になるほど、痰の中に菌の
数が多く検出されます。
             結核菌の検査は菌の性質(薬の効きやすさなど)
を調べるため
             にも大切です。
 
                   痰が出にくい場合は吸入をして痰を出しやすくして痰をとる、
             まれに、
胃液をとり検査する場合があります。
 
      培養検査とは菌の少ない場合には、4〜8週間かけて菌を増やす培養検査が 
              必要になり
ます。
              塗抹検査より菌の発見率が高い。


  3,気管支鏡検査
          肺に結核が起こると、気管支にも結核性変化が起きる場合がある。
      気管支鏡検査というのは、気管支鏡(ファイバースコープ)を挿入して気管
      や気管支の病変を調べる検査です。気管支に異変があった場合には
      ファイバースコープに付いている鉗子状の器具で異変部分の一部を取り出し
      顕微鏡等で精密検査を行う場合もあります。
        


  4,赤血球沈降速度検査
          健康な男子で1時間10mm以内、女子はやや早く20mm以内である。
      結核にかかっている時は値が高くなるが、他の炎症性の病気でも同じ変化
      が起こるので、沈降値が高いからと、結核とは限らない。
      但し、すでに結核とわかっている人の経過を知るには、定期的な沈降検査
      を参考にする場合がある。
      (血液検査では沈降検査と併せて白血球の数値も調べます)


結核はなおるの?
 
     結核に効く薬が、次々と開発されてその使い方についても、研究が進められた
   結果、最近では、
殆ど化学療法だけで治るようになりました。 しかし、症状に
   よっては、外科療法で治すこと
もあります。
 
     結核の化学療法の中心になる薬として使われているのは、
 
            △イソニコチン酸ヒドラジド(イソニアジド)(INH)
 
            △リファンピシン(RFP)
 
            △ストレプトマイシン(SM)または エタンプトール(EB)
 
            △ピラジナミド(PZA)
                 
             その他の薬が認められています。(ストレプトマイシンは注射薬です)
 
   これらの薬のおかげで、初めて治療を受ける患者さんなら、全体で6〜12ヶ月の 
  治療で
治せるようになりました。よい薬でも薬を確実に飲むことをしないと効果は
  ありません。

  医師からよいと言われるまで薬を確実に飲みましょう。
 
 
 ”結核の治療”           
 
  ☆☆ 適切な服薬で確実な治癒を ☆☆
 
      不幸にも発病するとまず肺で増殖した菌は肺門リンパ節や腹膜を侵します
    (肺門リンパ腺炎・胸膜炎)。さらに進と菌は気管支や血管に入って移動し、身体
    の
どこにでも運ばれ、そこに結核の病変を作ります(肺外結核)。気管支に潰瘍
    ができたり
侵された部分が崩れて空洞ができると、咳や痰にまじって菌が体外に
    出てきて、周囲の
人に感染するわけです。

    現在では、数々の有効な抗結核薬があり、3〜4種類の薬を6〜9ヶ月間服用
    すること
で短期間で治すことが出来るようになりました。排菌がなければ通院で
    治療が可能です。

 
 
 ”長期間薬を飲んで副作用はないのか?”
 
      医師は、薬の副作用には十分な注意を払いながら治療をしています。
      例えば聴力に与える薬を使うときは聴力検査を行うなど、副作用の兆候を早めに
   
 とらえるようにしています。自分の体調の変化に気をつけ、下の表のような症状
    が
あれば、医師に早めに相談しましょう。
    
自分の判断で、服薬を中断したり飲む量を減らしたりすることは、結核の治療、
    
副作用の予防、どちらにとっても危険なことです。
 













 

    く す り

      副 作 用

 ストレプトマイシン(SM)

 聴力の低下やめまいが起きることがあります。

 エタンプトール(EB)

 まれに視力が落ちたり、視野が狭くなることが
 あります。

 イソニアジド(INH)

 ほとんどありませんが、まれに肝機能低下が
 あります。

 リファンピシン(RFP)
 

 まれに肝機能障害や発疹が出ることがあります。
 (尿に赤い色が付きますが、これは体への
  影響はありません)

 ピラジナミド(PZA)
 

  肝障害、関節痛が起こることがあります。
 
 
 多剤耐性菌とは?
 
