第12位

ONE 〜輝く季節へ〜
タクティクス

本文でも触れるけど、多分「To Heart」に対する返歌。
原画は賛否両論だけど、内容はかなりのレビューで
一方的に支持されてたなあ。
もう少し冷静になろうよ。

 どう表現すりゃいいかな。「高校時代の同級生たちが作った素晴らしいゲームに対する、賞賛に根ざした純粋なイミでの返歌」? 「狙いはひとつ、To Heart以上だと評価されること。音楽とシナリオなら負けないぜ、ほらどうだ!的挑戦状」? どっちにしても、その姿勢は、正直なところ、キライ。ゲームの出来がいいだけに、余計に、キライ。ライバルと考えるゲームをいくら設定しようと構わないけど、そのゲームをあまりにも露骨にひけらかすのはどうかと思うなあ。そんなことしてると、普通の社会じゃ鼻つまみ者になるんだよ? 一度こんなことやっちゃうと、どんなゲーム作っても「あのONEの〜」って冠詞がお友達になるぞ。「今度はどのゲームに挑戦したんですか?」って訊かれちゃうぞ。それでも文句ひとつ言えないぞ。自業自得だし。才能ある人は、自分の土俵をこしらえて、そこで正々堂々と勝負を仕掛けなさい。
 悪いけど俺、「Kanon」買ったらまず、このゲームと比べるぞ。
 シナリオの完成度で順位をつけると、この辺に落ち着きます。音楽を含めた全体の完成度ならもうちょい上。シナリオとしては、地の文の転換(コメディ部分からシリアス部分、というところね)の見事さに尽きます。基本は完璧だし。ただし、根本的に、わざと未解決のまま残してる(としか思えないから多分そうなんだろう)謎があって、その間のことを(これもわざと)想像させるように書く、という手法は、絶対に許されないと考えます。