*** こんな感じで練習してます ***

p_jim010.jpg ジムの外観。 立地条件良し。
市中心部から徒歩5分強にある。
1Fは、駐車場(武勇会館は、3台借りている)、階段を2Fに上るとジムの入り口がある。

戸の向こうから聞こえる「バスッ」という断続的な鈍い音。
時折ブザーが鳴る。
前者はサンドバッグを叩く音で後者はタイマーの音である。
知らなかった自分には恐怖だった・・・。

入る時は元気良く挨拶!
俺は大体「こんにちはー」。人によっては「おはようございます」「ちース」。
要は元気良く挨拶すればOK。
時たま挨拶もせず入ってくる人もいるが、これは良くない。 挨拶すべし。
で、当然挨拶し返すべき。
既に来ている人も元気良く挨拶し返す。 礼には礼を、ということか。
俺は挨拶した方が気分が良かったので縄跳びだろうとサンドバッグだろうと挨拶してました。 しかも、でかい声で・・・(^^;迷惑だったかも(笑)

入り口で靴を脱ぎ、そのまま奥へ。
女性は、入り口左に更衣室があり、男性は、右に曲がった突き当たりにロッカーで更衣室が作られてある。
着替えのロッカーの前には、グローブ・トランクス・レッグガード等格闘技用品が陳列され、販売されている。

p_jim001.jpg 練習の格好は様々。
まず貴金属は全て外しましょう。
眼鏡はなるべく外した方がベスト。コンタクトレンズは組み手しない限りは大丈夫。
特に何もない人は、Tシャツ・タンクトップにジャージ又はハーフパンツ。
ベテランそうな人は、キックボクシングトランクスを履いている。
練習して、暑くなってくると上を脱ぐ人が多い。
夏は最初から着てない人もいる。
あと、汗を拭く為のタオルが必要。 リングのロープに引っかけておく。
ついでに言えば、練習前にお手洗いにいっておくと良い。 立って動くと何故か行きたくなるものだ・・・。

ではいよいよ練習開始。
まずはリングに向かって正座。
目を閉じて「黙想!」これも程よく元気に言いましょう。 練習への意気込みが伺えるぞ?(笑)
この時、今日の練習について考えたりする(らしい)。
終われば「黙想やめ、練習始めます。よろしくお願いします!」と礼。 皆は「お願いします!」と返事をするのが礼儀。

まず最初に、縄跳びか柔軟体操。
どちらから始めても可。
初めての人は、縄跳びはインターバル置いて2ラウンド(以下「R」)位から始めるのが良いだろう(因みに、1R3分、インターバル1分。R終了)。
p_jim008.jpg 慣れてくればインターバルの間も跳び、ラウンドも増やしていくと良い。
ただ増やし過ぎると後々の練習に力が入らないので程々に。 試合が決まれば、否応なく跳ばせてくれるので(笑)。

縄跳びの後には、「腿上げ」がセットでついてくる。 壁に手をあて、軽やかに腿を上げる。胸につく位。
これ、1Rで良いのだが、いつやっても辛い(^^;
始める前にアキレス腱を伸ばしておく必要がある。

柔軟体操は、そのまんま、体が柔らかくなるようにする為(笑)
本場タイではほとんど柔軟しないらしく、一方で有名な故アンディ・フグは柔軟に時間をかける。
この差はなんだろうと思いつつも、自分は1〜2Rかけて柔軟。
強靭なバネの体を持たない人は、180度近い開脚で胸が床につく程度を目標とすると良いだろう。
アキレス腱もしっかり伸ばしとくように。
これらが出来たら、いよいよシャドーへと進む。

まず俺はロープを利用して、蹴りのフォームチェック。
軸足は真後ろを向いて、爪先で立ち、膝は軽く曲げる。
体は倒さず正面を向き、腰で蹴るように突き出す。
手は蹴り足側は後ろに、軸足側は顔面をガード。 こんなもんかな?
・・・最初は背中が痛いです(^^;

p_jim003.jpg 初心者の方は、この時にステップの練習をします
インターバルの間にパンチも鏡を見つつチェック。
シャドーは人それぞれだけど、俺は3〜5Rやってました。
シャドーは肩の力を抜いて、スピードをつけてやるのが良いと思う。
最初は一人相撲っぽいので恥ずかしくて動けないけど(笑)自棄でやれば慣れます(笑)

