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番号1927 大日岳(ダイニチダケ) 2,128m

所在地 新発田市、東蒲原郡阿賀町(旧鹿瀬町) 2.5万図「大日岳」 三角点 三角点なし 標高差 1,540m

掲載資料 コンサイス山名辞典、日本山名事典、日本の山1003山、越後百山、新潟の山旅、越後の山旅、新潟県観光便覧

緯度 374958 経度 1393937 国土地理院

登山口 登山道あり。実川。

山行記録  藪山ネット

 2020.09.29〜10.02

 梶川尾根登山口(2:00)→湯沢峰(3:00)→梶川峰(1:30)→門内小屋(泊)(1:10)→北股岳(1:15)→烏帽子岳(1:55)→御西小屋(0:10) →御西岳(0:40)→駒形山(0:50)→御西小屋(泊)(1:15)→大日岳(0:35)→西大日岳(0:40)→大日岳(1:30)→御西小屋(2:00) →烏帽子岳(1:10)→北股岳(0:50)→門内小屋(泊)(1:00)→梶川峰(1:30)→湯沢峰(1:30)→梶川尾根登山口

 登山口駐車場に着くと数台の車が駐車しているが、登山者は少ないようであった。
 快晴の中を梶川尾根の急斜面を登った。
 今日は梅花皮小屋まで行かずに門内小屋泊まりなのでゆっくり登って展望を楽しんだ。
 今年の紅葉は遅れているようであった。
 五郎清水はパイプからそれなりの量が出ていた。
 梶川尾根付近からは山裾に雲が出てきたが稜線ははっきりしていた。
 水場に寄ってから門内小屋に入ったが、入口に消毒液があり小屋内には仕切り板が用意されていて、宿泊者は全部で5名であった。
 管理料は今年から値上げされて2,000円となっていた。
 2日目も御西小屋泊まりとしたので余裕を持って出発した。
 ピークごとにアマチュア無線と写真を楽しみながら登った。
 梅花皮小屋の水場は豊富な水量が出ていて、管理料は2.000円となっていた。
 烏帽子岳から御西小屋への縦走路に熊がいるとの情報があったので対向者に聞くと前日(9/29)にダイグラ尾根で熊に遭った人がいたとの情報を得たので鈴を鳴らして登った。
 御西小屋に着いてから空身で御西岳と駒形山に登ってアマチュア無線を楽しんだが、本山には行かなかった。
 御西小屋の宿泊者は私のみで貸し切りだったので管理料2,500円は安い感じであった。
 御西小屋から大日岳へは、快晴で無かったが展望が良い状態だったので写真を撮りながら登った。
 大日岳山頂で展望を楽しみながら西大日岳方面を確認すると尾根伝いに進んで行けば良いことが確認できた。
 西大日岳方面は、熊のでる地域なので心配であったが、高い木が無く平坦なので熊がいれば、遠くから確認できる状態だったので安心して登った。
 大日岳山頂から西大日岳へは廃止の登山道がハイマツに突入していて藪になっていたが、登山道と反対の南側斜面を確認するとハイマツの縁に沿って踏み跡があったのでここを進んだ。
 枯れたハイマツの上を進むとハイマツの藪が終わって下りとなった。
 下方には、砂礫の大きな窪地があり、踏み跡は砂礫地を捲いて進んでいた。
 この付近はチングルマの群生地で踏み跡をチングルマが覆っていたので気をつけて歩いた。
 廃止した登山道の踏み跡は草に覆われていたが、尾根の南斜面が草付きの草地となっているので快適に歩けた。
 一カ所笹藪があったが5mくらいで難なく西大日岳山頂に着いた。
 西大日岳山頂は、三角点が有るだけで山頂標識は無かった。
 ここも大日岳山頂と同じく360度の展望があり、薬師岳への稜線がはっきり見えた。
 往路を引き返したが、御西小屋に着くとガスが出てきて展望が悪くなった。
 天気予報は午後から新潟県側は降水量50%となっていたが、予報どおり烏帽子岳付近から雨模様となった。
 北股岳付近は、雨は止んだが、風が強かった。
 御西小屋から門内小屋まで登山者には会わず、門内小屋の宿泊者も2名と静かな山旅だった。
 門内小屋からは梶川尾根を好天の中を下山した。
大日岳と西大日岳 梶川尾根登山口
湯沢峰山頂 梶川峰山頂
扇ノ地紙山頂 門内小屋
門内岳山頂 北股岳山頂
梅花皮小屋 梅花皮岳山頂
烏帽子岳山頂 御手洗ノ池
天狗の庭標識 天狗岳山頂
御西小屋 御西岳山頂
御西岳山頂・三角点 文平ノ池
大日岳山頂 大日岳山頂から西大日岳へ・ハイマツの右側を進む
廃止された登山道の状況 尾根伝いに西大日岳へ
西大日岳山頂 西大日岳山頂・二等三角点


