問15の答え

  ピッチャーが投球する前、つまり審判がプレイボールをかけた時に、捕手以外の野
 手
がファールゾーンを守ることは禁止されている。無論、フェアエリアであれば、どの
 ポジションの選手がどこを守ろうが一向に構わない。例として、阪急のショート・大橋が
 センターの守備位置で守ったことがある(プロ野球考古学・こんな事件がありました
 「王シフト」のページ参照)。
  但し、ファールゾーンにいたからと言って、これに対する罰則はない

  このケースだと、本西がファールエリアにいたら審判はただちに警告し、フェアエリア
 に戻るよう注意することになる。ただ、気づくのが遅く、プレーに入ってしまった時は、
 この反則があったからといって、その際発生したプレーをすべて無効にする必要はな
 い。
  本西の守備位置が、ダイエー(つまり攻撃側)に不利な結果をもたらしたプレーの出
 た場合のみ、そのプレーを無効にすればいいのだ。

  簡単に言えば、本西がファールエリアを守っていても、吉永の打球がサードゴロだっ
 たり、ホームランだったりすれば、これは関係ないと判断されることになる。逆に、ライ
 ト線へ飛んだ当たりで、これを本西が捕球すれば無効になるというわけだ。



     戻る