17:00 02/07/17【10分で分かるリドミ文化講座】

えっとですね、私の主張は、テキストサイト界隈の次のような背景から出てきたものです。
(以下、限りなく私信につき、素で「テキストサイト界云々」話せてしまうような方はスルー推奨です)

★「優良サイト発掘」の必要性について
簡単に言えば、アンテナコミュニティは狭くて深く、リドミ・才人コミュニティは広くて浅い関係にあります。(この2つのコミュニティは、Web日記が発祥した1995年頃から既に、「べんりくん」と「津田日記リンクス」として岐れていたと思われます。参考。)1つのアンテナに登録されるサイトは200前後なのに対して、現在でのリドミ得票サイトは12000個超。また、アンテナコミュニティで比較的メジャーな存在であるなびろぐはトータル約70万hit、ただよう記憶は8万hitですが、8万hitといったら、ろじぱらや全盛期の侍魂ならたった1日で稼げるアクセス数です。このような巨大なコミュニティだと、ウラメンタルノートの221あたりに書いてあるように、

現在の個人テキストサイト群は「二極分化」の方向に進みつつあるようだ。ごく内輪で運営される小・零細サイトと、日に数千人規模の人を集める大サイトに分かれ、日に数百人ぐらいが見るような、いわゆる中堅どころの個人テキストサイトが少なくなりつつあるのである。

という現象が起こってしまいます。多くの読者がテキストサイト大全に掲載されているような大手サイトをチェックするだけでいっぱいいっぱいになってしまい、新参サイトはどんなに良い文章を書いても大手サイトが文中リンクでもしない限りメジャーな存在になれない、という歪みが発生します(だからと言って、わざと斬鉄剣に気に入られるような文章を書いたなんて方法は本末転倒だと思うし)。また、大手サイトは大手サイトで一日数千以上の読者を意識するあまり、片寄った意見が書けなくなって、個性を失ってしまうことが多いのも事実であり、テキストサイトの二極分化は、この界隈全体のレベルの低下にも繋がりかねません。

そこで、このテキ(閉鎖)中堅スレのように、埋もれた優良サイトを発掘しようという動きが出てくるわけです。ただし、今のところ必ずしも上手く機能しているとは言えません。

★理想的なリンクについて

テキストサイトが「広くて」浅いコミュニティであるが故の問題を述べましたが、次に広くて「浅い」コミュニティであるが故の問題を。

浅いと言うことは、個々のサイトの独立性が高いということであり、他サイトの文章を読んだことが前提となるテキストよりも、それ自体で完結したテキストのほうが一般的だということです。よって、文中リンクの数はアンテナコミュニティに比べずっと少なくなります。にもかかわらずみんなが文中リンクするほど強い動機が生まれる時といったら、最近ではStyle Lessパクリ騒動とか、各種ネットバトル(例)の時などに限られてしまい、必然的にネガティブなイメージがつきまといます。

大手→大手で文中リンクすれば「馴れ合い」と批判され、中小→大手だったら「売名行為」「アクセス乞食」と批判され、大手→中小の場合は、突然増えたアクセスに耐えられなくなって閉鎖されてしまう。スレからの批判が恐くて思うように文中リンク出来なくなってしまった人もけっこういるのではないでしょうか(私はそうです)。先日私が「もっと気軽に文中リンクをしよう」と日記に書いたのが、今の状況に疲れてしまったからです。

このように、文中リンクの使い方が未成熟なテキストサイト界隈においては、アンテナを導入したところで、「アンテナによって緩く相互接続された『あるサイト群』がそろって同一サイトへの文中リンク及びレビューを一斉に載せることで、そのサイトの露出が急激に上昇するという現象」が起こるとは思えません。もしも「アンテナがあるからいいや」と通常リンク集を捨ててしまえば、おそらく、更新頻度の低いサイトを埋もれさせるだけの結果に終わるでしょう。

★結論(表)

そこで、優良サイトを埋もれさせないために残された可能性は、通常リンク集の充実ということになります。事実、初めてのサイトを見る時はリンクページからという見解はテキストサイトでは割と一般的です。

一昨日のテキストでは、最低限「通常リンク集を破棄しない」ことを提案しました。また付け加えると、なるべくリンクにはコメントをつけて欲しいなあ、とも思います。

更に、如星さんのおっしゃるように、文中リンク文化をもうちょっと成熟させる、という解決策もありだと思います。ただ、これに関しては個人で出来ることは限られています。

あ、松本様ステキ!

★結論(裏)

「いつかどこかで見たことのある文章」を、参考リンクのためにもう一度見つけだす作業は滅茶苦茶面倒だということが分かりました。日頃からお気に入りフォルダの整理はまめにしましょう(w