      発病までには至らず、感染が判明した時は抗結核薬の服用により発病を予防 
    する事が
出来るようになりました。しかし、非常に重症化すると、いかに特効薬
    といえども
治癒は難しくなります。
 
     さらに、怖いのは「症状が消えたからもういいだろう」
     という事で、
薬の服用を途中で勝手にやめた時等に現れる多剤耐性菌です。

    中途半端な服用では
結核菌が抗結核薬に反応しなくなってしまいます。

    
どのような薬も全く役に立たなくなる為、進行をくい止める事が出来ず危険な状態
    に
なってしまいます。
    服用は、指示通りきちんと確実にしてもらわなければなりません。
 
 
”自分勝手な判断は禁物です>
 
 
 
 
 
 
結核に予防接種ってあるの?
 
 BCGは結核のワクチンです>
 
  ツベルクリン反応で陰性と判定されると結核の予防としてBCG接種が行われています。
 
     BCGは弱毒化した牛型の結核菌で、体の中に入ると、白血球が、これと
   闘う
ことで情報を出し、リンパ球を刺激して免疫ができます。
 
 
     但し、BCGは絶対的な効力があるわけではありません。BCGで陰性から陽性に
   なっても、やはり結核菌に感染しますし、菌の量や身体の状態によっては発病も
   します。
 
 
 
 BCGを接種する時期
 
 
     第1回  4歳未満
     第2回  小学生1年生
     第3回  中学校1年生 でツベルクリン反応が陰性(発赤長径4mm以下)
                    者がする事になっています。


     小学生1年生
     中学校1年生 は翌年もう1度ツベルクリン反応を行い、陰性の場合BCG
                        をやり直すことになつています。

 
 
 ☆☆ 赤ちゃんには ☆☆
 
    
      成人の結核と異なり、乳幼児は結核の進行が非常に早いのが特徴です。
    
髄膜炎
栗粒結核といった命に関わり、後遺症を残す恐れのある段階
    まで進むことがあります。

    BCGはこうなる事を確実に防いでくれます。
 
 
高齢者に多い結核・若者も要注意
 
     若い時は結核菌の活動を押さえていても、高齢になると抵抗力が弱まり結核菌が 
   暴れ出す
ことが多いのです。
   そのため、40歳以上の人に新しく結核を発病する人が多いのです。

 
  新たに発生する患者の約43%が60歳以上の高齢者ですが、逆に言えば
   半数以上は、
働き盛りの若者であることも忘れられません。
   
   結核が流行していた昭和30年代までとは
異なり、今では若年者の大部分が
   結核未感染
(40歳でも85.5%が未感染)なので、
結核菌を吸い込むと感染する
   危険が高いのです。

   結核に感染した人は60歳以上では、約70%を占めています。

   
中高年者は自分の体の中に結核菌が眠っていることを自覚し
   健康に
細心の注意を払いましょう。
 
   最近の若者は結核に感染する機会がとても少なくなっています。20歳未満の
   感染率は
5%に満たない現状にあります。
   また、BCG接種は、発病を押さえる免疫の力を
高めるだけで100%結核に
   かからないとの保証はありません。

   若者は、学校などで集団生活を送っている為、一人の発病で、何百人と感染して
   いた例も
あります。
   集団感染を起こさない要にする為に、咳、痰などの症状が長引く場合は、早めに
   医療機関
で受診しましょう。
 


















 

 年齢別既感染率

  20歳

   5%

  30歳

  10%

  40歳

  25%

  50歳

  50%

  60歳

  65%

  70歳

  78%

  80歳

  85%

  90歳
 

  90%
 
 
 
 
どうすれば結核にならないの?
 
