− ○×ゲーム −

新しい詞は随時追加します。

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【○×ゲーム】

呼吸をするのも苦しいほど
胸がいっぱいで
穴をあけた風船みたいに
こぼれ落ちてしまう

まるまるまる
ばつばつばつ
ふたりはともだち?
それはウソさ
ふたりはこいびと?
それもウソさ

さよならを言い忘れたから
帰る理由もない
守るものを見つけなければ
ここにいる理由もない

まるまるまる
ばつばつばつ
境界はどこ
探したくないよ
出口はどこ
迷っていたいよ

一人でも淋しくないよ
それはウソさ
二人なら淋しくないよ
それもウソさ


 

 

【エレベーター】

青く悲しい空
ぼやけた街並み
ほこりっぽいにおい
錆びた自転車で
逃げるように駆け抜ける
ガラスの海に飛び込めば
まわるまわるエレベーター
空の果てに繋がっている
だけどいつか落ちてしまう

ふたつの影
リアルな痛み
キラキラしてる
映画のような会話
照り返す陽ざしを受けて
今だけ輝いている
途切れた思い出話から
どくんどくんと血が流れている

青く悲しい空
ちっちゃなトラウマ
陽にやけた肌
さよならのキス
いつものメロディ
キラキラしてる
たったひとつの空間
まわるまわるエレベーター
このままずっと落ちていけ
このままずっと落ちていけ


 

 

【灯火】

神様から与えられた僕たちの夜
岩の影から土の下から舞い上がり
宴が始まる

金管楽器がイントロを奏で
混声合唱があとに続く
答えはまだ現れない

たくさんの悲しみがスクリーンに映る
今は忘れて踊っていよう
未来じゃなくて過去が
生ではなくて死が
僕たちを繋ぎ止めている

神様から与えられた僕たちの夜
誰にも聞こえない 誰にも見えないまま
宴は続く

たくさんの想いがふるえている
水蒸気にように透明になる
歴史じゃなくて場所が
原因じゃなくて結果が
僕たちを引き留める

灯火が揺れて
影像が遠く流れていく
目を閉じて祈りを捧げる

金管楽器がイントロを奏で
混声合唱があとに続く
答えはそれでも現れない


 

 

【fracture】

何かが特別な日
何かがちがう日
何かを失った日
そしてわたしは
わたしを待っている

目が覚めたときから
涙があふれてくる
静かにしても
うるさくしても
痛みは消えないよ

草のにおい
土のにおい
夏のにおい
そしてわたしは
わたしを取り戻す

闇に包まれて
小さくて弱くて
たった独りで
だけど幻じゃない
魂はここにある

音のかけら
街のかけら
恋のかけら
わたしはゆっくり
ゆっくり埋めていく

目が覚めたときから
何かが新しい気分
風向きが変わるまで
あと少しだよ


 

 

【砂時計】

時計はどんどんずれていく
毎朝自転車をこぐように
正確に正確にずれていく
そして僕はまた無気力になっていく

優しい気持ち
いつものワガママ
どうでもいいはずの出来事が
さらさらと流れていく

記憶はどんどんずれていく
真似すれば真似するほど
水槽に注ぎ込む水のように
平行線上にずれていく

大丈夫だよ
このままでいいよ
こんなに簡単な言葉が言えずに
さらさらと流れていく

時計はどんどんずれていく
そして僕はまた無気力になっていく


 

 

【嵐】

魔法が解ける前に走れ
背負った重みを忘れずに
散った花を拾い集め
絡みあった糸をほどいて
深呼吸しよう

嵐は去ったよ
破れた殻を繋ぎ合わせて
僕らは元いた場所に戻る

太陽は高らかに輝き
小さな街を照らしている
さまざまな形の影を作っている
記憶を封印しないで
渦巻く予感を忘れないで

永遠の願いが叶うまで
たとえ危険を冒しても
循環を止めよう

嵐は去ったよ
大地は息を吹き返し
僕らは微笑みを交わす

太陽は高らかに輝き
壊れた街を照らしている
埋もれた悲しみで
乾いた地面を風が舞い
波打つ砂を掘り返す


 

 

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