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23:58 2004/03/31【お見苦しいところをお見せしました】

お米を買いに、閉店間際のスーパーに行ったのですが、普段からコミュニケーション不全症候群の私、レジの店員さんとのコミュニケーションにも失敗し、おつりを上手く受け取ることが出来ず、数枚のコインを床にぶちまけてしまいました。

店員さんも一応申し訳なさそうに謝ってくれたのですが、レジには客がたくさん並んでいて忙しかったためか、それ以上は手伝ってくれず、私1人で拾わなきゃいけませんでした。何円のコインが何枚落ちたのかも分かりませんが、お金はお金です。家賃も払えないほど財政が逼迫している私、背に腹は代えられません。ミニスカートで今にもパンツ見えそうになってるのもお構いなしで床に這いつくばり、机との隙間に指をつっこんではチェックし、目を皿のようにして落ちたコインを探しました。

その結果、見つかったお金、総額7円。

私の「ミニスカ生足で床に這いつくばっている姿」の値段は7円だそうです。
いや、不幸にも目撃してしまった皆様に慰謝料を請求されなかっただけでもありがたいと思うべきか。
 

2:12 2004/03/31【挙動不審】

受験生といえども日本人として気持ちだけでもお花見しておこう、と思い、授業の空き時間に新宿中央公園まで散歩することにしました。

途中で都庁の敷地内を通り抜けたんですけど、なんか警官が何人もいて職務質問してるんですよ。テロ対策なのでしょうか。そういえば最近、JR駅構内も警戒態勢になってるし。警備大変だろうなーなどぼんやりと考えていたら、1人の警官とふと目が合ってしまいました。思わず目をそらしてしまったのですが……今の私の慌てたような顔の背け方、もしかして挙動不審だった?
思わず頭の中で、自分が職務質問されたとしたらどうなるのか、シミュレーションしてみました。

警官 「君、職業は_」
if 「ありません」
警官 「は?」
if 「無職です」
警官 「……」
if 「……」
警官 「で、平日の昼間から何しに来たの?」
if 「いや、桜が見たいなーって思って」
警官 「……」
if 「桜……」

怪しい。やばい超怪しい。私が警官だったらとりあえず署まで連行したくなるレベルです。ドキドキしながら通り過ぎました。幸い、悪いことが出来るほど度胸のありそうな人間にも見えなかったらしく職務質問は免れたのですが、改めて今の自分が社会の底辺であることを認識した次第であります。なりたいなー、なれるかなー、はたらくひとになりたいなー。
 

1:58 2004/03/30【見えないほうが幸せ】

もう2004年だというのに、生まれて初めて「カメラ付き携帯」なるものを購入しました。今までiアプリも使えないようなローテクな携帯を使っていたので、いろいろ機能をいじっては知らない間に世間はこんなに進化していたのかと驚いてます。

ところで、この携帯にひっついてるカメラで自分の顔を撮ってみると、実物よりも2割り増しくらいでマシな顔に写るような気がします。精神的ブラクラ認定確実な実物に比べると、なんとか正視に耐えうる程度のレベルになるのです。多分、普通のカメラに比べてボケてしまうので、そのぶん欠点もボケてくれる、というのが理由だと思うのですが。

普段愛用している一眼レフデジカメだと、性能が良すぎてシワとかホクロとかニキビ跡とか全部写ってしまうんですよ。もちろん設定によって意図的にボカすこともできるけど、携帯のカメラで撮ればそういうのがデフォルトで消え去ってくれるので、肌がつるんと写るのです。素晴らしい。

くっきり見えること、クリアに聞こえること、ハッキリ分かること、明晰判明であることが何事に置いても重要だとずっと教えられてきたけど、むしろぼんやりと曖昧なままにしておいたほうが幸せってこともあるのですね。
 

1:02 2004/03/29【侵略】

ある時↓

またある時↓

私の携帯電話の予測変換機能、オンドゥル語に汚染されすぎです。まだ買ってから1週間しか経ってないのに。
 

0:49 2004/03/26【続・別れの言葉】

何人かが昨日の日記に反応して「異性をふった・ふられた時の台詞」をメールしてくださいました。ちなみに、素直に退学のリアル理由を書けばいいじゃん、とも言われたのですが、リアル理由を自己分析すると「私が寝てる時間しか大学が開いてないから」みたいな駄目駄目な理由に帰着しそうなので、心証のためには良策ではないと思われます。

