カウンター


1999.11.9 更新

 目次  糖尿病について

   (下の項目をクリックすると目的の場所へジャンプします)

 
糖尿病ってどんな病気!?
 
 
 糖尿病ってどんな病気ですか、また、なぜなるのでしょうか?
 
 
  人間が生きていく為にはエネルギーが必要です。通常食べた物は腸で吸収され、
  栄養素(ブドウ糖など)として全身の細胞に運ばれます。その後、ブドウ糖は細胞内
  でエネルギーに変換されるのです。しかし、何らかの原因によって、インスリンの働き
  が悪くなると、ブドウ糖が細胞の中に入りにくくなり、エネルギーとして利用しにくく
  なります。すると、血液中のブドウ糖の濃度は高くなり、尿に漏れやすくなります。
  また、糖尿病性合併症が起こりやすくなります。それが糖尿病です。
 
 
  膵臓から出される分泌液が、インスリンで、このインスリンの働きが悪いとブドウ糖
  が細胞の中に入りにくくなります。インスリンが足りなくなると、細胞がインスリンを
  受け付けなくなる事があります。
 
糖尿病はインスリンの作用
が不足して起こる病気です
 
 
  どんな人が糖尿病になりやすいか? 
 
 
        次のような原因によって糖尿病が発症します
 
 
       1.食べ過ぎ
       2.運動不足
       3.アルコール等の飲み過ぎ
       4.ストレス
       5.肥満
       6.遺伝
       7.妊娠(上記の原因と合併した時)
 
 
 「尿糖が陽性」だと糖尿病ですか?  
 
 
   健康診断で糖尿検査を受けた後「尿に糖が出ているから糖尿病かもしれない」と
 心配している人がいます。尿に糖が出ているというのは、「血液中の糖が尿に漏れる」
 と言うことで、血糖が高いらしいと言う注意信号です。尿糖検査は、糖尿病の早期発見
 のきっかけにはなりますが、一概に糖尿病と決めつけるのは間違いです。
 糖尿病と診断する為には、次のステップとして血糖検査を受けなければなりません。
 逆に糖尿病でも尿に糖がでない事もあります。
 
 
 病院等でブドウ糖負荷試験ヘモグロビンA1C検査を受けるとはっきりした
 
結果が分かります。
 
 
 ブドウ糖負荷試験とは・・・  一般には75gブドウ糖液を飲んで、血糖値を急激に
                  上げてもらい30分ごとに採決し、そのときの血糖値から
                  病気を診断する検査です。健康な人なら、すぐに血糖値
                  は下がって、2〜3時間後には
90〜100mg/dl位に
                  落ち着きます
が、糖尿病になるとこのような状態には
                  維持出来なくなり高い血糖値を持続しやすくなります。

                  但し、早朝空腹時の血糖値が明らかに140mg/dl
 
                  以上ある人や、糖尿病性合併症を持っている人はこの
                  負荷試験を行う必要はありません。

 
 
        (正常値の人)・・・ 空 腹 時 109mg/dl 以下で
                            1時間値 159mg/dl 以下 
                            2時間値 119mg/dl 以下なら正常です。

        (境 界 型) ・・・ 2時間値が 120〜199mg/dl の間なら境界型と
                 言います。
                          (要注意:糖尿病予備軍です)
 
      (糖 尿 病)・・・ 空 腹 時  140mg/dl 以上で糖尿病です。
                2時間値が 200mg/dl 以上の場合は糖尿病です。
 l
 
   ヘモグロビンA1C検査とは・・・ グリコヘモグロビン(ヘモグロビンA1C)とは、赤血球
                     の中にある
ヘモグロビン(血色素)の一部で、ブドウ
                     糖が結合している特殊な
ヘモグロビンの事です。

                     このヘモグロビンA
1C は、過去1〜2ヶ月
の血糖値
                     とよく関係しますのでヘモグロビンA
1C が高ければ、
                     
過去1〜2ヶ月の血糖が高い状態で続いていた事に
                     なります。
 
 
 
早期発見・早期治療が大切だ!!
 
 
     病気には症状がつきものですが、糖尿にはどんな症状があるのですか?
 