 
 
        
  結核は 過労・睡眠不足・栄養不足 により体力や抵抗力が弱まった
  時、発病します。
       
 
 
 
  結核予防の原則は・・・
 
       @感染源(患者、保菌者をなくすこと)
       A感染させないこと
       B感染しても、発病させないこと
 
          と、共に日常の健康管理が大切です。


  日常の健康管理


 
   1,規則正しい生活をする。
   2,睡眠時間を十分にとる。
   3,好き嫌いせずバランスのとれた食事をする。
   4,適度にスポーツをする。
   5,疲れをためて過労にならない。
   6,長引く咳、微熱、倦怠感が続き「変だな」と思ったら、早く病院へ行く

 
 
     子供の結核予防には早期のBCG接種を
 
 
 
 
定期的な検診を忘れずに
 
 
     1枚のレントゲンフィルムは、あなたの沢山の健康情報を持っています。年1回、
   必ず、
自ら進んで健康診断を受けましょう。
   検診で発見される割合は、結核患者の2〜3割ですが早い時期に見つかる事が
   多いため、
治りも早くなります。
 
 
 
 結核治療中の気がかり Q&A
 
 結核が悪化するとどうなりますか
 
     結核が発病したのに放っておくと、結核菌はどんどん増殖し、人の体を破壊して
   いきます。
   最も犯されやすいのは、肺で、肺の細胞が崩れていってその働きが低下するので
   息をする
のが苦しくなったり、寝汗、発熱、咳、痰などが続きます。
   また、抵抗力の弱い小児やお年寄りでは、結核菌が血液やリンパ液の流れに
   乗って、
脳炎や全身性の結核が引き起こされることがあります。
 
 
 咳やくしゃみにのって床に落ちた結核菌から感染することはないのですか
 
     咳やくしゃみにのって床に落ちた結核菌は、自由に飛ぶことが出来ず、体の外
   では、
増える事が出来ない為、感染の心配はありません。
 
 
 結核は肺以外にも感染しますか
 
     肺結核が最も多く、有名なので肺にしか感染しないように思いがちですが、色々
   なところ
に感染します。
 
  例えば、リンパ節、気管支、腸、脊髄などに感染し、病気を起こします。
 
 
 最近、結核菌を体外に排菌している患者が増加しているのはなぜですか
 
   平成5年度に実施した調査では、排菌している患者のうち、症状が現れてから
   医療機関を
受診するまでに1ヶ月以上かかった者が49%で、排菌のなかった者
   43%に比べて多い
という結果が出ています。

   受診の遅れが症状の進む原因になっているものと思われ、咳が2週間以上続い
   たり、
発熱や疲労感が長引くなどおかしいなと思ったら、お医者さんにいきましょう。
   早い時期に見つければ、治りも早きなります。
 
 
 治療中は仕事をしてもいいのでしょうか
 
   昔のように結核の治療中ずっと寝ていなければいけないと言うような事は
   ありません。
   通院治療の場合は、服薬しながら仕事を続ける事が出来ます。
   但し過労を防ぐ意味で、
十分な睡眠時間の確保、1日3回の食事接種等の規則
   正しい生活を心がけることが大切です。
 
 
 たばこを吸ってもいいでしょうか
 
    たばこは肺の機能を落としますし、血液の酸素を消費し肺に負担をかけます。
    これまで喫煙されていたなら、これを機会にやめましょう。
 
 
 お酒を飲んでもいいでしょうか
 
    どんな病気でも治療中は、禁酒が原則です。病状が安定すれば、少量の
    お酒ならば
許される場合もありますので、主治医に相談しましょう。
 
 食事の注意がありますか
 
    結核の治療のために、制限した方がよい食品はありません。結核の治療に
    よい食事と
いうのも特別にありません。体の回復力を高めることを考えると、
    バランスのよい
食事を規則正しくとるとよいでしょう。
 
 
 食器や布団などは消毒しなくていいのでしょうか
 
    以前は消毒しましたが、今では消毒の必要はないことがわかっています。
    治療前の咳が激しく、気になるようなら、お布団を一度日光に干せば十分殺菌
    できます。

