To Heart
種別 音声 アニメ メーカー・ブランド 発売日
NVL なし なし リーフ 1997

【いっせいの評価】

シナリオ システム 音楽 CGレベル エロ度
10 10 10 10 3
ハマり度 期待度 感情移入度 切な度 特別加点
10 9 10 8 9
総合点 俺のキャラ
89 神岸 あかり

【コメント】
 別項「To Heart的という言葉」でも述べたように、このゲームは攻略という観点からみるとヌルゲーで、18禁という観点から見ると半端エロゲーということになり、どうもあまりいいゲームではないように見えてしまう。
 もちろん、「見えてしまう」だけなんだけどね。いくら評者がマイナー好きでひねくれ者でも、このゲームがエポックメイキング的作品であることには反論するつもりはない。

 それともうひとつ、かなりのひとが誤解しているようだけど、特にあかりシナリオについては、
これこそがエロゲーなんだよ。おいおいそれじゃこの「エロ度3」て評価は何なんだという声が聞こえてくるけど、これはもちろんこのゲームを総合して、エッチシーンはラストにしかないしCGも少なくて、勃つかどうかで考えるとこの程度の点数しかあげられないよ、ということ。だけど、あかりシナリオに存在するエッチシーンてのは、シナリオ全般を通して見ても絶対に切れない重要なファクターで、エッチシーンがあるからこそあかりシナリオは完成しているとも言える、のが判るでしょ?

 期待度のマイナス1点は、隠しキャラがビンボくさくて好かんから。切な度と特別加点のマイナスは、レミイシナリオがいまいちしっくり来ないのと、志保エンディングがズルいことに対する、評者なりの不満。

 そういえばPS版発売まであと40日だ。期待と不安が半分ずつ、ですよねみなさん? 前述のとおり、あかりシナリオ(つまりメインシナリオ)は「これぞエロゲー!」なのに、それをコンシューマにする訳だから、――どーすんの?って感じ。でも楽しみ。