
第8位
雑音領域
ディーオー
幼なじみの女の子と山奥の洋館に案内された主人公は、
そこで暮らす不思議な女性だけの家族と接する。
だがそれは仕組まれたもので、主人公は徐々に
彼女たちのペースに巻き込まれていくのだった。
ってこれ、「弟切草」? 俺の第一印象はそうでした。
どうやら、かなり古い作品。私はWin95環境になってからエロゲー始めたもんで、DOS時代のこのゲームは実は知りません。「虜」の後くらいに店先で見かけて、「虜」が気に入ってたんでその延長くらいのノリで購入したのを覚えてます。だからこの評価はWin95ネイティブとして発売された「雑音領域」のものなんですけど、――考えてみたらシステム変わってもシナリオは変わらんもんねえ。
いわゆる「館もの」の王道のようなストーリイ、なんでしょ? 俺あんまり本数こなしてないもんで、何が王道かを判ってないきらいがあるんスよ。まあ閉鎖空間で起きることって言ったら決まりきってるんで、王道も何もないんでしょうけど。実際にそんな空間に閉じ込められたら、俺なら多分さんざん暴れてから壊れちゃうんだろうなあ。助けてくれる存在、っていないんだろうし。このゲームでも、なんか幼なじみにまであっさり裏切られてたなあ。ヒサンだ。
このシナリオの白眉は、結局そういうあたりの「煮詰まり感」だと思います。誰に何を聞こうとしても答らしい答が返ってこない、あの不気味さ。で、どのシナリオにも均等に重みがかかっていて、整合性もあって、SFとしても大きく破綻していなくて……これらすべて、多分「当たり前」の「最低条件」であるはずなんだけど、ほとんどのエロゲーでクリアできてない。この辺に、プロ意識の欠如、とか文化(おいおいエロゲーで文化なんざ語るなよ)の浅さを感じちゃいます。
ディーオー、ってこれと「虜」だけだなー。「せ・ん・せ・い」ってどうよ? まだやってないんだ怖くって。