パンチは小刻みに、大振りにならないように。試合に出ると否応なく大振りになるので(会長談)
蹴りも素早く、ここで気をつけるのは、一回転すること。
軸足を真後ろにする為と、勢いをつける為。
最初意気込んですると滑ってこけるが、多数の人が経験しているので恥ずかしくありません(笑)

ここではコンビネーションを身につける良いチャンス。

基本は、左右交互、上下に散らす。オーソドックススタイルの場合

・ジャブ→ストレート(ここまでを「ワンツー」という)→左ミドルorロー
・ワンツー→フックorスリー(→右ミドルorアッパー)
・左前蹴り→右ミドルorストレートor捕まえて膝

等、様々に組み立てて試すと良いでしょう。
ただ、コンビネーションが終わった後、くつろがないように。何時反撃されるか分からないので。
従って、フットワークも重要。
ラウンドが終了するまでは、両足を同時に地に付ける時が無いように。
ボクシング程までいくと、蹴りが出しにくいけど(^^; 近い所まで。

膝は、腰を前に突き出して、膝を天高く上げると良いと思う。
勢いつけすぎると、最初の頃は背中にきます(^^;
ツイストする感じですると良いかも。
って、これで本当に正しいのかどうかはわかりません(笑)。
俺がしていた練習を書いているだけであって、あくまで個人の話です。 会長直伝とかそーいうんじゃないです。あしからず。

p_jim002.jpg 相手がいたら一緒に練習。 「避け」「ミット」「マス・スパー」。

「避け」はそのまんま、攻撃を避けること。
足パット(サポーター)を着けて、12ozのグローブをはめてリングに上がる。
女子同士だったり、ヘマしないだろう、という人とはパンチンググローブだったりもする。

前蹴りは、出てきた脚の対角線上の手で流す。
例えば左前蹴りが出てきた場合、左手で足首を外側から掴むようにしつつ、 「くるっ」と相手を回転させるようにする。文章じゃわからんな(笑)
ロー・ミドルキックは同じ受け方。膝を上げて、「脛(スネ)」で受ける。
内股にならないようにするのがミソかな。 僅かに外股。
たまに脇に抱えて止める場合もあるが・・・初めての人はしないほうが良いでしょう。
本番の蹴りは練習とは違うから、上手くしないとアバラいきます(^^;

ハイキックは両手・スウェーで。片手では力負けする可能性大。

パンチは、ジャブ・ストレート・フックをそれぞれ。前二つははじき流すように。

フックは、しっかり耳の横に腕を持ってきて隙間なくガード。
慣れてきたら、ボクシングみたいな避け方(名前忘れた(笑))をしたりする。

パンチのみは特に足(ステップ)が必要ですな。
どのガードも、使わない手は顔面(顎中心)をガード。 ガードしたら、すぐ攻撃出来るようにするのも重要。

p_jim005.jpg 次に「ミット」。
これは足には何も着けずに、パンチンググローブをはめて。
R数は個人差があって、1〜5R。内容量も違う。
主な内容は

ジャブ・ストレート・ワンツー・ワンツーフック・前蹴り・ミドル・ハイ・ワンツーミドル(左右)

といったところか。
あと、ラスト30に膝をしたり、その人にあったコンビネーションをしたりと様々。
結構、持つ側に技術が必要とされる。俺は持つのがとにかく好きでした(笑)

「マススパー」スパーリングの軽いもののこと。
格好は「避け」と一緒。
ただ、一応やりあうのでパンチンググローブはあまり好ましくない(^^;
これも個人差があって、2〜5Rくらい。
数人で順番に、ということもある。
たまに熱くなる人もいるが・・・マウスピースとかはめてないのでそこそこ加減しましょう(^^; p_jim007.jpg

止まらずステップを大切に。
オーソドックススタイルは左へ、サウスポーは右へ回るように(攻撃し易い)スピードある攻撃をするのが良いと思う。
この後、1Rひたすら膝、という時もあります。
自分はやったことないけど・・・慣れない頃は、翌日素晴らしい筋肉痛に見舞われるとか。

リングで汗を流したら、サンドバッグが待っている。
脛用の、砂だけのサンドバッグ(と言うのだろうか)があるんだけど、マジ蹴れません(T_T)
軽く当てる程度だけで、見事な青血が出来る。流石コンクリートの元。

