ぶるまー2000
種別 音声 アニメ メーカー・ブランド 発売日
AVG 一部あり なし LiAR SOFT 2000.11

【いっせいの評価】

シナリオ システム 音楽 CGレベル エロ度
6 7 5 6 3
ハマり度 期待度 音声 バカ度 特別加点
4 5 2 8 6
総合点 俺のキャラ
52 全員キライ。

【コメント】
 結構期待してたんだよねーこれ。前作はあんまりにもバグ多いってんで回避したんですけど、その轍はさすがに踏まんだろうと踏んで(ん?)入手。早速インストール。スタート、主題歌は予想どおりのおバカソング、メニューも期待に違わぬバカ度、さあ本篇は?
 ってな感じで盛り上がってましたが、いざ始めてみるとそれほどぶっ飛んでおらず。プレイした皆さんはどう感じました? 俺の感覚がイっちゃってるだけですか? 大のオトナがブルマー奪い合って殺し合いしてたら、それだけで「うっわあすっげえこれサイコー!」とか言わなきゃいけませんか? 「あーあ始まったよやっぱりこの路線だよ全く」とか斜に構えちゃった俺がいけませんか?
 バカ度は認めますよさすがに。自分がそれに乗り切れなかっただけでさ。乗る、つーてもそこにハマるまでには世界観も完璧なバカに染まってなかったんで、まあ愉しむ、くらいのレベルなんだろうけど。乗り損ねたのは正直残念だった。愉しもうと思ってやったのに、愉しみきれないんだもん。
 原因は結構はっきりしてるんだけど、そのひとつは結局このゲームの根幹をなしているので変えようがない。んなはずあるかよ、というモノをみんなで追いかける、という、もう昔々から使い古されてきた王道的展開が鼻についてしまったんですね俺。これは楽しめる人なら楽しめる訳だから、必ずしもシナリオライターなり企画担当者が悪いってんでもないです。まさかその人たちだって「おおおお俺って凄いんじゃないこんな奇抜なストーリイ思いついちゃったりしちゃったりしちゃったりしてさああああっっ!」なんてことはもちろん考えていないだろうから、後はユーザー層がどれだけスレてるか、ってだけのことです。
 もうひとつの原因。キャラの立ち絵の表情が全く変わらないこと。これはちょっと、手ぇ抜き過ぎのような・・・。いやスキップの時にいちいち引っ掛からなくていい、って意見もあるんだろうけど、さすがに笑顔で怒ったりされても面白くも何ともないんで。これはやめた方がいいんじゃないでしょうか。おバカだからこそ、それ以外の部分は丁寧に作ってあると意識を散らされないで済む、よって世界観に浸れる、つーのは映画でも漫画でも小説でも、スラップスティックとかコメディとかそういう笑いを狙ったジャンルのお約束。目指すものが俺的にも好ましく思えるだけに、余計に残念な作品でございましたとさ。次回作も買いますよ、ええ買いますとも。路線は踏襲してくれるんでしょうねえLiARさん?(2001.1.22)