 
  糖尿病は早期に症状の出にくい病気の一つです。気がつかない間に高血糖のまま
  放置してしまいやすいからです。
  高血糖が軽度の間は、症状が全く無い人の方が多いためです。

  高血糖がひどくなってくると初めて、のどが渇く、お小水が多い、食べても食べても
  体重が減ってくる、といった症状が現れてきます。おもな症状を下にあげます。
  これらの症状があるときは、既に糖尿が進んでいるのです。

 
 
    (糖尿病の主な症状)

          1.すぐのどが渇く
          
2.よく水を飲む
          
3.トイレが近い(尿の回数が多い)
          
4.夜中に何度もトイレに起きる
          
5.体がだるい、疲れやすい
          
6.眠い
          
7.物覚えが悪い
          
8.集中しない
          
9.食べても食べても、お腹がすく
         
10.体がかゆい
         
11.足がつりやすい

 
 
 
糖尿病には2つのタイプがある!
 
 
   糖尿病は膵臓で作られるインスリンの働きの悪いことが糖尿病の原因であるが、 
  大きく分けて2つのタイプがある。
 
 
 
 ●インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病)・・・

      膵臓でのインスリン分泌が極めて少ないタイプか、インスリンを作れないタイプ
          ブドウ糖を細胞に入れるためのインスリンを作ることが出来ないタイプです。
          インスリンを体外より補給しないと生きていけないタイプです。
      生命を維持する為に、
インスリン注射に必ず依存していなければなりません。
      発病年齢が小学生〜高校生に
多く、その為、若年型糖尿病と呼ばれています。
      最近は高齢者にも発病する人が多く
なりつつあります。
 
 
 ●インスリン非依存型糖尿病(成人型糖尿病)・・・
 
      膵臓でインスリンは作られているのですが、出方が悪かったり、あるいは細胞
      側の様々な
原因によってうまく働かなくなるタイプです。
      
日本人の糖尿病になった人の95%以上がこのタイプです。
      インスリンは完全に欠乏
しているわけではなく、作用として効き目が落ちてい
      る状態です。
      その為、体外よりの
インスリン補充が絶対必要と言う訳ではありません。
 
 
 
 
なぜ、糖尿病が怖いのか?
 
       「糖尿病になったら合併症に気をつけましょう」と言われますが、どんな合併症
     がありますか?
 
   糖尿病の患者さんは高血糖状態(血液中のブドウ糖濃度が高い)にあります。
   高血糖状態が
長く続くと、神経、血管、腎臓に悪い影響を及ぼします。
 
 
 [糖尿病の三大合併症]
 
1.神経障害

       知覚神経、運動神経、自律神経などが障害を受けます。
 
      症状には  1.足先のしびれや痛み、麻痺した感じ、足が冷たい、足がほてる

                      2.夏でも靴下が必要
              
3.手先がしびれる、力が抜ける
              
4.インポテンツになる、精力が減退する
              
5.生理が狂ってくる、閉経が早い
              
6.便秘になる、下痢をおこす、便秘と下痢が交代におこる
              
7.立ちくらみをする、体が揺れて重心が保てない
              
8.額や顔に汗をかきやすい、足が乾燥してひびが入る

                 
 などがあります。
   2.糖尿病性網膜症

       初期には自覚症状は殆どありませんが、眼底出血が起こったりして、視力が
       障害され、最悪の場合失明してしまう大変怖い病気です。
 
       症状には  1.視力が落ちる
                        2.見えにくい
               
3.メガネが合わなくなる
               
4.目の前に何か黒い物が見える
               
5.何か赤い点が見える

 
 
3.糖尿病性腎症
         高血糖状態が持続すると、腎臓が障害を受けます。尿に蛋白が出るように
      なるのが初期症状です。
      症状が進むと、体内に水がたまりやすくなり、悪くなると、透析治療が必要に
      なる事もあります。

  

       症状には
                      1.だるい

                         2.つかれる
                         3.足がむくむ
                         4.貧血になる
5.肺に水が溜まり息が苦しい
6.吐き気がする
 
 
 
   この他に、糖尿病性昏睡、心臓病(心筋梗塞など)、脳血管障害(脳卒中など)、
     高血圧症、感染症、足の壊疸・壊死(細胞が腐ってしまう)など、さまざまな病気を
   合併する事があります。
 
 
 
糖尿病になったら
どうしたらよいのか?

