
第6位
痕
リーフ
叔父を亡くした主人公は久しぶりに、その叔父の遺した4人娘が暮らす旧家に出向く。
昔と変わらず、いや昔よりずっと美しく成長した4人。
だが呪われた血は凶悪な事件を引き起こし・・・。
贋作が多数出回った傑作。
何とリーフ作品3つめ! でも俺の好みの問題じゃないよねえ。一応、メーカー名は全く考慮せずに選考してますんで。隣のB社の製品より白さくっきりママにっこり、てな感じですね。
誤解を恐れずに言うと、この作品は別にエポックメイキングって訳じゃないんだよね。こういう変身ものはジキルとハイドの昔から綿々と語り継がれてきていて、読者の変身願望やなんかも吸い上げて、例えば平井和正のウルフガイシリーズみたいに、神格化さえされてきたんだから。(ちなみにヤング・ウルフガイは「狼のレクイエム第2部」までが本物であとは自動書記らしいがよく知らん。もう読んだのずいぶん前だなー。)だからあのストーリイも、言ってみれば「よくある話」ということになる。じゃあ捨て置いていいか、つーと、そうもいかない。良くできてるもん。おもしろいし。千鶴エンドは確かに「ああなるほどな」ってな話だけど、楓エンドはまた違った味わいだし、梓エンドもまたまるで違うし。ただのマルチエンディングじゃなく、ストーリイ自体をがらりと変えてみせた、ってのは、評価高いよ。完成度はそんな訳で高いんだけど、まあオリジナリティが低いんで、この順位と言うことに相成りました。
どこかのレビューで、一度目のプレイのときにはどんなにがんばってもバッドエンドなのは納得いかない、好きじゃない、って書いてあるのを見かけました。俺もその意見には賛成。だけど、何度もやってもらおう、という気持ちからくるちょい反則気味の手段かな、ということで、まあアリということにしときます。こんだけテキストの完成度が高いからぎりぎり許された手段ということを、メーカーさんはお忘れなきようお願い致したいものです(でもこんなとこ見てくんないかなあ)。