姉妹妻

<こんなゲーム>

 前作「発情カルテ」でちょーっと存在自体ヤバいことになって、ここで存在をアピールしとかないといいかげんビジュアルアーツの中での立場も危うくなりそうだった(んじゃないかと邪推してるんだけどね)13cmが、サービス精神だけを前面に押し出して作ったと思われる、まあここのところのエロゲー界全般の傾向から考えると、「小品」に位置付けられる作品。サービス精神ってのはまあそのセンスとか度合いとかいろいろな面でピンキリなんだけど、ここで13cmが発揮したサービス精神は、「姉妹どんぶりモノ」で「(擬似)近親相姦モノ」で「人妻モノ」で「女教師モノ」という、「一粒で4度おいしい」を目指した点で一応評価できるものだった。少なくとも前作の詰めがあんまりにも甘く感じられた(バランス調整とかそういうところね)俺には、このストレートなエロさ加減は非常に嬉しかった。
 ストーリイとかそういう部分は、いまさら説明するまでもないでしょ。上に書いたとおり。でもプレイ後感は「女教師モノにいろいろおまけがついてたなあ」ってとこでしょうか。

<こんなところが13p>

 いつもいつも言ってるとおり、これぞ13cm、ってのはつまり、「まーたこんなトコまでやっちゃってさあ、ダイジョブなのあなたがた?」的な部分ですよね。そういえば前に「そーゆーさあ、こうしなきゃ13cmじゃねーよ、とか、これが13cmらしさだよね、みたいな知ったふうな口、叩かないでくれるぅ?」なんてとんでもないことをメーカー側の代表者の方がBBSでぼやいてて、まあメーカーのサイトのBBSでまでそんなこと言う必要は俺もないと思うんだけど、勝手に思わしときゃいいじゃん的な考えしか浮かばなかったんですよ俺。そんときは。つか、ウチみたいなレビューサイトなら、そういう思い込みはどんなふうにしても構わないはずだけど、それをBBSでひけらかすこともないかなあ、なんて。
 えー、だもんで、俺的には13cmは結局やり過ぎブランドで、それが嬉しい訳で、じゃあこのゲームのやり過ぎ部分はいったい何かってえと、そういう盛りだくさんの設定でも演技過剰にさえ思える高レベルの声優サンの演技でもなくて、あのー、こんなこと言うのアレかも知れませんけど、あー、そのー、
 乳、でか過ぎるんじゃ?
 ここまできたら、キモチ悪いんスけど。

<俺的評価>

 まあやり過ぎなのは、この際それほど悪いことじゃないです。乳が目立たないCGなら結構勃ちましたし。乳以外の描写には全く不満がなくて、ストーリイとかシチュエイションとかその辺は甘いっつーか浅いっつーか、それほど思い入れられなかったけど、それでも抜きゲーとしては充分過ぎるほどエロく仕上がってたよ。だからまあ損した気にはもちろんならないんだけど、いつも13cm作品を購入した時には必ず味わえる感覚、かつて「テレビ探偵団」で麻井泉とかこぶ平とかが「私だけが知っているっ!」とか叫んでたような優越感は、こと今回に関しては特になかった気がする。メッセあたりじゃティッシュケースカバーが特典として用意されたらしいし。ま、常日頃言ってるけど、メジャーを目指すのは、商売としてやってる以上当然のことだから、マニアックな作品じゃなくても別に評価しない訳じゃないよ。それが結果的に面白ければいいんだ。ただゲーム自体は凡百のレベルにとどまってる気もするんで、次回作に期待、かなあ。やっぱり13cmからは離れられない俺。(2000.12.16)