● スポ根マンガってハマるよねえ?(01.5.28)

 スポーツコミック、なんて分類がされてるのは、実は目にしたこともありません。そもそも、何をもってスポーツコミックと呼ぶのか、その辺の定義づけだって、結局おろそかにされてるんだと思う。コミック、マンガ、ってものの文化がまだまだ軽視されていて、だから権威って呼ばれるようなお偉い方々はまだまだコミックを学術研究のテーマとは思えないでいるんではないでしょうかねえ。いや実際のところは知らんけどさ。研究所の類は徐々に出始めてるみたいだし、いわゆるマジメなコミックとか、御大の作品とかについてはだいぶ語られ始めてるみたいだけど、そういうものも含めて全てのコミックを、大きな潮流と小さな派閥、さらに進化と退化と分極と淘汰と、なんて感じで分類したら、それは本当におもしろい勢力図になるんじゃないかと思う訳で。何だかもう何を言おうと思ってたのかが判らなくなってきたんでこの辺でやめときますけど、そういう全コミックの体系的分類をもし誰かがやり遂げたならスポーツコミック、あえてここではスポ根コミックと呼ばせてもらいますけど、それは結構大きな比重を占めるんじゃないかと思うんですよ俺。量的にも、質的にも。スポーツって分野は、ぎりぎりまで自分を追いつめて高めていく個人競技といい、お互いに切磋琢磨し協力し合う集団競技といい、これほどコミックに向いている分野もそうはないんじゃないかってくらいにコミック向きなんですね。
 で、スポーツを題材にしたコミックってのは、ほぼ例外なくスポ根マンガになってる。これは多分、コミックってモノ自体の性質、もっと言っちゃえばフィクション自体の性質、あるいはスポーツそれ自体の性質、もしくはその両方に依存することなんでしょう。熱い熱い。主人公の成長物語にするにしても、はなっから成長しきってる凄いヤツの姿を少しずつ描いていくような異端にしても、それは冷静な物語ではあり得ない。冷たい話は誰しも読みたかないもんねえ。どんなにクールな人間が主人公に据えられてるとしても、ストーリイは熱いし、そのクールな主人公の内面は実は燃え盛ってたりする訳で。大体ね、熱くない人間がスポーツなんて非合理的なものに熱中する訳はないんでさ。
 そんな訳で、俺のめちゃめちゃ乱暴な論理から言えば、全てのスポーツコミックはスポ根マンガに他ならないんですわ。

 あんまりにも乱暴な論理なんで、これ以上説明しても無駄のような気がしてきました。つーかさ、こういうことって思い込みだから、いくら言葉を尽くして説明したって、判ってもらえない人間には判ってもらえない訳ですよね。当然のことです。それは別にイヤじゃない。
 ま、俺の意見を置くページに俺が意見を置いてるだけですから、ああこいつはこんなふうに考えてんのんね、くらいに見てやってください。

 ちなみに最近の俺がハマッたコミック、これまでにハマッてきたコミックは、大体こんな感じです。俺という人間の基礎は、こんなコミックから成り立ってたりします。そのうち、ここに並べたコミックの一つ一つに、感想を入れられたら、と思います。

【野球】
●悪たれ巨人(ジャイアンツ)
●アストロ球団
●ドカベン
●一球さん
●球道くん
●STRAIGHT
●REGGIE

【サッカー】
●俺たちのフィールド
●シュート!
●ファンタジスタ

【格闘技】
●修羅の門
●グラップラー刃牙
●はじめの一歩

 一応名前は並べたけど、今ちょーっと酔ってるし、思い出せないのもあるんで、こんくらいにしときます。(01.5.28)

Topへ戻る