    
結核菌は紫外線に弱く直射日光にさらされると死んでしまいます
 
 
 入院中に、家族や友人に面会に来てもらっても感染しないでしょうか
 
    服薬を初めて2週間ほど経つと、症状は収まり、菌の数がぐっと減ります。
    その頃の面会には特に心配する必要はありませんが、念の為面会時にはマスク
     
付けたり、咳をする時にはタオルで覆うなど、相手の方に直接息がかからない
    よう
配慮すると良いでしょう。
 
 
 治療中は運動は控えた方がいいでしょうか
 
    発病すると呼吸機能が落ちていますので、激しい運動は避けた方がいいでしょう。
    しかし、発病前からやっているもので、息苦しくならない程度のものであれば
    続けても
良いでしょう。
    学校の体育授業の参加については、主治医と相談しましょう。
 
 
 朝の薬を飲み忘れた時は、その分は飲まなくてもいいでしょうか
 
    万が一忘れてしまった時でも、決められた一日量はきちんと飲めるように、
    忘れた分を
昼か夜かにまとめて服薬しましょう。薬の飲み方が不規則になると、
    結核菌がしぶとく
生き残り、治療を失敗したり、再発する事があります。
    薬を食卓に置いておくなど、
飲み忘れの無いように工夫する事も大切です。
 
 
 治療中は避妊したほうがよいでしょうか
 
    セックスは治療の効果には直接影響がないといわれています。しかし、妊娠中の
    服薬が
胎児に与える影響については、ストレプトマイシンやリファンピシンでの
    先天異常が
報告されています。
    妊娠、出産は主治医とよく相談しましょう。
 
 
 
            結核と診断したら医師・病院管理者は
     保健所に届け出る義務がある。
 
 
 
 (結核予防法第22条)
 
   医師は結核患者を診断したときは2日以内に保健所長に届け出る。
 
 
 (結核予防法第23条)
 
   病院管理者は結核患者が入退院したときは7日以内に保健所長に届け出る。 
 
 
医療費の公費負担制度
 
 
   結核は、患者の経済的負担を軽減し、安心して適正な医療を受けられるように、
   結核医療費を公費で負担する制度があります。
 
   この制度は外国人も受けられます。最寄りの保健所にお問い合わせ下さい。
   (保健所が公費負担制度の相談・申請窓口です)
 
 
          結核感染が疑われる場合の発症予防の為、
       一部公費負担制度がありますので参照して下さい。
 
 
                             申 請 手 順

 @ 主治医に申請書の中の診断書部分を記入してもらう。
                
 A 胸部エックス線写真と申請書を合わせて保健所へ提出する。
                
 B 保健所で治療内容等を検討し、公費負担を承認する。
                
 C 保健所から患者票を発行(医療機関へ直接郵送の場合が多い。)

     更新時も同様な手続きをします。(承認期間は、最長6ヶ月)。
 

 
 助成される内容
 
   入院治療の場合
 
      一般に、タンの中に菌が出ている場合は入院が必要になります。その場合、
      原則として医療費の全額を公費で負担し、患者さんの負担はありません。
      但し、収入によつては一部負担が必要になりますので、
      前年度の所得を証明できる書類を提出していただきます。
 
      @公費負担申請書 (医師・病院側で用意してくれる場合があります)
 
      A前年度の所得を証明できる書類 (前年度の源泉徴収票等)
 
      B入院患者を含む住民登録票 
                  (現在住んでいる所を証明できるもの・・・ 住民票等)
 
   通院治療の場合
 
      通院治療の場合にかかる医療費は、加入している保険により、次のように
      なります。
 (保険法改正により変わる場合があります)
 
 
 
     (参考例・・・東京都の場合)
 

通院治療の場合にかかる医療費
                
(この別表は参考例ですので目安にしてください)

別表へジャンプする

 
 