>「好きだけど異性を感じない、恋愛対象じゃない」
んー、これは「哲学は好きだけど、将来的にそれで食っていこうとは思わない」みたいに言い換えればいいのかな。ちなみに私も以前、当時密かに憧れてた男の人に「お前じゃ勃たない」って言われたことありますよ!
_| ̄|○

>「友達に戻ろう」
こちらはすごくスムーズに退学理由に置き換えられるような気がします。「院生として哲学をするよりも、趣味として好きな哲学の本を読んでいたほうが楽しいと思った」って感じでしょうか。

>「ごめん、君との関係が妻にバレてしまったので別れよう」
……。
………。
……ええっと、その、退学理由に置き換えてみようとかいう以前に、あの、その。
 

20:34 2004/03/24004/03/24【別れの言葉】

相変わらず、退学届けの退学理由欄に書くことが思いつかずに困っているのですが、友人が「退学理由って、恋人と別れる時の理由と似てるよね」と言ってるのを聞いて、これは使えるかもと思いました。試しに、ありがちな別れる理由を、退学理由に置き換えてみます。

愛情がなくなった→興味がなくなったので。
他に好きな人が出来たの→他にやりたいことが見つかったので。
あなたにはもっといい人がいるわ→自分の才能のなさを思い知ったので。
あたしたち、合わないみたい→校風の不一致。
あなたの自分勝手なところ、もう耐えられない→学生生活に制約が多くて不自由さを感じていた。
あなたと居てもあたし、成長できないの→より確実に就職できる道に行こうと思った。
あなたなら好きになれるかもって思っていたけど、やっぱり前の人が忘れられなくて……。→前の大学のほうが自分に合っていた。

いける。これならいける気がする。この調子で書いていけば理由欄を埋められる。というわけで、残り約100字を埋めるためにも「あなたが異性をふった・ふられた時の台詞」をぜひ教えてください。ちなみに、あと1週間以内に出さないと、向こうから「俺に貢ぐ気がないなら別れるぜ」って言われてしまうので(除籍)、そろそろ私は焦るべきだと思いました。
 

1:10 2004/03/24【言語体系】

後輩に「どうして哲学やるのに哲学史なんて勉強しなくちゃいけないの?」と聞かれて、「あれは別に歴史を勉強してるんじゃなくて、哲学の“言葉”を勉強してるんだ。ただその言葉が歴史の形式を取っているだけなんだ」みたいな説明をしてみて、そういや勉強するということはその学問独自の「言語」の構造を習得するということなんだと改めて感じました。

多くの学問は、教科書の複雑な記述を分解してみると「単語の定義」と「その単語をつなぐための文法」という要素に帰着させることができると思います。一見すると日本語に見えてしまうけど、実は同じ単語でも日本語とは全く別の概念が当てはめられていることもしばしばで、その意味では全く別の言語だと言えます。様々な概念が、ある一定の法則に従って結びついて出来た一つの有機体、それこそが一つの学問のジャンルなのでしょう。

そして、「ひたすら単語帳を読んでるよりも実際に使ってみたほうが覚えるのが早い」「ただ覚えただけじゃなく、実際に使ってみない限りは何も新しいものは生み出さない」「使う予定がないとなかなか勉強意欲が湧かない」等の点でも、やっぱり学問は「言語」なのです。アメリカ旅行に出かける前に最低限の英会話を覚えなきゃいけないみたいに、何か特別な仕事や研究をするときは、まず最初にそこの言葉を習得しなくちゃね、というお話でした。
 

22:15 2004/03/22【裏通り】

たぶん私は、そして多くの人は、ヤマメやイワナのような清流に棲む魚なのではなく、コイやフナのように有機物をたんまり含んで濁った水のほうが棲みやすい魚なのです。

外に出かける時に、せいいっぱい服装やメイクを整えようと心がけている時期は、なぜか部屋が汚くなりがちです。それは単にメイクに時間をかけているから部屋を整理する暇がない、なんて物理的な理由ではなくて、どこか「汚い場所」を作っておかないと精神的にバランスが取れなくなってしまうのだと思います。

