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山の資料

 

山 の 仲 間 の 本


 山の仲間が相次いで本を出しました。山に対する気持ちととその人の生き方が伝わってきます。


◎ 日本列島の山脈と大地にかけた第二弾の本です。



資料名 発行所・著者等 内容等
日本一の自己満足

自費出版

木戸 賢吉

2016.12


1,200円
(税込)

 「日本一の自己満足」が出版されました。

 日本列島山岳単独縦横断達成
 沖縄喜屋武岬から北海道宗谷岬まで
 
 (内容)
 ○ 本州最北・最東端から最南・最西端へ
 ○ 四国・九州を歩く
 ○ 地の果て北の大地を歩く
 ○ 憧憬よ永遠にオートバイ日本列島縦横断一周
 
 (販売)
     次の場所で販売しています。
      三条市一ノ門1 山田ベーカリー
      〃 桜木町1 エコロジーショップみずすまし
      〃 仲之町  野島書店
      〃 五明   ウエスト三条店




◎ 日本列島の山脈と大地にかけた青春の本です。



資料名 発行所・著者等 内容等
あこがれの山に

自費出版

木戸 賢吉

2008.12.24


2,300円
(税込)

 「青春(あこがれ)は遙かなる稜線(やま)に」が出版されました。

 「人の集まる山を登るなんて、あなたらしくない。」
 亡き妻の言葉に、日本列島山岳往復横断の単独行が始まった。
 今、加賀の白山から鳥海山への日本の豪雪地の分水嶺を行く。
 そして心に刻まれた問いに愚直に自らの生きる意味を綴る。
               (表紙カバーより)
 
 (内容)
 ○ 百名山、二百名山、三百名山踏破記録
 ○ 日本列島山岳往復横断記録
 ○ 本州の中央分水嶺踏破記録
 ○ 日本海豪雪地の山脈横断記録
 ○ 道理と法律の矛盾を考える
 ○ 世界平和を願う
 ○ 宇宙の視野で地球環境を省みる
 



◎ 「越後百山」が新しくなりました。

資料名 発行所・著者等 内容等
越後百山



越後百山





新潟日報事業社


佐藤 れい子


2008.6.28


2,000円(税別)
 2001年3月初版発行の「越後百山」が改訂されて出版されました。

 日本中どこも百山ブームである。
 この「越後百山」は日本山岳会越後支部で選定され、「越後山岳」第8号(1989年)で発表された。しかし、一般の書店にあまり並ばない書であるため、新潟県内の登山を趣味とする人さえ、その存在はあまり知られていない。さらに、「越後百山」には既刊のガイドブックにない山が約2割ある。
 それらはほとんど登山道のない山であり、越後の山特有の豪雪と密やぶのため、容易に完登できない百山であることが、その存在の広まらない要因にもなっていた。
 著者は十代後半から登山を始め、これまで約30年間続けてきた。その著者がこのたび「越後百山」を完登したことで、その集大成として出版したのが本書である。
 著者の登山範囲は新潟県内はもとより、広く北海道から九州屋久島や海外までおよび、登山形態は一般的な登山道歩きからやぶ山、沢登り、山スキーと幅広い。その著者が「百山」の存在を知ったのは、今から約10年前で、その時点で既に80を超える山に登っていた。しかし、その後も著者は「越後百山」を完登することだけを目標にしてきたわけではない。あくまでも自分らしい登山を続けてきた結果である。
 本書は単独や子供を連れて行ったもの、職場の仲間、所属する山岳会、アマチュア無線を通じて知り合った人たちと一緒に登った記録を綴った紀行文である。自身で撮った写真、ルート図やコースタイムもおりまぜて、百山に限らず周辺の山々も含めた踏査となっている。
 その一つひとつを読んでいると、登山内容にもまして、主婦であり、母であり、仕事を持ちながらこれだけの山を登り続けてきたことに、頭が下がる思いである。
 書名から本書を新潟県内の山のガイドと判断する人も多いだろう。しかし、著者が指摘しているように本書はガイドブックでない。
 むしろ過剰な登山情報によって知らず知らずマニュアル化された登山しかできなくなっている多くの人を、真の大自然に導く手がかりを与えてくれる書と言っていいだろう。
                              (武田 宏)



◎ 「新潟の低山薮山」に続く第2弾・羽田さんの本

資料名 発行所・著者等 内容等

白山書房


羽田寿志 


2005.5.10


1,800円
(本体+税)





 山形・新潟・福島の道無き山

    (目次・全101編)
 ○ 山形の山(26編)
 ○ 新潟山(34編)
 ○ 福島の山(41編)





◎ 北越後の山のエキスパート亀山さんの本

資料名 発行所・著者等 内容等
山の遊学道






自費出版


山遊亀 


2004.9.10


2,310円
(本体+税)



完売したとのことです。(19.12.10)

 朝日・飯豊山地の密藪の山から身近な里山まで、二万五千分の一地形図に山名が記載されている北越後の山々(山北町・朝日村・粟島浦村・村上市・神林村・関川村・荒川町・黒川村・中条町・加治川村)130余座を全て訪ねた山行記。歴史、民俗、地質、動植物、山名由来、里人とのふれあいなど、その内容は広く、深い。

    (目次・全141編)
 ○ 三面の山(23編)
 ○ 山北の山(12編)
 ○ 高根・布部周辺の山(17編)
 ○ 蒲萄山地・粟島の山(14編)
 ○ 岩船丘陵周辺の山(10編)
 ○ 関川郷の山(35編)
 ○ 胎内川流域の山(21編)
 ○ 蔵王山塊・櫛形山脈(9編)

