銀山平 日向倉山積雪状況 2001.4.7


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Posted by 皆川 on 2001/04/09 08:56:48:

    銀山平 日向倉山 積雪情報 2001.4.7
    先週からシルバーラインも開通し今日もスキー客が奥に向っていく。銀山平は去年よりずっと少なく一昨年並みの様子。壁は積雪4〜4.5m位。トンネルとスノーシェッドの間に恒久的なシャッターがついた。除雪は伝之助小屋に向って曲がり100m程度先までである。
    7時40分 天候晴れ 風無し 車は他に無し。TEXは遅れるというので先に出発する。手前の尾根の取りつきにカモシカの子の骨があり穴の回りに毛が散乱している。鳥が引っ張り出したらしい。去年この先で2匹のカモシカがいたがその子か?。この尾根も登れそうだがいつものとおり3つ目の尾根に取り付く。他にもスキーやワカンの跡があり、人が入り始めた様子。
    2人共スノーシューでスタート。すごく雪虫が多く足を置くのに気を使う。雪はクラストしていない15〜20cm程もぐるが歩きやすい。風が無くとても暑い。すぐに半袖シャツ1枚になる。米さんは長袖2枚にズボンの下にタイツとの事。脱げばと言っても暑くないと言う、不思議だ。タオルを絞るほどではないが汗が止まらない。駒に向ったと思われる人影が銀山平に小さく見える全部で5人ほど。
    TEXが到着したと無線が入る、ひとつ手前の尾根を来る様に勧める。
    50分ほどで主稜線にでると少し風が出て来た。急登も終わり、ここからはなだらかな広い尾根、右手の荒沢岳がすばらしい。鷲が翼を広げた様だ。この景色を見ながら上れるのはこの山だけである。稜線の雪も少ない。去年より1〜2mは低い様だ。去年は木々の幹が殆ど雪の中だった様な気がするが、今年はそんなに多くない、ただ風が強かったようである。後ろで駒や中が光り、左には桧・毛猛がまだ真白である。左の斜面にカモシカを見つけ大声で呼ぶが、ゆっくりふりかえるだけ、人間なんか無視している様だ。
    最後の登りにかかる辺りで、雪が割れてるところがある。この先は雪庇とクレバスに注意必要。昨日かおとといのトレースは雪庇の上を歩いている、よく行くもんだと米さんと話ながらこちらはトラバース気味に登って行く。
    10時 山頂では風も殆ど無く 天候は快晴
    遠くは春霞で見えないが、正面に南会津の山々、尾瀬燧・平ヶ岳・荒沢・中・駒・銀山平・桧・毛猛・未丈など360度さえぎる物の無い展望が待っていてた。少し風が出て来たので穴を広く掘りビールを冷やす。40分ほどでTEX達も到着、乾杯。望遠鏡で駒を見ると小屋のアンテナが見える、人は百草の池付近に居る様だ。
    3時間ほどゆっくり宴会の後下山開始。誰とも無くスノーシューで走り出す。駒・中の頂が光り出している。TEXの来た尾根を下りる。みんなスノーシューで走り出すが一気に下るのがもったいなくて止りながら下る。結局50分ほどで下山。すると沢の中で怖い物知らず7〜8人がスノーボードをしている。雪崩をしらないのか?。
    除雪は伝之助小屋の先の釣の監視小屋までするそうである。


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