第16位

MOON.
タクティクス

怪しい新興宗教の教団に母を殺された娘が、
この教団に潜り込んで真相を求め復讐を誓う。
某オ○ムの事件に便乗したクソかと思ったらびっくり、
こいつは面白かったなあ。

 私がプレイしたのは後発の「MOON.RENEWAL」ですけど、シナリオには丸で変更がなかったようなので安心。よく「完全版」とか言って、変えちゃいけない場面を書き換えて、まるで違うシナリオ作って出しちゃうだめだめメーカーがあるからねー。幸い俺はエロゲー歴浅いから、そういうのにぶつかったこたあないんですけど。友人の受け売りです。
 言わずと知れた、タクティクスの大ブレイク(いや営業的にってイミじゃなくてね)作品。これと第7位の「ONE 〜輝く季節へ〜」だけで、タクティクスの名はかなりのエロゲリストの胸に刻み込まれたことでしょう。
 主人公が女の子で、サブの主人公格も入れると女の子が3人いて、という珍しい設定。まあプレイヤーは9割方男性として、そうすると感情移入はキツかろうってことで、完全に三人称制が採用されてます。これが大成功。このゲームも「ONE 〜輝く季節へ〜」も、登場人物にイタい思いをさせるのが大好きなライターさんなんだけども、特にこのゲームの場合、プレイヤーが主人公を客観視できる位置にいるのをいいことに、もうやりたい放題。独りの女の子がここまで凄まじい経験をしてるか?と突っ込み入れたくなるほど。それでも客観視点だから「もうやめてくれ」じゃなく、「もうやめてやれば?」なんだよねー。ひどい話です。
 ストーリイが一本道なのは、まあこのゲームの場合許容範囲内ですね。SFにはちとうるさいつもりの私ですが、道具立てはまあ、目くじら立てるほどは破綻していません。ただし、結末のつけ方には、強引さと物足りなさ、それと傲慢さを感じました。「種」を扱うときは、もっと慎重に、「取扱注意」ですよー。コードウェイナー・スミスあたりを再読したほうがいいんじゃないですか? ライターさん。