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番号1009 以東岳(イトウダケ) 1,771.9m

所在地 村上市、鶴岡市(旧東田川郡朝日町) 2.5万図「大鳥池」 三角点 一等三角点(点名 以東ヶ岳・イトウガタケ) 標高差 1,200m

掲載資料 コンサイス山名辞典、日本山名事典、二百名山、日本の山1003山、越後百山、ブナの山旅、山形県の山、越後の山旅、新潟県観光便覧、新潟の山旅

緯度 382035 経度 1395057 国土地理院

登山口 山頂は山形県。登山道あり。大鳥高岡。

山行記録  藪山ネット

 2018.04.28〜30

蘇岡発電所(2:10)→皿淵沢出合・作業小屋(5:00)→茶畑山(1:00)→戸立山(1:20)→三角峰水場(2:00)→以東岳(2:00)→1446mピーク(0:50)→化穴山(0:45)→1446mピーク(1:20)→三角池(0:25)→大鳥小屋(2:10)→三角峰水場(1:20)→戸立山(1:00)→茶畑山(3:00)→皿淵沢出合・作業小屋(2:10)→蘇岡発電

 化穴山は、大鳥池や以東岳から藪こぎで登頂されているが、今回は残雪を利用して三角峰の水場を起点にして、以東岳から化穴山に登って大鳥池に周回することした。
 茶畑山手前で会った夫婦の話しでは、赤川沿いのデブリが今年は多かったので残雪を期待して登って来たが、旧気象観測所からは雪の状態が昨年より悪いとのことで、化穴山を目指す予定であったが、この先も悪そうなので引き返すとのことであった。
 また、気象雨量計付近にいた熊狩の方の話しでは、残雪は例年と同じとのことであった。
 その後は、誰にも会わなかったので、静かな山行であった。
第1日
  蘇岡発電所入口で除雪が終了していて、ここには、熊狩の方の車両が数台停まっていた。
  除雪終了地点から皿渕沢出合までの林道は、大部分が雪に覆われていたが、木くずや石で覆われたデブリが多く
 有り、川が山側に迫っている場所は、慎重に通った。
  皿渕沢出合には、作業小屋があり、熊狩の方が泊まり込みで熊狩を行っていた。
  ここからは、尾根伝いに茶畑山を目指すが、皿渕沢沿いに夏道があるが、尾根へのルートは、作業小屋の裏手と
 なっていた。
  ここから、標高700m地点の気象雨量計までは、急斜面を登るが夏道があり、残雪は無くイワウチワが咲いて
 いた。
  気象雨量計からは、残雪の尾根を登って標高944m地点にある廃屋となっている旧気象観測所に着いた。
  旧気象観測所からは雪が切れていて、薄い藪尾根を少し登って雪のある急斜面を登ると標高1140m地点に着
 いた。
  ここから平坦な尾根となるが、雪が切れていて藪を登った。
  藪尾根には、踏み跡がある場合が多いが、踏み跡も無く濃い藪となっていた。
  夫婦の登山者は、この藪を過ぎた付近で下山したようであった。
  しかし、ここを過ぎると残雪が多くなって広い斜面を登ると茶畑山に着いた。
  茶畑山からは、以東岳や化穴山が遠くに見えた。
  茶畑山から戸立山までも大部分が残雪を歩けたが、一度藪に入ると密藪で動きが止まった。
  尾根の左右に残雪があってどちらに進むか迷った場所もあったが、尾根を忠実に登るのが良いように思われた。
  戸立山手前も尾根伝いの藪で山頂に着いた。
  戸立山から三角峰までは、雪の切れている場所があったが、2mくらい藪で楽に登れた。
  三角峰からは、夏道が見えたので笹原を下って夏道で水場に着いた。
  テントを張ったが、風が強くペグを二重にして飛ばないようにした。
  風は強いが雲も無く満月を見て、風の音を聞きながら夜を過ごした。
第2日
  翌日も快晴であったが、強い風が吹いていたので出発を少し遅らせた。
  水場から以東岳は、9割方、夏道を登った。
  以東小屋と化穴山を見ながら登ると以東岳に着いた。
  以東岳山頂には雪が無く、一等三角点があり、360度の展望を楽しんだ。
  少し下ると以東小屋であるが、昨年出来たばかりの綺麗な山小屋であった。
  以東岳から小法師山へは、雪面散歩であったが、中間付近で一箇所藪を下った。
  平坦な小法師山を過ぎると、1446mピークへの登りとなったが、ここも一箇所藪を通過した。
  1446mピークで下山路を確認して化穴山を目指した。
  50mくらい下降して細い斜面を登ると化穴山に着いた。
  化穴山山頂も雪が無く、傾いた三角点があった。
  360度の展望で甚六山、桝形山が近くに見え、遠くに以東岳から続く朝日連峰の山並みが一望できた。
  1446mピークまで戻って三角池に下ったが、この斜面は、一面が雪で覆われていた。
  雪で覆われている三角池から大鳥小屋に向かったが、大鳥池も雪の下となっていた。
  大鳥池の出口で橋を渡るが、ここの通過は、橋に下りる場所が雪で絶壁になっていた。
  作業小屋の西側に下りて、作業小屋を回って東側に出て橋を渡った。
  ここから三角峰水場までは、雪で覆われた斜面を夏道に沿って登ってテントに引き返した。
第3日
  テント場から蘇岡発電所までは、往路を引き返すだけであるが、登って来たトレースは、雪が融けて消えてい
 た。
  皿渕沢の作業小屋には、熊狩の方が泊まっていた
以東岳 蘇岡発電所入口の除雪終了地点
林道の状況 林道の状況
林道の状況 皿渕沢出合の作業小屋と尾根登山道取り付き場所
雪の無い気象雨量計設置場所への登山道 気象雨量計
旧気象観測所へ快適な雪面が続く 旧気象観測所
左側の雪が切れているので雪の無い尾根を登る 藪と雪が交互に続く平坦な尾根
茶畑山に近づくとまた快適な雪面となる 茶畑山山頂
戸立山に続く尾根 戸立山山頂
以東岳を見ながらキャンプ地三角峰水場まで頑張る 三角峰
三角峰水場分岐地点 雪の無い夏道で以東岳を目指す
以東岳 以東岳山頂
以東岳の一等三角点 どこからも見える以東小屋
以東岳山頂から大鳥池 化穴山を見ながら雪原を進む
平坦で特徴の無い小法師山 化穴山と1446mピーク
化穴山手前 化穴山山頂
化穴山山頂の傾いた三等三角点 化穴山山頂から桝形山
化穴山山頂から甚六山 化穴山山頂から1446mピークと以東岳
1446mピークから広い雪面を三角池に向けて下る 雪で覆われた三角池
雪で覆われた大鳥池 大鳥小屋
大鳥池出口の橋を渡る 三角峰のキャンプ地に向けて雪で覆われた夏道を登る


 2009.10.23 山道さんの記録 以東岳

 2008.09.01 酔いどれ山ガラスさんの記録 以東岳

 2003.05.03〜05 吉田さんの記録 化穴山〜以東岳

 2002.10.13〜14 岡本さんの記録 以東岳

 2001.08.14 吉田さんの記録 以東岳

 1998.09.05 吉田さんの記録 以東岳


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