嬌烙の館
種別 音声 アニメ メーカー・ブランド 発売日
ADV あり なし 13cm 1999.2.26

【いっせいの評価】

シナリオ システム 音楽 CGレベル エロ度
9 9 7 9 10
ハマり度 期待度 音声 感情移入度 特別加点
8 7 9 6 5
総合点 俺のキャラ
79 特に誰ってこたないけど一応ファリン

【コメント】
 いろいろな意味で画期的なエロゲー。18禁であることの意味は他のゲームよりずっと深いし、18禁的な部分もよく作り込んであって、しかもCGが評者好み、音声まで入ってるとありゃもうOKってな感じですなあ。そうじゃないだろ。でもそういうシーンの音声はなかなか臨場感がありました。
 
最初から最後までで計10時間、てのは、やっぱり賛否両論だろうなあ。ゲームの性質上、繰り返し遊べるもんでもないし。ここのレビューの中ではかなり高得点をつけてる評者でも、「え? もう終わり?」という感情を抱きましたよ。やっぱり、ディスカウントされてても6000円はするエロゲーがそれで終わってしまったら、ちとキツいっスよねえ。マルチエンディングやSLGが多いのって、こういうところに根ざしてるんだよねえ。改めて実感しました。
 謎解きの難易度は、はっきり言って低いです。評者にはそういうのを解く才能がぽっかりと欠如してるんで、ちょい苦労したところもありましたが、それでも自力でクリアできちゃいましたし。
 「音声合成システム」は、もっと違った形をイメージしてました。合成、ってそういうの? 違うんじゃない? まあそれは評者の誤解があったのかもしれないので減点対象にはしませんでしたが、それにしてもそれほど出番がなかったので、業界初の!とか大見得切るほどでもなかったと思います。はっきり言って、目立ってなかった。
 ストーリイ自体も、終わってみればそれほど目新しくなかったなあ。SFでは、語り尽くされてもう発酵してるようなネタ。
 もう少し売値が安けりゃ、完璧「買い」ですよお、ってあちこちで宣伝しまくるんだけど。評者的には、文句は多いけど結構楽しめたゲーム。でも万人向きではないかもしれない。
 でもね、
シナリオは凄いよお。オチがどう、ってのはこの際どうでもよくて、「好き好き大好き!」のレビューでも触れたけど、地の文がこれだけ巧くて深いエロゲーにはそうそうお目にかかれません。10点にしなかったのは、オチが好きじゃないから。そこまでは凄かったもん。
 
いーーーーーんです、エッチに根拠がなくったって。