14MHzリニアアンプ(150W出力)


CQ誌にJJ1DYR鈴木さんが紹介されていた「28MHz100Wリニアアンプ 」の記事をもとに、トランジスタやコイル、コンデンサの定数を変更して作りました。
以下、各部の説明をいたします。

リニアアンプ前面 jpg 7.9kB
[ケース前面より]
電流計はフルスケール1mAのものを分流器(細い電線 を並列に入れただけ)を使って10Aまで見られるように していますが、精度については...

リニアアンプ内部 jpg 18kB
[ケース上から]
右側が特注のトランス。L2は手持ちのコアにT94−6がなかったので T200−6を使用(中央にみえるバカでかいコア)

リニアアンプ後面 jpg 11kB
[後面パネル」
入出力コネクター部のアースはケースから浮かせています。ケースへの 接地はリニアアンプの基板からのみ行ない、接地線のループによる有害な 迷走電流が流れるのを防いでいます。


(アンプの基板について)

1.両面基板にランドを貼り付けて、その上に配線しています。放熱 器は適当なものがなかったので電気工事に使用する400sqのアルミ線 接続に使うスリーブ(接続用材料)にドリルで多数の穴を開け、表面積 を増やして使っています。(格好は悪いですが外からは見えない)

2.入力部に3dBのアッテネータを入れているのは親機へのミスマッチを 防ぐためと、親機からのオーバードライブを防ぐためですが2SC2510 は入力電力7W入れても問題無いのでQRP機をつなぐ場合は入れなくて もいいかもしれません。

3.各コイルはトロイダルコアを使用していますが、L4にこれを使用したところ直流電流 がピークで8A以上流れるため磁気飽和して発熱し、使い物にならなかったのでここには 50Ωの抵抗の上にエナメル線を数10回巻いたものを使用しています。

4.半固定コンデンサーは入力側は耐圧の低いセラミックトリマー、出力側は500V耐圧の タイトトリマーを使用しました。

5.調整は親機の出力を絞った状態(1W程度)で4個所あるトリマーを入力側から順に 回して最大出力が出るようにします。トリマーを動かしても最適ポイントが見つからない時は 並列にコンデンサを追加するか、トロイダルコアの巻き数を加減します。この辺の作業は カットアンドトライで根気のいる作業です。
6.ある程度調整できたら親機から5〜7W入れて再度トリマーを調整します。この時点で 私の場合150W位の出力が確認できました。(2SC2510のコレクタ電流は9A弱でした)

7.アイドリング電流は1KのVRで調整し、0.2A位になるようにしていますがトランジスタが 暖まってくると0.5A位まで増えてきます。ダイオード(10D1)を熱結合させて温度補償は していますがうまく働いてないようです。でも運用上は大した事ではないのでそのままにしてい ます。

(電源回路について)

電源を一緒に組み込んだため、この回路だけでスペースの半分を占領されてしまいました。 フルパワー時に28V,9Aの容量を必要とするため、電源トランスは二次側30V,15A のものを特注しました。整流した電圧は30V強となり、レギュレーションが悪いので28V 設定の定電圧回路を通してから供給しています。ここで発生する熱はわずかなので放熱器は小さ目 (10cm四方)で済ませています。

(送受切換えについて)

入力部と出力部にリレーを各1個づつ使っていますが、周波数がそう高くないので「トランジスタ 活用ハンドブック(P212)」に書かれているように入力側リレーは片切りのリードスイッチ にしてもよいかと思います。(下図参照)
スタンバイ信号は親機(自作トランシーバー)よりリモートケーブルで供給しています。
リレーの接続 gif 1.9kB
基板の回路図(file size−−14.4KB)

基板の配線図(file size−−8.8KB)


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