■クラウンのリコール■
情報提供:兄さん(HP)
リコールとは… | 欠陥車による事故を未然に防止し、自動車ユーザー等を保護することを目的とするものであり 自動車製作者等が、その製作し、又は輸入した同一の型式の一定の範囲の自動車の構造、 装置又は性能が自動車の安全上、公害防止上の規定(道路運送車両の保安基準)に適応し なくなるおそれがある状態、又は適応していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある 場合に、その旨を運輸省に届け出て自動車を回収し無料で修理する制度(リコール)です。 また、このリコール制度の他に、自動車製作者等が、自動車等の構造、装置又は性能が 基準不適合状態ではないが安全上又は公害防止上放置できなくなるおそれがある又は放置 できないと判断される状態で原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を運輸省に届け 出て自動車を回収し無料で修理する改善対策制度があり、これらの制度の適切な運用と情報 提供を通じて、自動車交通の安全確保及び公害防止に努めることとしています。 |
届出 | 1994年05月17日 | 対象 | 330,501台 | ||||||||||
状況 | 交流発電機内にある整流器に製造不良のものがあるため、長時間の渋滞走行等で原動機 室内の温度が上昇し整流器の樹脂部品が高温になるような条件が長時間繰り返されると整 流器の樹脂部品が収縮し、整流器の電気回路が導通不良となりスパークが発生する場合が ある。このままの状態で使用を続けると当該電気回路が溶損あるいは溶損のうえ整流器の 樹脂部品が発煙して発電が停止し、最悪の場合、走行不能に至るおそれがある。 |
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対策 | 全車両、整流器の電気回路の導通を確保するためにバネワッシャを追加する。なお、整 流器の損傷状況を点検し、損傷しているものは交流発電機を良品と交換する。 |
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届出 | 1992年06月18日 | 対象 | 52,191台 | ||||||||||
状況 | ターボ(過給機)付きディーゼルエンジンのシリンダーヘッドガスケット(気密材)の 剛性が低いため、高負荷走行等の運転を続けた場合、当該ガスケットから燃焼ガスが、冷 却水循環通路に漏れ出し、ラジエータの冷却水を外部に押し出すことがあり、このままの 状態で使用を続けると、冷却水不足となり、オーバーヒートして、最悪の場合、エンジン の焼付きに至るおそれがある。 |
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対策 | 全車両、シリンダーヘッドガスケットを対策品に交換する。 |
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届出 | 1992年05月28日 | 対象 | 169,594台 | ||||||
状況 | 車高調整機能付き空気バネ式緩衝装置(エアサスペンションシステム)の空気圧縮機( コンプレッサー)の空気吸入口位置が不適切なため、走行中に雨水等を吸い込み、コンプ レッサーまたは圧縮空気乾燥器(ドライヤー)の構成部品に、異常磨耗または錆の発生す るものがあり、このままの状態で使用を続けると、コンプレッサーの昇圧不良等により当 該装置の機能が損なわれ、最悪の場合、車体の前部または後部の車高が下がり、走行中 路面と干渉するおそれがある。 |
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対策 | 全車両、空気吸入口位置を変更するとともに、コンプレッサーとドライヤーの構成部品 を対策品と交換する。 |
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届出 | 1991年04月09日 | 対象 | 79,912台 | ||||||||||||
状況 | 交流発電機に取り付けられているラジオ雑音防止用コンデンサ(蓄電器)の一部に製造不 良のものがあるため、このままの状態で使用を続けると、エンジンルーム内の温度変化の 影響により、当該コンデンサが内部で短絡して焼損し、最悪の場合、火災に至るおそれが ある。 |
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対策 | 全車両、当該コンデンサを良品と交換する。 |
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届出 | 1999年05月18日 | 対象 | 313.695台 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
状況 | 前輪緩衝装置のロアアームとナックルアームを連結しているロアボールジョイント内部の 潤滑性に一部不適切なものがあるため、このままの状態で使用を続けると、摺動部分が 異常に摩耗して損傷し、最悪の場合、ロアボールジョイントがナックルアームから外れ 走行不能に至るおそれがある。 |
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対策 | 全車両、左右ロアボールジョイント(ナックルアーム付き)を対策品と交換する。 |
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届出 | 1991年04月09日 | 対象 | 1.714台 | |||||||||||||||||||||
状況 | 車両後部の灯火装置において、トランク部の電気配線の取り回しが不適切なため トランクの 開閉操作を頻繁に繰り返すと当該配線が損傷するものがあり、最悪の場合 後部灯火類の一部が 点灯しなくなるおそれがある。 |
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対策 | 全車両、当該コンデンサを良品と交換する。 |
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参考:運輸省HP |
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