   〜山遊亀プロフィール〜
  
 新潟県中条町生まれ。1960年7月に初めて飯豊連峰に登る。
 それ以降、朝日・飯豊山地を中心に四季を通じて山遊びにいそしむ。
 30年間、粘土鉱物類の物性分析に携わってきたこともあって、自然界全般に興味を持つ
  中条山の会員 岳愛倶楽部代表




◎ 懲りない面々パート2

資料名 発行所・著者等 内容等




森の遠くで






白 山 書 房


武  田  宏


2002.3.19


1,600円+消費税
 「登山を通した私の半生記」と副題にあるように、山との付き合い方や家族との絆などを、著者は肩肘張らず素直な文章でつづっている。しかし、活字の背後に見え隠れする人生は、決して平らなものではなかった。
 41歳の著者は、これまで山で2回死と直面、さらに父親は山で遭難ししている。この間に二人の子供に恵まれるが、その誕生を前にした夫婦の葛藤、さらに生まれたばかりの子供の病気など、文字通り山あり谷ありの連続だった。
 1987年8月、20代半ばの著者が白馬岳を登山中に突然意識を失い、ヘリで病院に運ばれ、数日間生死の境をさまようシーンから始まる。著者自身はこの時意識がなかったので、回復を祈る家族の心情を、お母さんが鋭い筆致で活写されておられるが、切々たる思いが胸に迫ってくる。
 94年10月、新潟、長野県境に連なる山稜地帯の野々海にキノコ採りに出かけたまま帰らない父親の捜索行動を、著者は時間刻みで淡々と迫っていく。そして数日後、彼自身が父を発見した。父の眠っていた辺りは著者が学生時代、研究のために何度も通った地だった。
 97年2月に長男の真登(まなと)が、99年10月に長女季笑(きえみ)が誕生する。家族で一緒に登った山や、命名のいきさつを述べている。ここにも家族との深いつながりと、彼らしいやさしい心遣いがうかがえる。
 以前、岩船郡と山形県の両方の朝日村にまたがる、道のない化穴山(ばけあなやま)に登りに行ったときのことだった。稜線上に直径2メートル足らずの水がほとんどない池があった。著者が長靴の先で池の泥をすくった。すると数ミリほどの白い半透明のモノが見えた。「これがマメシジミです」と言った。彼から聞いて名前は知っていたが、想像とはかけ離れ脆そうで弱々しいモノだった。
 稜線上の池の存在も不思議だが、その閉ざされた中に生き物がいて、それを追いかける人がいる。筆者のような凡人は、山で楽しめば終わりだが、著者はものを観て究めるという姿勢を持ち続けてきた人物である。本書からもその一端が分かるが、探求心の強さから、渓流釣りやテレマークスキーなど多彩な趣味へと発展し、それが豊かな人間関係へと広がっていった。
 随所に森でみつけた小さな命をちりばめてあり、それらを探すのも本書を読む楽しみのひとつである。
                       (羽田 寿志)



◎ 懲りない面々パート1

資料名 発行所・著者等 内容等
新潟の低山薮山










白 山 書 房


羽 田 寿 志


1998.8.10


1,900円+消費税
 「登山道から外れたとき、山の世界が無限に広がり始める」とは登山の書物でよく目にする言葉である。しかしこの言葉を実感している登山者は少ない。
 最近は何度目かの登山ブームで、ガイドブックに載っている山はどこも登山者で大賑わいである。しかし新潟県内には2万5千分の1の地形図に山名が記されているだけでも約1,000の山がある。
 つまり県内の多くの山は、人が訪れることの少ない静かな山なのである。本書はそのような登山道の整備されていない、低山藪山を歩いた紀行文である。
 私の山仲間の女性は「はじめから道がわかっている山なんて、答えを見てから問題を解くようなものだ」と言ったことがある。それはまだお互いが著者と知り会う前だった。
 登山道がないと思われている山でも、必ずゼンマイ道やナタメなどの山頂に至るヒントが隠されている。それらのヒントを探しながら達した山頂の感激は、ただ漫然と登山道を歩いて登った山とは比べものにならない。それは「自分だけの山の発見」と言ってよいだろう。
 著者の羽田寿志さんはそのような登山を得意としている。本書は、そんな著者の魅力に引かれて集まった仲間と登ったり、著者が単独で登ったりした新潟県内と隣県の山が108山紹介されている。

 登山道から外れた山登りをしてみたい人には、本書はよい指南書になるであろうし、それが無理だと思う人でも地図を見ながら本書を読むだけで、未知の山に踏み込んだ気持ちになれるだろう。
 本書には地図、写真、ポイントごとの所要時間(著者が実際に歩いた歩行時間)といったデータが付されており、その山に登るための参考になる。しかし著者の意図するところは、著者の模倣でなく、自分で地図を見て山を探し、実際に山中で迷いながら山頂に達したときの喜びを知ってもらうことだろう。
 著者が歩いたルートには著者が付けた赤布などの目印は全くない。全て取り去りながら下山するからである。山には何も残さない。それが著者の、山とあとから登る人に対する礼儀だからである。
 なお、本書は108山の紀行ガイドとなっているが、著者が案内する109番目の山は表紙の中にある。
                               (武田 宏)
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