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The Way We Are |
| [artist] |
Chemistry |
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ここのところよくテレビで見かける男性2人組のヴォーカル・ユニット。昨今のレコード会社のあこぎな戦略で、先行シングルを2〜3枚売り切ってからアルバム、続いてツアーってのが定番になりつつあるようだけど、こいつらにはもっとあこぎな売り方を考えたみたい。例の、布袋と永瀬が追っかけっこしてるBOSSのCMとタイアップして、お互いを相手のCMでも宣伝してもらう。まあ今までなかったのが不思議なくらい判りやすい戦略ではあるんだけど、正直言ってBOSSに彼らが合ってるとは思えない。
まあいいや。アルバムの感想行きましょ。
売り方はともかく、漏れ聴く歌声とかゴスペラーズとのコラボレーションとか、俺的には実は結構期待してたんですよホント。巧いのは事実だし。後は曲かなあ、というところで期待していて、で、ようやく発売になったんで早速買いました。音楽に屈託のない俺としてはとりあえず、気になるところは買ってみようかと。
んで今回は、見事に外しました。ちょうど、そう、宇多田ヒカルの1枚目と同じ感じ。歌は確かに巧いし、先行シングルは結構聴けるんだけど、そんだけ。アルバムとしての完成度は決して高くないし、意外性も何もまるでない、本当につまんない1枚に仕上がってました。期待が大き過ぎたのかもしれないんだけど、ロック系とかのデュオに比べると、圧倒的にヴォーカルがつまらん。2人の個性があんまりにも近いことが、多分その悪因なんだと思う。ゴスペラーズも1枚目の時は下手くそだったけど、もっと面白みがあったし、何より名曲があった。原点になるような曲ね。そういうのが、残念ながら見当たらない。2人じゃ音の深みにも響きにも限界があるしねえ。軽いのよどうしても。
後さあ、これは単なる感想なんだけど、いつも帽子かぶってる方の顔、ちょっと古くないですか? 15万年くらい。われわれの先祖にあたる種族に似てるような。ライオネル・リッチーの「Say you,Say me」(だっけ「Hello」だっけ忘れちった)で盲目の女の子が作ってたテラコッタの顔の像とよく似た感じの、一言の許に斬って捨てれば北京原人とでも言うべき、顔。ゴスペラーズのメインヴォーカルもそうだけど、ああいう顔の人はいい声してるんだよね。骨格の関係かしら。(2001.11.22)