 
治療法としては、食事療法・運動療法・薬物療法の三つがあります
 
 


  食事療法 ・・・ 糖尿病の場合、摂取した全ての食事を効率よく利用することが 
            出来ません。

            その為、1日に必要なエネルギー以上の食事は過剰となり、血糖を
            上昇させる
事になってしまいます。
            そこに、もともとインスリンの働きが不足しているの
に、余計な食事
            を取るとインスリンとの需給関係が更に不良となります。

            
従って、食事量を必要最小限に抑え、インスリンの必要量を減らす
            事になります。
 
                  食事療法といっても、単に食事の量を減らせばよいと言う訳では
            なく、医師・栄養士の指導のもとに1日の摂取エネルギーを決め、
            その範囲内でバランスの良い
食事をする。 
 
 
  運動療法 ・・・ 糖尿における運動療法は広く知られております。もともと運動不足
             の人は
糖尿病になる効率が非常に高いのです。
             運動が身体に及ぼすさまざまな影響は、
インスリンを効きやすく
             すると考えられています。
 


        主な効果として下記の5つが上げられる。
 
1.減量効果
2.ストレス解消
3.筋肉や骨の強化
4.善玉コレステロールの増加
5.細胞へのブドウ糖取り込み量の増加
 
 
  薬物療法 ・・・ 食事療法・運動療法は口で言うほど簡単ではなく、それだけでは
             血糖をうまく
コントロール出来ない人が出てきます。
             その補助的な役割を果たすのが
経口血糖降下薬とインスリン注射
             です。インスリン依存糖尿病の人は、
インスリン注射は必須の治療
             法です。
 
            経口血糖降下薬とインスリン注射の違い
 
      両方とも血糖を下げる作用がありますが、経口血糖降下薬の方は、膵臓を 刺激
    してインスリンを分泌させるさせる薬です。インスリン非依存糖尿病で
ある程度は
    インスリン分泌がある方で、血糖コントロールがうまくいかない
場合に使います。
    インスリン注射の方は、インスリンの分泌がないインスリン依存糖尿病の人や、
    経口血糖降下薬で効き目の悪い人などに使い、体内で出来ない
インスリンを体
    の外から補う意味があります。 
 
 
薬を飲んでも糖尿病は治る訳ではありません
 
 
糖尿病は自己管理が大切です
 
 
糖尿病で生活上の注意する点
 
 
  糖尿病で日常生活に於いて怖いのが、低血糖と糖尿病昏睡です。共に、意識が
  無くなる
危険な状態になります。
  とくにインスリン注射や経口血糖降下薬を飲んでいる方は、
決められた注射時間
  を守らなかったり、食事が遅れたり、日頃より余計に運動をしたり
すると、血糖が
  下がりすぎて低血糖が起こりやすくなります。
 
 
  低血糖症状 ・・・ この状態の時は応急処置として口に甘い物を入れなめさせる。
             (例:飴など)
 
1.手足のふるえ
2.発汗(冷や汗)
3.頭痛
4.動悸(どうき)
 
  低血糖の怖さ・・・高血糖とは逆に、血糖値が約60mg/dl 以下になると
             低血糖
といい、上記の症状が起きる場合があります。
    
 
 
  糖尿病昏睡症状 ・・・ この状態が発生したら直ぐに医師に診てもらう
 
1.脱水症状
2.吐き気
3.嘔吐
4.口渇
5.意識障害
6.消化器症状
 
 
糖尿病は治る病気なの?
 
   糖尿病は多くの場合、インスリンを上手に補い、または作用を高めてあげれば、
   良くなります。
   
また、高血糖も、きちんとした医師の指導を受け治療を守っていれば、良くする
   ことが出来ます。
   
しかし、一時的な病気と異なり、その後もしっかりとした治療を続け生活を正しく
   していなければ、すぐまた元に戻ってしまいます。
   一生油断は許されないと言う意味で、糖尿病の治療では「治る」・「治らない」と
   言った表現はあまりせず「しっかり治療をしていれば、一生治ったと同じ状態を
   保つことが出来る病気」と言う表現が多いようです。
 
 
糖尿病は自分でコントロールする
 

 最後に

   このページ(糖尿病ってなあに)はのりたんが個人的に作成したものでありますのでいかなる責任も負えません。
   専門家ではありませんので間違い的な表現をしている部分があるかもしれませんのであしからずご了承願います。
   あくまでも参考にして頂ければと思っております。
 
不明なことは医師等・専門家にお聞き下さい


                                                                       参考文献 糖尿病とは?
   

 
        (糖尿病の人たちの集い)
全国組織で糖尿病になった方々が、お互いに正しい情報を学びながら励まし合う友の会があります。
                        お問い合せは下記まで
                        (社)日本糖尿病協会   〒105−0012 東京都港区芝大門2−4−4 中根ビル4階