駒ケ岳6/10

駒ケ岳登山道状況(駒ノ湯〜小倉山〜駒ケ岳) ２０００．6．10　現在

１．駐車場状況
　　　　　　夏の駐車場は使用可能。結構すいている。

２．概況
　　先日入梅したもののまだ残雪は多く、夏道と冬道のルートが入乱　　　れ、小倉山から上は所々道が見えなくなっている。初心者だけで入　　るにはまだ少し早い。始めて入る人は地図をよく確認して来るこ　　　と。
　　またブトの出るのも早く連休には発生し、６月３日とうとう駒の小　　屋までついてくる。
先日米山さんが倒木やかかり木などを片付けてくれたのが、下のほ　　うは緑が濃くなり草も伸びてきて少しズボンに触れるくらいになっ　　てきた。
結構軽装の客が増えてきているが、まだまだ山頂は冬、半袖で登っ　　ても上では長袖に
　　着替えフリースを羽織る。装備は完全に。
　　６月10日 霧　視界10〜15ｍ、気温5．6℃。軽装の客多し、
　　枝折峠への除雪は5月２９日から始まっているが、通れるのは中旬　　〜下旬？

３．苦情
　　まだまだ下山時に踵ですべって、トレースを壊して降りてくる人が　　多い。滑ってくるなら登りと違うところを滑ってくること。

４．状況
　駒ノ湯〜小倉山２合目
　　　　全部夏道。雪は全くなし。

　小倉山２合目〜栗の木の頭　　　
全部夏道。一部雪が道の東側に見える程度。

栗の木の頭〜鎖場下
　 夏道、標高９５０ｍ程の所で少し雪渓の横を歩くだけ。
ツツジ・シャクナゲはピークすぎた

　鎖場 　
一番下の鎖は４月３０日から全部出ている
２番目３番目は一部出て来た。幅３〜4ｍ程の雪渓の急斜面、　　　　下山時はピッケルがあった方が良い。一歩一歩確実にキックス　　　　テップで降りたほうが良い。
雪渓の両側の雪の融けたところがカタクリ満開。
一番上の鎖は切れているのが残りが殆ど雪の下なのでもう少し　　　　出てきたらつなぐ予定。

鎖場〜小倉山
　　　　一番上の鎖〜ニセ小倉ピークは夏道。
小倉山ピークはアズマシャクナゲ盛りすぎた。イワウチワまた　　　　一部イワカガミも
　　　　咲いている。雪の消えた所にはカタクリ、タムシバ。

小倉山〜百草の池
殆ど夏道が出始めている。
途中の湿地帯に残雪があるが融け始めているので、藪が濃くテ　　　　ープ見にくくなるかもしれない。ガスっているときは注意。
タムシバ・カタクリ・イワウチワが盛り、一部シラネアオイ。

百草の池〜白沢の頭(前駒)
百草の池はまだまだ残雪多いが夏道が1／3は出ている。夏道　　　　と冬道のルートが入乱れているのでルートに注意。特に1６５0　　　　ｍ位で夏道が土手のように見える所を右(大チョウナ沢側)に向　　　　かうと草付斜面が急で夏道に出にくい。東側の雪渓側に夏道の　　　　入り口あり。目印に鉄筋にピンクテープをつけて横にしてある　　　　のでそのままにしておくこと(立てると転ぶので)
　　　　ガスの時は特に注意。テープはなるべく夏道付近につけてある　　　　が、なかには冬ルートにつけてある所もあるので注意。テープ　　　　の間隔は4〜50ｍ、視界10〜15ｍではテープが見えなくて当　　　　　然、ガスったら動かないで落ち着いてルートを捜すこと。
前駒頂部にクラックあり、雪渓を登る場合もピーク手前で早め　　　　に北西側の夏道の方へゆく。
百草の池の近くの夏道にシラネアオイ・ツバメオモト

白沢の頭(前駒)〜駒の小屋
稜線は所々夏道もでているが南側の残雪多く問題なし。
　　　　５月２７日に小屋の下の岩尾根(旧道)、大チョウナ沢源頭部か　　　　らの雪渓が切れたのでザイルを伸ばし、現在もそのまま。通過　　　　は一人づつにすること。下の人が急に引っ張ると上の人がバラ　　　　ンスを失う。(南側のクレバスの終わりから夏のルートはクレ　　　　バスが大きい上雪が堅くなっているので、雪渓を降りる人はピ　　　　ッケルをつかい、一歩一歩確実にキックステップで降りたほう　　　　が良い。状況により米山さん(管理人)がステップ切る予定
特に泊り客の下山時は朝早いので注意。

駒の小屋〜頂上
小屋の前は全く雪なし。小屋から上は残雪多し、夏道は半分出　　　　ているがガスに注意。主稜線、分岐から上は全部夏道が出てい　　　　る。
主稜線ではミツバオーレン・タテヤマリンドウ・アズマシャク　　　　ナゲ

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