しっかりと区画整理された新興住宅地は、そのままでは居心地悪くて、薄暗い飲み屋や隠れ家風喫茶店の並ぶ裏道が出来て初めてその土地を踏んでいる人の心に馴染んできます。そういえば筑波学園都市なんかも、昔はこんなところに住んだら自殺したくなるんじゃないかと思っていたけれど、最近は個人経営の小さな店もたくさん出来てきて、ずいぶん居心地が良くなってきました。

都市が裏道を必要とするように、我々の心も潔癖性のままではいられません。愚痴を言ったり怠けたり、そういうのを表通りで堂々とやるのは問題だけど、時々ふっと息をつくための「心の裏通り」くらいは、神経質に取り除いてしまわずに残しておきたいです。
 

2:04 2004/03/20【電波体質】

どうも私は電波運が悪いのです。電波運とは、この場合、決して電波な人間に絡まれやすい体質という意味ではなくて、住むところや通う学校やバイト先がこどごとく携帯電話の電波状態が悪い場所にぶちあたってしまう、という意味です。

今住んでいるアパートは都区内なのにアンテナ1本しか立ってないし、実家なんて2階に上がらないとほぼ圏外です。今通ってる資格学校も、行きつけの喫茶店も、みんな電波状態が不安定ですぐにブチブチ切れてしまいます。携帯の会社を変えてみても結果は同じでした。

ところが、衝撃の事実が発覚したのです。私が電話しようとするとすぐ切れてしまったり圏外になってしまう場所でも、他の人は普通に電話できている、という事実に。私の家に遊びに来た友人も、資格学校の人たちも、喫茶店内の客も、当たり前のように携帯を使っている、という事実に。

つまり、電波運の悪い原因は私自身にあるってことになります。どうやら私、体内から妨害電波を出しているみたいです。そうか、他人とのコミュニケーションが苦手だったのも、この電波のせいだったのか。
 

0:53 2004/03/19【いつ見つかるかわからない旅】

自販機で買ったブラックコーヒーの缶をボーっと眺めていたら、「無糖」と印刷されてあるのが一瞬「無職」に見えました。その後インターネットをしていて、あるサイトで「さあ出かけよう僕を探しに いつ見つかるかわからない旅に」という詞が引用されていたのですが、「さあ出かけよう職を探しに いつ見つかるかわからない旅に」に見えました。かなり追いつめられてます。
 

0:00 2004/03/18【納豆だけじゃない】

先週末は、茨城県水戸市の実家に帰っていて、水戸観光に来た東京の友人を案内とかしていたのですが、水戸といえば納豆、というのが世間では通説みたいですね。

確かに否定はしません。水戸は納豆で有名です。でも、でも、他にもいっぱいいいところがあるんです。たとえば日本三大庭園の一つ、偕楽園があります。さらに、個人的に一押しなのは水戸芸術館です。現代美術や現代演劇のための施設なんですけど、特に若手のアーティストの活動を一度に見られるという意味では日本有数の質の高さを誇っており、この存在を持って水戸を「芸術と文化の街」であると言っても言い過ぎではないと思っています。

そんなわけで、「水戸は納豆だけじゃない」ことを証明するべく、友人を連れて芸術館に行ったわけです。すると、なんだか広場が騒がしいんですよ。まあ、何かイベントでもやってるのでしょう。よくあることです。私が成人式をやったのもここの広場だったし、野外演劇の公演に使ったこともあるし。

そして、さらに近づいてみたところで……なんのイベントをやっていたのか判明しました。
納豆早食い世界大会でした。

「やっぱり水戸って納豆なんじゃん」と言う友人に対して、もはや私は何も反論することが出来ませんでした。芸術と文化の街……水戸……。
 

17:08 2004/03/15【使用前・使用後】

2年前、入学試験面接にて。
先生「どうしてうちの大学院に入ろうと思ったの?」
if「○○先生の論文を読んで非常に感銘を受けまして、ぜひこの先生から哲学を学びたいと思いましたので……」

