前身にPC−8801版「Mr.プロ野球」がある。
私が買ったパソコンソフトで初めてのプロ野球監督SLG(除:野球道)。
それだけに、発売が非常に楽しみだった。店でパッケージを手に取った時は幸せ
だった。百科事典かと思うくらいでかいパッケージだったし。確か、近鉄時代の
野茂
がアドバイザリーになってて、パッケージにも大きくトルネードが載っている。
基本的には、今の監督SLGの原形にはなっている。要するに、練習させて
試合して優勝を目指すってパターンですね。発想は良かったんだけど、なにせ
ゲームとしてこなれていなかった。
当時は、アニメーション技術も稚拙だったろうから、試合シーンがやけに小さくて
ちゃちな動きだったことは目をつむろう。1軍−2軍の入れ替えが出来なかった
ことも仕方がない、としよう。
しかし、せっかくスタメンを並べ変えても、次の試合ではすっかり元に戻ってしま
うのはどういうわけだ。この手のやりづらさ、ユーザーフレンドリーのなさはひど過
ぎた。
あまりのやりづらさに、何試合も遊ぶ気が失せてしまうのである。これはデバッグ
の時も同じだったろうと思うのだが、デバッガの人たちもつらかったことだろう。