
第17位
とらいあんぐるハート
アイボリー
最初は「こんな高校あるかよ!」って突っ込み入れたくなるけど、
少したつと判ります。この高校のある世界自体がフィクションで、
プレイヤーはどこか別の次元の日本にいるんです。
それにしても恋人エッチはええなあ。
これもまた、「ONE 〜輝く季節へ〜」とは違うけれど一種の、「To Heart」に対する解答なんではないか、と思わせる作品。ただ、後述するとおり、それは間違った認識です。で、この順位に入れたのは、キャラの立て方が、強引なんだけど、まあ上手いとは言えるから。地の文は別に巧くないし、エロゲーなのにおっとうるうるしちまうぜ、ってのもなかったし。まあ他の部分が加わると、なかなかの佳品なのですが。
このゲームシナリオの特徴は大きく2つ。まず、無茶なキャラが平然と存在してる、ってこと。狼男と吸血鬼のハーフ(?)の女の子とか幽霊とか、忍者とか特殊工作員とか! おいおい、でしょ?しかもそれが、一応、学園ものっていう枠に収まってストーリイを(もしくは場面を)構成してる。これは驚異だよね。
もうひとつは、主人公の名前の変更を許さない、という点。変な話ですが、DQとFFの根本思想の違いを連想しました。自分がその世界に組み込まれることで、学園生活を再体験できる、例えば「To Heart」に代表されるゲームと、ゲーム世界を三人称的なものとして提供することで、映画的な楽しみを与えようとするゲーム。音声がその理由になってるのは想像に難くないんだけど、それ以外にも、こういったシナリオ的理由が隠されてるんじゃないか、と深読みする訳です。まあ「flowers 〜ココロノハナ〜」みたいに、こりゃ多分音声だけが主人公名変更を拒もうとする理由だな、という、あんまり深くは考えてないゲームもあるんですけど。音声入るのが当たり前になってきてる昨今、こういうFF的アプローチのエロゲー(それにしても大袈裟だなあ)は、ますます増えていくんじゃないでしょうか。寂しいなあ。
あ、「To Heart」があんだけウケたのに、このゲームはやたらコアな人にしかウケてないのって、もしかしてこれが原因?
違うよねえ?