発情カルテ

<こんなゲーム>

 「飼」以来久々に、エロCGの数で勝負しよう、という姿勢を見せまくっているエロゲー。看板がルリルリなのが、この辺のアニメにはめちゃめちゃ疎い俺としてはイヤなんだけど。まあその辺は、いつまでもエロゲ界にしがみついてる俺が悪いってことで。諦めてますわ。
 まああんまり質的に落ちないレベルの絵師を集めてるなあ、という印象。実際にやってみないと、「よっしゃこいつは買いやあっ!」ってトコまでは言いきれないんだけど。この中から、願わくば次世代の13pを背負って立つ絵師が出てくれることを願ってやみません。つーかあんみつ草さんはどうしたのよ? 俺は大好きなんだけどなあ。

 ……と、ここまでが発売前、6月3日にUPしたコメント。

 さて。ゲームの内容を説明しなくちゃいけない訳だ。
 簡単に言っちゃえば、「注文したCG(あるいは原画)を全部見せるために作ったブラウザ」。それ以上でもそれ以下でもありません。もっと言っちゃえば、CG(原画)注文の際、これから作るのはこういうゲームです、という説明をしていたのかどうかという点さえ、俺には疑われてならない。「どんなシチュエイションでもどんなキャラでも構わないから、とにかく脱がせて犯させて、で最後に汁ぶっかけてください」という注文があれば、今回の「発情カルテ」の原画は全て描いてもらえそうな気がするんだよ俺。俺自身には絵心ないんでホントのところは判らんけどさ。もし追加注文するんなら、「あ、そうそう、ちいっとばかしアブ系のネタでお願いね、萌えゲーじゃないんで」くらいかなあ。今回のゲームは多分この原画を見せることが目的で、その原画群は多分これだけで説明しきれてしまうんではないだろうか。
 一応ストーリイとしては、たくさんのヤバい患者が幽閉されてる病院(間違いなく精神病院だね、かの宇都宮病院クラスの)で、流刑よろしく赴任させられてきた青年医師が、片っ端からこのヤバい患者たちを「治療」する、というだけのもの。エンディングも何も(一応3種類は確認したけど)ただのおまけでしかない。カタルシスも何もあり得ない。そういうゲーム。ゲーム?

<こんなところが13p>

 「国際軽率機構」主宰、山方龍三氏がのたまってました。「13p、勝ちに行ってるよ」。仰るとおりです。13p、勝ちに行ってます。今がチャンスだもんねえ。「檸檬」も10000本突破したらしいし。売れセンブランドまであともうちょい、という気分なんでしょう。
 俺としては、調子に乗ってるんじゃないのかなあ、という不安を隠せません。
 メジャーブランドになった13pなんて、想像できねえもん。

 ここも、ここまでが6月3日UP分。いつもはこういうフリの部分は消しちゃうんだけど、今回はね、ほら、自分に対する戒めの意味っつーか。「CGが多い=メジャー」とか、「原画師が有名人=メジャー」とか、そういう誤解を二度と持たないためにさ。
 ま、勝ちに来たんだとしたら、とんでもない見当違いだったね。何しろ発禁だもん。発禁。なんて蟲惑的な響き。んー、しびれちゃうね。これでホントにヤバさが発禁モノだったら、ゲームとして成り立っていなかったとしても、それなりの存在価値はあったはずなのに。淫語ビシバシの「みせたがり」とか、昔々のモザイクなしのエロゲーたちのように。
 残念ながら、今回は俺、さすがに、「ここだよ13cmの見せどころはさ」って部分を見つけることが出来なかった。高級同人ゲームって声も聞かれるけど、そりゃ同人ゲーム作ってる連中に悪いよ。情熱がないもんこのゲーム。まさか発禁処分(何度も言ってるけど別に発禁じゃないよね、パケにソフ倫マーク貼ってあったし)を狙った訳ではないんだろうけど、あれが決まった後のドタバタを今になって眺めてみると、うまく話題性が増した、なんて感じにも取れるんですよ。もちろんそれは下衆の勘繰りなんだけど、実際のメーカーの実入りって、今回みたいな売り方の方がしっかり確保できちゃいそうにも思える。さすがに9,000円はびっくりしたよ。これで「高い買い物」と思わせないような出来だったらなあ。俺はそれを期待してたのに。
 無理に13cmらしさを見つけるとしたら、それは多分、「いっつもいっつもCG少ない少ない言いやがって鬱陶しいヤツらめ、こんくらいありゃ満足かよ、ええ? どうよ?」ってな感じで無駄に枚数を増やした、悲しい勘違い、でしょうかね。 

<俺的評価>

 はあ。評価しなくちゃいけないよね。
 エロゲーとして、それともちろん抜きゲーとしても、俺はこのゲームを評価しません
 俺はこのゲームで、残念ながら勃ちませんでした。インポじゃねーよ。いつもはよく勃つもん。萌え系のはさすがにぴくりともしない時もあるけど、通常は結構ぴくぴくしてるし。
 レビューの方でも触れたけど、結局エロって、思い入れだと思うんだよ俺。1冊まるまる一人の女で統一されてる裏本とかピンで撮影されてるAVはもちろん、オムニバスもののAVとか一人の女あたり半ページの細切れ写真が羅列されてるだけの投稿系雑誌に至るまで、その写真とか映像を見ている間、その対象の女に(もしくはシチュエイションに)恋をする、そういうシンクロがちんぽを勃たせてる訳でしょ? まあ俺みたいに活字系の人間は、例えばフランス書院文庫とかマドンナメイト文庫とか、そういうのでも簡単に勃つんで、シンクロっつーより空想能力(妄想能力とも言うね)が人五倍くらいなんだろうけどさ。
 この「発情カルテ」において、俺は、その思い入れができませんでした。
 原画は悪くない、シチュエイションも(好みはあるんだろうけど)多種多様に用意してあるんだから、フツーならこりゃいいやって思うんだろうけど、どうしたことか、今回は全く入り込めなかった。必要以上にしつこいシナリオが悪いのか、あまりにも両極に振れ過ぎる主人公のめちゃめちゃな性格設定が悪いのか、その辺がいまだに確定できていないんだけど、何しろ、ホントに退屈で眠いエロゲーだった。進めるのが苦痛以外の何物でもなかった。
 だから、申し訳ないけど、俺的評価(あくまでも俺的評価です、念のため)は「最低」です。
 次回作、「姉妹妻」だっけ、まあこれは買います。
 でもその次は判りません。ごめんなさい。(2000.10.12)