マルチ HMX−12

影のヒロイン、萌え型エロゲーマーの心の太陽。
特定の(限られた)時期にしか会うことができない、
前向きであくまで明るくけなげでおっちょこちょい、
これもいわゆるステロタイプのキャラだよ。ベタなキャラ。
でもそのキャラをロボットと定義した瞬間、ライターの勝ちが確定しました。

 PC版のシナリオのままでも(まああの「ふきふき」さえなければ、だけど)十分コンシューマー化に耐え得る、エロ度は低く完成度は高いシナリオ。そのキャラクターの幼さ、けなげさは、対象年齢を広くしこそすれ、絞りはしない。古くは「キャンディ・キャンディ」、最近では「おじゃ魔女ドレミ」、その間にもたくさんありましたが、ヒロインに仕立て上げやすいキャラとして、「明るくけなげでおっちょこちょい」なマルチは、格好の女の子でありました。
 コンシューマー化するにあたって、これほどラクチンだったキャラはないだろうなあ。エロの代わりにデートを入れただけだもん。あとはまるで、PC版のまんま。それでもそれほど不満が出てこないほど、元から書き込まれてたシナリオだったのね。改めてPS版をプレイしたら、再認識できました。麦わら帽子を持たせたのはヒットだったけど、結局それだけだもん。シナリオ的には、新しい部分は何もない。声が入ってもそれほど違和感はなかったなあ。ああこんな声のイメージなんだね、さもありなん、つう感じ。
 なんかつまんないコメントだね。でも仕方ない。対比も何も、まるでおんなじなんだから。
 でもあの「犬さんとお話」のシーン、何度読んでも、ぐっと来るなあ。SF畑にいた人間には格別なんだよ。