
第5位
luv wave
シーズウェア
遠くない未来、突然起こった“XINN”なる全世界単位でのコンピュータ停止。
殺し屋を生業とする薫とその助手のアンドロイド・アリスは
指令をこなすうち、この厄介な代物を追いかける羽目になる。
シーズウェア渾身の、不完全バグバグソフト第1弾。
最終的にはマルチエンディングになってたけど、そうする必要はかけらもなかった、いわゆる一本道のお手本のようなシナリオ。ゲームとして、ではなく小説として、なら、ここに挙げた作品の中ではトップにしてもいいかな、という素晴らしい完成度。多分ギヴスン的なものを目指したんだろうけど、いかんせんそこはジャパニメーションの悪影響をもろ引っかぶって、キレイに閉じた世界の中に起承転結のすべてを求める形になってしまった。残念。つまり表面に現れているストーリイからは続篇めいたものが一切作れない、という営業的な弱点を孕んでいる訳です。まあ最初から続篇作ることを前提に作るストーリイほどカスなものはないし、それは全然OK。問題は「機械目」だ。
一応書いときますけど、こっから先はばりばりネタバレゾーンだよーん。やる前に読んだらやる気も失せるので要注意!
まあこの膨大なテキスト量で、さらに全く視点変えたストーリイが裏に仕組まれてる、なんて、エロゲーに慣れた人間なら「あり得ん!」てのがはなっから判りますよね。俺、ちょっと期待しすぎてた。でもやっぱり、こんなとこにランキングすることでも判るとおり、あんだけハマったおもしろいストーリイを経て登場する「新しい視点」だもん、期待しても仕方ないよねえ?
ハマりました。ほんと、見事にハマりましたよ。違うイミで。
そりゃねーだろ。一言で言えばそんな感じ。トイレには絶対に行かないって信じてた清純派アイドルのアナルセックスを目の前に見せられたような気分でした。おしまい。――あ、これで終わっちゃだめ? 俺はあれは認めないよー。あんなん裏設定でも何でもない。ソフトバンクから発売(このあたりも姫屋ソフトのあざとさが出ててキライなんだけど)された資料集で当のシナリオライターが「あれは続篇がありまして云々」とのたまってました。こいつもクソですね。俺だったら恥ずかしくてあんなこと書けないや。だってそうでしょ、自分が世に出した作品は不完全で、それを完成させるにはあと何倍ものテキスト量が必要で……なんて、ねえ。この町の良さを知ってもらうにはあとあそこの風景とあそこの銅像とあの山も見てもらわんと困りますよとか言ってる、どっかの観光課のおっさんみたい。
あれさえなけりゃ、俺的にはトップにしてもいいくらいだったのに。あ、あと、これはシナリオライターのせいじゃないと思いたいけど、ワープロの変換ミスみたいな誤字はやめろ。プロだろ?