 2001.08.09〜12
 小白布沢登山口(3:00)→地蔵岳(2:20)→切合小屋(2:00)→飯豊山(1:30)→御西岳(1:00)→大日岳(1:15)→御西岳(1:00)→飯豊山(1:30)→切合小屋(2:00)→地蔵岳(2:00)→御沢
 民宿から車で林道を小白布沢登山口へ送ってもらう。林道は工事中であまり整備されていない。大日杉方面への工事中の橋の手前で、左へ道が別かれて小白布沢へ入ると急カーブがあり手前に駐車スペースがある。林道はここから100mくらい奧に入っていて終点には、6〜7台が駐車できる。
 最初は、小さな沢をいくつも横切るように登る。道はプラスチックの土留め等で整備されている。尾根に登ると大きなブナが現れ付近の山を見ながら登ると主尾根に着く。御沢から登るより40〜50分は短縮できた。
 御沢からの登山道に合流すると登ってきた登山道へは「工事中につき通行止め」の看板が立っていた。合流点は旧横峰小屋から50mくらい登った地点である。
 合流点から三国岳へは地蔵岳へ登らずにトラバース道がついている。このため地蔵岳付近の道は、通行者がなく一時未整備の状態が続いたが、現在は整備しているとのことであった。
 御沢から地蔵岳の間の登山道は、長年使用されて溝状になっていて歩きにくい道である。
 トラバース道は、一度登ってから水平にトラバースしており、水場に向かって付いていて、道のすぐ脇においしい清水があった。清水から5分くらいで主登山道に合流する。
 剣が峰は、両側が谷の岩場で慎重に登る。三国小屋で弥平四郎口からの道と合流する。ここからは高山植物も多くなってくる。
 上り下りを繰り返して七森を過ぎると種蒔山の登りとなり雪渓も見えてくるが今年は暑い日が続いたためか雪渓が小さい。種蒔山付近からマツムシソウを筆頭に高山植物のオンパレードが続く。飯豊が初めての4名がイイデリンドウを見つけて歓声を上げる。今年は、花の色が鮮やかに感じる。
 今回の山行は、切合小屋をベースに大日岳を往復するお花見、写真撮影をメーンに計画したので、早速、切合小屋でくつろぐ。10名で分担して荷揚げした食料、果物、酒、ビール等を毎食時ごとに小分けする。小屋にも高価なビールがあるが、荷揚げした酒類は豊富で2日間は十分持ちそうである。
 当日は、パックツアー客の団体が二階を占領しており過密度が高く、夜から雨となったがいびきで雨の音が消されていた。
 翌日の夜明けには雨もあがり当日のメインコースとなる大日岳、本山等をバックに写真撮影したのち出発する。草履塚手前の雪渓も少なく、チングルマソウも花と毛になった状態のものが半分半分となっていた。
 草履塚から御秘所への下る場所で、猿の軍団が岩場に群れて奇声を上げていた。
 飯豊本山神社で参拝、神主さんは15日まで居るとのことであった。山頂付近には、イイデリンドウが多く咲いていたが、登山者は少ない。
 御西小屋から大日岳へは、ニッコウキスゲやマイヅルソウが咲いていたが本山付近より花は少ない。
 大日岳から西大日岳へは、少し藪がある程度との登山者の情報であった。
 大日岳から登ってきたコースを見ながら、切合小屋まで引き返す予定であったが御西小屋を過ぎると雨となった。
 最終日は、朝から本格的な雨の中を三国岳、御沢へと下って、「いいでの湯」で入浴して帰る。入浴料は500円で飯豊鉱泉のような赤い湯と透明な湯の浴槽があった。

 2001.07.21 岡本さんの記録 弥平四郎−飯豊本山−大日岳

 1999.07.下旬 武田さんの記録 飯豊連峰日帰り環状縦走

 1998.07.18 岡本さんの記録  大日岳

 1997.08.14 吉田さんの記録 大日岳

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