2年後、退学面接にて。
先生「そもそもどうしてうちの大学院に入ろうと思ったんだっけ?」
if「いやー、ここの大学院の学費って年50万円じゃないですかー、でも母校の大学院は年120万円かかるんですよーわはははは(悪びれもせず)」

我ながら人間の発言なんて信じられないと思いました。
あと退学理由を所定の用紙に書いて学務課に出さなきゃいけないらしいんですけど、説明するの面倒くさいので「学食が不味い」とか書いて提出しようと思います。
 

23:05 2004/03/11【都市伝説】

繁華街でナンパと同じくらい多いのが、モデルのスカウト(に見せかけた、多分AVかアダルトサイトのスカウト、もしくは自意識につけこんだ登録料詐欺)ですが、今日新宿駅のホームでそれっぽいやつに遭遇しました。階段に向かって歩いていたら、安っぽいスーツを着た30歳くらいの男性が近づいてきたのです。

男性「(私の肩を叩いて)すいませーん、モデルのお仕事にご興味とか……」
私「はい?(反射的に顔を上げる)」
男性「わぁっ。(瞬時に表情が恐怖でゆがみ、言いかけた言葉を飲み込みくるっとUターン、そのまま小走りで逃げるように人混みに消える)」

「わぁっ」て。「わぁっ」て!
なんですか今の反応は。いくら予想外にブスだったからといって、そんな、小泉八雲の怪談で蕎麦屋のオヤジが振り向いたらのっぺらぼうだった時みたいなリアクションしなくてもいいじゃないですか!
近い将来もしも、「新宿駅に恐怖の妖怪デメキン女が出没するらしい」なんて都市伝説が流布し始めたとしたら、多分私のせいです。日本のオカルト史に名を残せて嬉しい限りです。

_| ̄|○
 

23:34 2004/03/10【目的と手段】

一見して社会規範から逸脱したような行動をとっている人でも、実は逸脱しているのは「手段」だけで、そのための「目的」は至極真っ当だったりします。たとえば、「好きな人に好かれたい」という人として当然の気持ちを満たすことが目的なのに、どういうわけかその手段として「盗聴器を仕掛ける」とか「毎日家の前で待ち伏せして襲いかかる」等を不適切な選択肢を選んでしまっている、とか。

だからいったん「目的」のところまで戻って、選ばれた手段が本当に目的達成のために適切だったかどうかを話し合えば、お互い理解しあって盗聴やストーカーをやめてもらうことは可能なはずです。

もしもその人が、他人が嫌がっているところを見ると快感をおぼえる人だったようなレアケースでも、さらにもう一段階上の「目的」まで考えれば「ストレスを発散すること」だったり「(他人を貶めることで相対的に)自分が幸せになること」だったりするわけで、やっぱりそのレベルまで戻れば我々小市民にも理解可能な欲求であり、話が通じる可能性は十分に残されてます。

確かに言葉による伝達には限界があるし、人間みんな分かり合えるなんて大嘘だけど、諦めるのはせめて一度「目的」にまで戻ってみて、それでも駄目だと分かってからにしたいものです。
 

1:25 2004/03/10【仲直りの法則】

その日、私は友達と大げんかして、夜遅くまで喫茶店で話し合っていたのです。一応お互いに妥協点は見つけて問題は解決したものの、一度出来てしまった溝は深く、もう二度と今まで通りには親しく付き合えないんだろうなあと思いつつ別れました。私は自転車で自宅へ、友達は駅へ。

ところが、別れてからほんの3分後、その友達から電話があったのです。もう二度と……と覚悟した、たったの3分後に、ものすごく気まずそうな声で。

「ごめん、ATM閉まってた。帰りの電車代、貸してくれない?」

あまりの情けない展開に、2人とも大爆笑です。仕方なく駅まで戻って500円を貸してあげたわけですが、さっきまでのピリピリとした雰囲気は一瞬のうちに消え失せて、すっかり元通りの友達に戻ることが出来たのでした。

