● 陽気婢という漫画家のこと(99.3.6)

 確か、いつだったか魔が射して購入した「快楽天」つう雑誌で、初めてお目にかかったんだと記憶しています。
 昔はたまに読んだけどねー。さすがに最近は買う気にもならんかった。正直言って、おたく系の絵はあんまり好きじゃないし。じゃあエロゲーなんかやるなよとか言われそうだけど、まあ、その辺は大目に見てやってください。別にオトナになった、とかそういうことではなくて、ただ単に、昔からその系統はだめだったんです。おれ叙情派なんで。勢いだけでやっちゃってるようなのとか、訳わかんない武器とか宇宙船とか出てきてぶっ飛んでるうちに女のコが裸になってるのとか、行ってる高校の女のコの制服がみんな膝上30センチの超ミニでしかもみんなへそが出てるのとか。
 最後にハマってたのは、森山塔ですねー。つーか、最初から「美少女エロコミックは森山塔」みたいなのが頭の中にありました。今日は違うネタなんで、また日を改めて、この偉大なエロ漫画家については語らせていただきます。
 で、えー、どうやってつながるんだこの文章。ああそうか、すいません、書いてる本人が判らなくなってた。この「陽気婢」という漫画家に対して私が最初に持った印象が、ああこの人森山塔みたいだなあ、だったんです。いやね、陽気婢を知ってる方からは、こんなこと言ってると爆弾メール送られちゃうかも知れない。絵柄もストーリイもまるで違うし。森山塔のは、ひたすらスケベ、エロだったからなあ。
 でも私的には、自分の中での位置付けが、重なっちゃった訳です。こりゃすげえや、おもしれえや、てな感じで。エロがエロのためのエロになってない、とでも言いましょうか。前にレビューの「To Heart」で言ってたみたいなことなんですが(気になったらもっかい見てみてね)、それほど汁気が多い画風ではないのでエロっぽくはないんだけど、しっかりエロ漫画してる、という感じですね。これは好感持てちゃう訳です。私的に。
 で、画風も(最近は)結構洗練されてるみたいで、CGを使ってるせいか色は綺麗で、やっぱり「私的に」好きです。
 そうそう、短篇をメインにしてるあたりも好きな理由ですね。「えっちーず」という統一されたタイトルで、ワニマガジン社からVol.4まで出てます。
 もっと前にも変なのを結構描いてたんですが、今はほとんど入手できないんじゃないかなー。成年コミック、という枠がなかった頃の本ばっかりですから。ちなみに私は、気に入ったんで古本屋で集めて、一時は手元に置いてたんですが、よんどころない事情で売却しました。今は「えっちーず」以降のみ蔵書にしてます。
 まあ、絵柄が性に合ったら、一度手にしてみては? 一応、リンクしときましたので。

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