● バラード集を作ってみた。(99.10.31)

 CD−Rを購入したとき、最初にイメージしてたのは、実は、自分だけのベストアルバムを作ろう、ということでした。著作権法にさんざん抵触しまくってる今となっては結構嘘臭い(つーか多分誰も信じてくんない)けど、ホントのこと。だいたい俺、コピーできるの知らなかったんだから。デジカメの画像がたまり過ぎて、大容量のメディアが必要で、MOはSCSIしかなくって、たまたまソフマップで10台限定の安売りやってたCD−RドライブがATAPI接続のヤツで、たまたまカミさんの機嫌が良くて朝イチでお出かけできて、たまたまそのときの目玉商品が全く別の階の売り場のPC本体で、とまあ、「たまたま」がやたらと重なった結果購入しただけのことなのよ。
 そんなこたあどうでもいいや。で、それでも自分だけのベストアルバムなんてのはなかなか作るきっかけがなくて、例えばエロゲー主題歌集みたいなとんでもないのは作ってみたこともあるんだけど、そこで終わってた。

 こないだ、ふと指折り数えてみたら、自分の好きなバラードだけでも充分に1枚のCDになっちゃう、下手すりゃ容量足りない、ということに気付きまして、ならやってみっぺ(俺はどこの人間だ)ということで、作ってみました。で、数えたら凄い曲数になるんで、いろいろ制限を設けた。
1.今回は男性ヴォーカリストのみ。グループの場合も、男性ヴォーカルメインの場合のみ。
2.1アーティストにつき、1曲のみ。
3.邦楽のみ。
4.素直に聴けるバラードのみ。ひねくれたのは、今回はやめとく。
 で、こんなラインナップになりました。皆さんの好みと比べて、いかがですかねえ?
track No. 1 お別れにむけて/スガシカオ
 この人、最近とみにお気に入り。青枯れた声、とでも言えばいいのかな、独特の割れ方をした声と、妙につぼを得たメロディライン、何より、えらく内向的で今にも手首切りそうな歌詞が、今の俺の心境にぴったり。っつっても、別に死にたい訳じゃないけどね。他にもいい曲はあるけど、こいつには敵わない、つーことで。


track No. 2 おやすみロージー/山下達郎
 達郎に関しては、どれか1曲、つーのがえらく大変なんだよね。で、ホントは「JOY」(ライヴアルバム)に入ってる「ふたり」が好きなんだけど、たまたまCDを持ってなくってデータが取れない、ということで、次善の策でこの曲に。「Candy」なんかも凄く好きなんだけど。


track No. 3 Promise/ゴスペラーズ
 このグループを知ったきっかけってのが情けなくて、「ドリフの大爆笑」かなんかを見てて、いきなり出てきて、ゲストにアカペラ歌わしてたのがえらく印象的だったんでCD屋に行って探したらあっけなく見つかって、その時出てた最新アルバムがやたらと気に入ってしまったんで好きになった、という、まあどうしようもなくTV的な出会いですね。ま、だんだんヘンな方向性を採り始めてるんで、そろそろ足洗おうかなあ、とも思ってます。でも、買っちゃうんだろうし。で、この曲は、今のメンバーでゴスペラーズとして再デビューしたアルバムのベストチューン。オーソドックスな曲なんだけど、だからこそ、好き。実はこの曲、現メンバーのうち2人だけかかわってた旧ゴスペラーズのアルバムにも収録されてるんだけど、アレンジとかがまるで違って、今のメンツでの曲がイイ、と言う風に言えるんで、ちょっとほっとしたという経緯もありました。


track No. 4 親父/ヒートウェイヴ
 バラードと言うにはちょっと違う感じだけど、ロックのバラードはこれでいいんじゃないかなあ。九州のグループで、インディーズの頃の方がいい曲を書いてた。これもそうらしいけど、よくは知らない。独特のヴォーカルが妙に気に入ったグループ。今はどうしてるんだろ。


track No. 5 追いかけて/米米クラブ
 今は亡きスーパーメジャーコミックファンクバンド。これは末期のアルバム「Phi」に入ってました。彼らのバラードと言えば「TIME STOP」だけど、俺、昔やってたバンドでこいつをカヴァーして、もういやというほど演ったんで、飽きちゃった。ヴォーカリスト・カールスモーキー石井の面目躍如の1曲。


track No. 6 接吻/オリジナル・ラヴ
 これもバラードじゃないね。でも大好き。最近のは全然聴いてないんだけど、どうなんだろ。今はほとんど田島貴男独りなんでしょ? それでもいいのかもしれないけど、独りってのは限界があるんだよね。わがままだからバンドなんかやっちゃいられないんだろうけど。


track No. 7 歌うたいのバラッド/斉藤和義
 実はこの人、よく知らんのです。何だかでベスト盤が手元にあって、この曲はもうピカイチの素晴らしさで、だからここにも入れたんだけど、なんか有名な人なの? 最近新しいバンドを作った、というニュースを何かで見た覚えがある。


track No. 8 イケナイコトカイ/岡村靖幸
 言わずと知れた、私の心のアーティストの、震える心のバラード。「カルアミルク」って曲もなかなかなんだけど、曲としての盛り上がりは、クサいくらいに盛り上がるこっちに軍配。もう曲出さないのかなあこの人。やっぱり惜しいわ。


track No. 9 心を込めて花束を/サザンオールスターズ
 サザンはねー、ホントはこの曲じゃないんだよ。もっとずっと好きな曲が山ほどあるんだけど、たまたま、「Oh! クラウディア」も「ラチエン通りのシスター」もCDがなかったの。で、いっそのこと新しい曲でやっちまおう、その方が諦めもつく、つーことで、この曲。俺、この曲、友達の結婚式で歌って、大ウケしたことがあるの。そういういい思い出もカウントに入れて、この曲。ちょっと納得してないんだけどね。


track No.10 きっと何時の日か/SING LIKE TALKING
 ベタなバラード歌わせたら右に出る者なし。日本の至宝、佐藤竹善大ブレイク、の頃の5thアルバム「Humanity」から。4thの「0」もよかったんだよねー。あっちからにしようか、こっちからにしようか、えらい悩んだんだけど、まあええわ、つーことで、この曲。他の誰が歌ってもベタで聴いちゃいらんないんだろうけど、この人なら全然OK。もう、大好き。


track No.11 One more time,One more chance/山崎まさよし
 この人も、実はごく最近聴き始めました。まだこの3rdと大ブレイクした4thしか聴いてない。でも、独特のヴォーカルはもちろん、バッキングのエレアコのアレンジがなんか気持ちイイ。上手いし。
 この曲に関しては、もう言うことないです。この歌詞には泣けちゃう。そうなんだよねえ。あと一言、が言えないんだ。


track No.12 Curtain Call/上田正樹
 で、締めはこの御大。キチンと聴き始めたのは「わがまま」以降というにわかファンですが、やっぱり、いいっすよお。この声を作り上げた時点で、この人の成功は約束されてたんでしょうねえ。


 もっとたくさん入れたかったんだけど、CD1枚なんてたいした容量ないんですよねえ。なんか、不完全なもの作っちゃったような気がして。
 この1曲、つーのがありましたら、教えてください。BBSかなんかで。また新しいベストを作っちゃいますんで。(99.10.31)

Topへ戻る