今になってみると、彼女は定期を持っていたはずだし、私の他にもお金くらい貸してくれそうな人は近所にたくさん住んでいたので、あれは仲直りのための策略というか、彼女なりの気遣いだったのかもしれないと思ってます。連絡というのはいったん途切れると、時間が経てば経つほど気まずくなってしまうもので。善は急げ、たとえ3分でも早すぎるということはありません。手遅れにならないうちに、メールの返信を忘れたままだったあの人や、会う約束が流れてしまって以来電話してなかったあの人に、連絡しなきゃと思います。
 

0:44 2004/03/09【ドミノ倒し】

好きな物は良い面ばかり目につくのでどんどん好きになって、嫌いなものは悪い面ばかり見てしまってますます嫌いになってしまう、大切なものも捨てたいものも芋づる式に決まっていくのが我々の常です。

価値観はドミノ倒しのようなもので、真ん中あたりのの1つの板を右か左にコツンと押せば、あとは連鎖的に、最初に倒れた方向に向かってどんどん倒れていくのです。生まれた時は見渡す限りの視界が価値的にフラットで、全ての板は直立していたはずなのに。もしも最初の1枚を反対の方向に倒していたら、今頃ここから見える風景は全く違う物になっていたでしょう。

今更、既に倒れてしまった板をみんな元通りに立てるなんて出来るわけないけど、今まさに倒れつつある列からそっと1、2枚の板を取り除いて、それ以上の連鎖を止めることくらいなら出来るはずです。せっかくセルフコントロール力のある人間に生まれたのだから、そのくらい労力は惜しまずに投じなきゃ、ですね。
 

21:03 2004/03/07【性格診断】

人の性格というのは、誰かからトラブル解決の相談を受けた時に一番よく現れると思いました。

そんな時、弁護士になりたてのA君は告訴状の書き方について解説を始めるかもしれないし、アウトサイダー的な生き方をしていたB君は○○組○○長、と書かれた金ピカの名刺を取り出すかもしれません。また合理主義のCちゃんは「悩んでる暇があったら勉強したら?」と冷たく言い放ち、エリートのD先輩は「直接力にはなれないけど金が必要なら貸すよ」と言い、八方美人のEちゃんは何一つ新しい提案はしないけれど悲痛な表情で「それは大変ね、元気出してね」と繰り返すでしょう。

さて、果たして自分ならどのように答えるかな、と考えてみます。友達が何かトラブルに巻き込まれて、私に相談してきたとしたら。

今、「それ日記のネタになるよ、オイシイじゃん!」って言ってる自分の姿がものすごくリアルに思い浮かんだのですが、気のせいだと思います。
 

1:29 2004/03/07【生活感ある女】

毎日のように新宿に通学していると、私のようなブスヲタでも稀にナンパとかキャバクラのスカウトとかされてしまうことがあるわけです。いや、男慣れしてないブスヲタだからこそ、騙されやすそうに見えて声をかけられやすいのかもしれませんが。んで、私には今、研一さん(2/14の日記参照)という最愛の恋人がいるので、当然即座にお断りしているのですが、たとえ付いていく気がなくても誘われるのって悪い気はしないじゃないですか。お世辞だって分かっていても、「君、可愛いね」とか言われちゃうと、内心「可愛いだって! 可愛いだってよ! 私もまだ女として通用するのかも!」とか勘違いしてニヤリと笑ってしまうじゃないですか。

今日も、夕方の新宿を歩いていると、妙にカッコつけた20代後半くらいの男の人に肩を叩かれたわけです。んもー、しつこいなぁ、イヤになっちゃう(満更でもなさそうな顔をしながら)。

「ねえ、そこの生活感ある彼女ー?」

え、と。
今なんて言った!?
生活感ある。生活感ある。生活感ある。いや確かに今日は朝急いでたのでノーメイクだし寝癖ついてるし不眠症のせいで肌も荒れてるけど。でも。そうか、私、もう……。
父さん母さん、今まで育ててくれてありがとう……。

   ||
 Λ||Λ
( / ⌒ヽ
 | |   |
 ∪ 亅|
  | | |
  ∪∪
   :
   :

