| [title] |
Frenzy |
| [artist] |
ゴスペラーズ |
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HMVかどっかのページで新譜発売を知って、もちろん楽しみにはしていたんだけど、実は結構不安でもあった1枚。そして残念ながら、その不安は的中してしまいました。
不安てのは言うまでもなく、前作「Soul Serenade」の大ブレイクからこっち、シングルを連発していたこと。思うにシングルってのはアルバムの構成曲とは決定的に違う何かがあって、だからシングル曲を集めても本当の意味でのアルバムにはなり得ない、のではないかなあ。これまでシングルを追っかけていない人間には確かにオトクなんだけどさ、それだけの意味しかないし、じゃあシングル持ってるから損しちゃったってのともちょっと違う、なんだか「オリジナルアルバムのつもりで買ったらほぼベスト盤でした」って感じの落胆。俺がいちばん強烈に感じたのは、実はそういう種類の落胆でした。確かに彼らのアルバムはそれぞれが玉手箱系の、言ってみれば「何でもござれ」調のものではあるんだけど、でも今回のはそういうのともちょっと違う。それぞれは好きな曲でも、並べられて、しかもそれを「オリジナルアルバムでござい」って売られると、正直がっくり来ますね。せめて先行シングルは1枚にとどめておいて欲しかったなあ。
以上、誤解を恐れずに忌憚のないところでつらつらと述べてみましたよ。宇多田ヒカルみたいにB面の曲までぶち込んでない辺りは良心的ですが、でもこう思ってる人間は結構いるんじゃないかなあ。(2002.3.10)