接触者検診の実施が必要です
 
  結核患者が発見されたら、患者の接触者(家族、同居者、同僚、よく合う友人、知人
  などの)
検診を行います。
  接触者検診は、感染の高い順に行い、患者が発見されたら検診の対象範囲を拡大
  していきます。
  接触者検診は保健所でも無料で実施していますので、お問い合せ下さい。
 
 (接触者検診の参考)

   接触者の年齢


     0〜14歳
    (中学生以下)
 


     15〜29歳以下

 


      30歳以上

 

 時 期
 

初発患者の
 カテゴリー

   
   
   
   
   
   ら
   2
   ヶ
   月
   以
   内

 



 最 重 要

 

 @直後にツ反応
 A @で化学予防または治療
    となった者以外は、
    2ヶ月後に再度ツ反応を
    行う@Aとも、ツ反応
    陽性者にはエックス線
    検査を行う

 直後にエックス線検査
 ツ反応は、必要に応じて
 2ヶ月後に
行う
 (15〜18歳の者では
  出来るだけツ反応を行う
  ことが望ましい)

 

 直後にエックス線検査
 ツ反応は、特別の場合を
 除いて不要



 


 重  要
 

     同  上
 (BCG接種歴がある場合、
  直後を省略して2ヶ月後に
  1回のみでもよい)

 2ヶ月以内にエックス線検査
 ツ反応は、原則として不要
 

 2ヶ月以内にエックス線検査
 反応は不要
 

 そ の 他
 

 2ヶ月以内にツ反応
 必要に応じてエックス線検査
 を行う

 2ヶ月以内にエックス線検査
 ツ反応は不要

 2ヶ月以内にエックス線検査
 ツ反応は不要



 登録後
 8〜14
  ヶ月


 

 最 重 要
 

 エックス線検査(※)
 

 エックス線検査(※)
 

 エックス線検査
 (必ず)

 重  要
 

 エックス線検査(※)
 

 エックス線検査(※)
 

 エックス線検査
 (必ず)

 そ の 他
 

 不 要
 

 不 要
 

 不 要
 



 登録後
15〜24
   ヶ月



 

 最 重 要
 

 エックス線検査(※)
 

 エックス線検査(※)
 

 エックス線検査
 (必ず)

 重  要
 

 できれば
 エックス線検査(※)

 できれば
 エックス線検査(※)

 できれば
 エックス線検査(※)

 そ の 他

 

 不 要

 

 不 要

 

 不 要

 

※ 登録直後〜2ヶ月以内のツ反応で感染が否定された者以外、全員に必ず行う。

(注)初患者が治癒、転出、死亡などによって削除されている場合でも、登録後

      8〜14ヶ月及び15〜24ヶ月の検診は初発患者のカテゴリーに応じて必ず行う。



 

    感染危険度指数=最大ガフキー号数×咳の持続期間(月単位)
 
  重要度の判定

 重 要 度

 感染危険度指数

 3回の菌検査成績がない時の簡便な基準

 最 重 要

 10以上

 1回の検査成績がガフキー3号以上または学会病型分類でT型またはU            

 重  要
 

 0.1〜9.9
 

 1回の塗抹検査でガフキー1〜2号または塗抹陰性でも学会病気型U〜V
 あるいは塗抹陰性でも培養 陽性と判明した者

 そ の 他
 

 0及び肺外結核
 

 上記以外のもの
 
 
 
 
        結核菌のガフキー号数は喀痰塗抹検査の基準で決められる
 
 
 
 
 
 
                喀痰塗抹検査(かくたんとまつけんさ)
 
                 (500倍顕微鏡にて調べる)
 
 

 ガフキー号数

  結核菌の数

      陽性

  1ml / 6000〜7000

     0

  全視野に  0

     1

  全視野に  1〜4

     2

  数視野に  1

     3

  1視野に 平均 1

     4

  1視野に 平均 2〜3

     5

  1視野に 平均 4〜6

     6

  1視野に 平均 7〜12

     7

  1視野に 平均 13〜25

     8

  1視野に 平均 26〜50

     9

  1視野に 平均 51〜100

    10
 

  1視野に 平均 101以上
 
 
 
