鋸山　2001.2.3

鋸山　カモシカ調査　栃尾半蔵金積雪状況　　 2001.2.3
9時55分　天候　曇　風は殆ど無し、積雪は防雪センター脇で2〜2.5m位。防雪センターで米山さんとお茶を頂いているうちに山田さんも到着。風がないのでヤッケズボンを履き上はシャツ１枚で歩き出す。今朝圧雪したという林道には10ｃｍ程の新雪が積もっていた。途中で先週の山内氏の家に挨拶。真木林道は途中まで圧雪してあり歩きやすい。田圃に入ると、新雪は20〜30ｃｍ程度だが結構重く、スノーシューを踏みこむと、どこまでも沈むような感じがする。とは言っても膝くらいまでのラッセル。３人で交代だから楽である。新雪が深くなり、林に入る頃は、30〜50ｃｍの深さ、風が強い強くなりヤッケを着る。しばらく行くと風がやむ。雪も重くなったり、軽くなったり今日はいろいろ様子が変わる。雪も段々強くなり、吹雪になった。風は10〜15m。カモシカの姿を探しながら行くが姿は見えず、この天気ではカモシカも出てこないようだ、米山さんに言わせるとこの辺に住んでいるんだとは言うが。再びマーキングテープを付けながら行く。積雪は3.5〜4m位か、先日のテープも全部雪の中になってしまい見当がつかない。相変わらず雪は重い。それでも膝前後のラッセル３人なので順調に進む。花立からの稜線に出ると急に風が強くなり15〜20m位、山田さんもフリースの上にヤッケを着てフードも被る。先週は東側に雪堤が広がり、幅は5m程もあった稜線も、風が強くナイフリッジができ細くなっていた。また長岡側はクラストしていたりで厳冬期の八ヶ岳だとの話が出るくらいだ。米さんが写真を撮る間待っているにも雪庇の裏側に逃げないと立っていれない。真冬のブナ林うまく撮れていると良いのだが。
12時10分　山頂は吹雪、気温氷点下4〜5℃位　風は15〜20m 積雪2.5.〜3m位　視程は50〜100m。もうカモシカの事は忘れていてた。まず雪洞掘り。掘りやすい雪だ、30〜40分で5〜6人は入れるようなすばらしい居酒屋が完成。高さも中で立てる程。２時間程ナスコンビーフやすき焼きで盛りあがる。TEXの持ってきた菊水がうまい。外は猛吹雪、下山準備の終わった米さんが外に立っているとすぐに全身真白になり遭難者が立っているようだ。15時雪洞を壊し下山開始。風速25m以上か、息が出来ない程強い、雪は顔に吹きつけ痛い、目出帽を被ればよかったがザックの中。トレースは風下が少し残っている程度、殆ど消えている。スノーシューで快適に下るつもりだったが、先週と同じで新雪が割と重く、厚い雪で思うようには走れない。１時間ほどかかり防雪センター着。

このメッセージに返事を書く