
第1位
To Heart
リーフ
浩之(仮名)は帰宅部所属のしがない高校1年生、
多分そんなに見てくれもかっこよかないはずなんだけど、
同じ学年のキレイどころはみんな周りに集まってくるし、
新学期には下級生のキレイどころまで毒牙にかける、
いつも思うんだけどこれはさすがに反則だよねえ。
分岐が多いこと、それぞれの分岐によって生じるテキストが大きく異なること、で、その前後との整合性がほとんど崩れていないこと、ここが最終的に順位を決定づけました。
もちろん、シナリオ全体に対するそういう評価は必要なんですけど、こういう「萌え系」という分野の場合、どれだけ「感情移入」ができるか、「違和感」を感じる回数がどれだけ少ないか、という部分的評価も重要です。再三再四述べているとおり、エロゲシナリオ自体のレベルがまだそのあたりでしか判断できないのも悲しいことですが。
この作品に関して言えば、そのあたりはほぼクリアしてます。ま、設定に「メイドロボット」「超能力者」を組み込むことの是非は、もっと議論されてしかるべきかも。例えば同タイプの「flowers 〜ココロノハナ〜」なんかは、すべて普通の女の子(女性)という設定にできてるんだから、「To Heart」にもできたんじゃないの?という意見は当然出るはずだし、現に私もあちこちで見かけてます。そういえば「とらいあんぐるハート」はもっと「人外の者」が出てくるし、設定も突飛だから、単に程度の問題? でもねえ・・・。
地の文の巧さは光ってますねえ。こういう、言ってみれば当たり前でどうでもいいようなところこそ、ほんとの「基本中の基本」なんだと思います。リーフという会社は、そういうところに惜しみなく時間と才能を費やしているんでしょう。だからこその成り上がり(すいません、他にいい表現が思いつかなくて)だと私は思ってます。
あ、それともうひとつ。こうして発売した時点で、少なくとも文章中には誤植がほとんど残ってなかった。これはでかいんですよ、ほんとに。テキスト主体のゲームを作るメーカーさんには、こういう部分はもっと見習って頂きたい。シー○ウェアさん。あんたのことだよ。