            ☆ 全視野とは顕微鏡で見た塗抹検体の全体を見た菌の個数
 
         ☆ 1視野とは塗抹検体の一点を顕微鏡で見た状態の菌の個数
 

 喀痰塗抹検査とは ・・・ 口から吐き出した痰(たん)又は、胃液をガラス板に塗り顕微鏡で菌などの
                       検査をすることを言います。

 
 
 
結核感染が疑われる場合の発症予防
 
 
 発病を防ぐには化学予防が有効
 
 
  結核の感染を受けて間もない子供や若者などに、INH(イソニアジド)を6ヶ月服用
   させてその後の発病のリスクを小さくする化学予防(予防投薬)は、感染性の結核
  患者
に接触した人々に対する重要な処置です。
  
ときに糖尿病副腎皮質ホルモン療法など結核発病のリスクが特に高く
  なる病気や状態にある人では、中高年でも行うことが望ま
しいと考えられるように
  なりつつあります。
 
  
 
 
 ○初の適用基準
 
















 



 


   BCG未接種
 


    BCG既接種
 



 塗抹陽性患者



 との
接触状況
 


 あり
 


 ツ反発赤10mm以上
 


  ツ反発赤30mm以上
 
  かつ最近の結核感染が強く疑われる場合   
 


 なし
 


 ツ反発赤30mm以上(再検査
 では20mm以上)
 
  ツ反発赤40mm以上


  既住に化学療法がなく、X線上学会分類Y型ある者、あるいはX型ある者の一部

 

   29歳までについて適用する。但し高校生以上では集団感染が疑われる場合を
   原則とする。
 
        ○初結核予防法で公費負担の対象となる29歳以下の化学予防
 
 
 
  結核菌で脊椎・椎間板の痛みや骨の細り(骨のとけだし)があります。(1999.10.27 15:50 文化放送にて)
 
 
 
 
保健所では、あなたの病気の経過やご家族、
日常の友人関係、職場の状況等を伺います。


 
  これは、検診の必要な人や実施の方法、時期を決めるためです。決してあなたの
    プライバシーを詮索するものではありません。周囲の人が結核に感染している場合
  に、
少しでも早く検診し治療するためです。
  検診のため以外には使いませんし、あなた
の秘密は守られます。保健所の調査や
  検診に御協力下さい。
 
 
 
こんな事をお聞きします


  ☆ あなたの周囲に、咳をしている人はいませんでしたか

  ☆ あなたの咳はいつ頃からありましたか?

  ☆ 咳や痰などの症状が出始めてから、一緒に旅行をしたり、
    合宿をした人はいませんか?

  ☆ 毎日の生活で接する機会の多い人は誰ですか?
   
    (家族・友人・同僚・同級生・クラブの仲間・アルバイト仲間)

 

(TBとは)

結核の専門病棟のことをTB病棟と呼んでいます。


このTuberculosisを略して呼んでいます。



 最後に

 

 このページ(結核ってなあに)はのりたんが個人的に作成したものでありますのでいかなる責任も負えません。専門家ではありませんので間違い的な表現をしている部分があるかもしれませんのであしからずご了承願います。 あくまでも参考にして頂ければと思っております。


ホームページ作成にあたりTB病棟のナースの皆様には色々と御指導・御協力頂き誠に有り難う御座いました。


不明なことは医師等・専門家にお聞き下さい



                                                       参考資料 結核ってなあに?
                                                              結核について
                                                              東京都衛生局医療福祉部結核感染症課
                                                              東京都 結核予防会
                                                              埼玉県衛生部保険予防課発行
                                                              埼玉県健康福祉部部健康増進課発行

                                                        協 力  益子病院
                                                             TB病棟スタッフ一同

                                 

このページに関する御意見・要望等が有りましたら電子メールを下さい。