 ‐ニ三ニ‐
 

17:32 2004/03/05【覆せない】

ちゃんとした科学や論理学だったらいざ知らず、日常生活レベルの話だったら、大抵の仮説は都合良く解釈して証明できてしまいます。「あの眼鏡男は私のことが好きに違いない」という仮説を立てたとしても「よく目が合う」「私の隣に座っていたときにもじもじしてた」という証拠を挙げられるし、「あの眼鏡男は私のことを嫌っている」という仮説を立てたとしても、「目が合うと気持ち悪そうに目をそらす」「私の隣に座ったときは早く席を立ちたくて仕方なさそうな仕草だった」と解釈できてしまうのです。

つまり、誤解や不幸な行き違いを防ぐためには、仮説を立証する段階ではなく、仮説を立てようとする段階のうちに修正しなきゃいけないことになります。いったん思いこんでしまったら、否定されれば否定されるほど怪しいと思われてしまい、逆効果になってしまいます。

だから、何かあってから必死で修正しようとするのではなく、普段からヘンな仮説を立てられないように自分の立場を明確に表明しておく必要があると思っています。それでもヘンな仮説を立てられてしまったら、不可能に近い修正に労力を割くよりも、その人と友達になるのは諦めて別なことをがんばった方が、賢い時間の使い方と言えるかもしれません。
 

23:36 2004/03/02【no reason】

世の中は自分の認識能力なんて遥かに越えていて、どんなに頑張っても頭を働かせてもどうにもならないことってあるんだな、とため息を付かざるを得なくなることがあります。簡単そうな意思伝達が全然うまくいかなかったり、理由の分からない、予想もできないようなトラブルに巻き込まれたり。

物事の因果関係を、人間界や人間の理性の中だけで説明しようという考えは傲慢なのでしょう。たとえ、純粋な人間論の話をしている時でさえ、一見関係なさそうな外の世界からの作用がバリバリに働いているわけで。

この「外の世界からの作用」のことは、信仰を持っている方なら「神の意志」と呼んでもいいかもしれません。あるいは無宗教の私は「宇宙の秩序」と言い換えたほうがしっくりくるし、「宇宙の無秩序」という解釈も面白そうです。でも、どんな風に解釈したとしても、結果は変わらない、ってことに気付きました。昨日理由なしに攻撃する人がいたとしても、今日は理由なしに守ってくれる人がいる、という結果は変わらないのだ、と。ドラマチックな出来事に涙するたびに、有限な存在に生まれて良かったと思います。
 

3:38 2004/03/02【中身】

たとえば私が文芸部に入っていたとする。文芸部は部員の仲もいいし楽しいし何も不満はないのだけど、そこだけと関わっていたらどうも息苦しい。ある日ふと思いついて漫画部にも入ることにした。視野狭窄に陥ってしまわないように他のコミュニティの友だちが必要だと考えたのかもしれないし、独自の組み合わせの肩書きによってジンメルの「社会圏の交錯」的なアイデンティティを獲得したかったのかもしれない。どちらにせよよくある話だ。

漫画部の部員もいい人ばかりで、すぐにうち解けることが出来た。ところで、それから数ヶ月経つと人間関係に変化が現れた。文芸部員のうち何人かが私の話を聞いて「へえー、漫画部も楽しそうだね」と漫画部に入部してきたのだ。漫画部に入る文芸部員は芋蔓式に増えていった。反対に、もともと漫画部だけしか入っていなかった人も、新部員とうち解けるにつれ文芸部室にも出入りするようになっていった。2つのコミュニティは、1つになってしまったのだ。

確かに、友達が増えるのは素晴らしいことだし、輪が広がるのは喜ばしいことだ。喜ばしいことだからこそ、そこで「ちょっと待った」と言い出せない。もともとの「他のコミュニティの友だちも欲しい」という目的が叶えられなくなってしまったとしても、文句を言うわけにはいかない。

そろそろ、あえて「ちょっと待て」と言ってみる人が現れてもいいんじゃないだろうか。文芸部と漫画部が一緒になったからこそ生み出された面白いモノもあるだろうけど、別々だったからこそ生み出された面白いモノもあったはずなのに。「みんな仲良し」という耳触りの良い言葉の前で思考停止するのではなく、その「仲良し」の中身は何なのか考え直してみるべきではないだろうか。
 
 
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