練習量は、やっぱり人様々。格好は、パンチンググローブをつけます。
俺は5Rを目安にしてました。

1R・・・パンチのみ
2R・・・蹴りのみ
3〜?R・・・総合(コンビ)

ってな具合。総合の時は、ヒザも入ってます(あんましてないけど・・・)
人が少なくて余裕がある時は、後ろ蹴りとかかかと落しとかして遊んだりする(笑)

p_jim006.jpg 試合前の選手なんかは、ラスト30になると、一心不乱に殴(蹴)ってます。 スタミナが着くんだろう。 だって終わると死にそうな程の呼吸だもん(^^;
最後になると、力はなくて、ほとんど気合でやってる、という感じ。
俺だと20秒しか持たないんじゃないか・・・って思う。 まぁ、それが出来るからプロになれるんだろうね。

次は、首膝の練習。 いやこれで全部する事もあるよ当然(^^;
グローブを外して、サンドバッグを掴み、1R手を離さない。
向こうに押して、戻ってきた勢いを利用して、
「ざくっ♪」
と蹴りましょう(笑)。
横にひねって横からのヒザとか、色々あります。連打もね♪
やり始めの頃は、膝が真っ赤になって痛い(T_T)

サンドバッグ、いい打点だと音が違う。 感触も違うんだよねこれが。
下手だと、まじに脚が痛い(^^; でも上手く蹴った時、痛くないんだよねぇ。 何故だろう。深い部分に響くものはあるんだけど。

パンチの場合は、終わった跡の拳でわかる。
人差し指、中指の拳が赤いと、打点が良いってこと。 俺はどうしても小指と薬指でした・・・(T_T)
最初の頃はちゃんと打点良かったんだけどなぁ。 変な癖着けたらしい(^^;

一心不乱に挑むのがベストでしょう! ぐだぐだやっても何もなりません(笑)

いよいよラスト。体力作り。
まず、リング下で腹筋と腕立てを。回数は、それぞれ20〜100回くらい。
腹筋は、慣れてきたらツイストを取り入れると良いでしょう♪結構息が上がります(^^;

あと、人によるけど、ヒンズースクワットを。
これも回数は20〜100回かな?最初は無理をしないように。 でなきゃ容赦ない筋肉痛に泣かされる(^^;
階段を降りる時、太股の筋肉構造がよく分かります(笑)

p_jim004.jpg これで終わる人とまだ続きがある人がいます。ベンチブレスやバーベルを使った体力作りがあるのだ。
これは、もう本当に各々にあわせて行います。

何処に筋肉をつけたいか、何処を強くしたいか。

それによって練習メニューを組み立てます。
始める前に、関節をよくほぐしておく事を忘れずに!
ベンチブレスなどでは、必ず、すぐヘルプに入ってもらえるように、人をつけること。
でなきゃ万が一、って事がありますので(^^;
いきなり重い物を持ち上げても、筋肉を傷める可能性があって危険だったりする。

10回×2〜4セットくらい出来るような重さから徐々に負荷を加えていくと良いらしい。
最後、10回×1セットした後、補助してもらいつつ、限界を出来る回数。
そうする事で筋肉が「俺はこれだけあげたいんだな」と憶えてくれるそうだ。
最後、筋肉をよくほぐしておくことを忘れないようにしましょう♪

全てを終えたら、最初と同じようにリングに向かって正座、黙想をします。そして元気良く
「練習終わります、有り難うございました!」と一礼。
皆も「お疲れ様でした」と答えましょう。
これで、一日の練習は終りです(^^)
次回も、頑張って練習しようね♪
使った物はきちんと元あった場所に返しましょう♪汗はきちんと処理して、風邪を引かないよう、清潔に♪

以前は、グローブ空手又基本練習に合同稽古をしてました!
また復活してほしいものです。

p_jim009.jpg このジムの道着は「黄色」(現在は、黄色の道着が入りにくいみたいで、白に変わってきている。)
どちらかといえば山吹色かな。
それに、背中に大きな赤い星があって、その上にローマ字で「BUYUKAI」とありました。
結構、映えます(^^)
ただはじめてみた時のインパクトは尋常じゃないけど(笑)

それに各々帯を締めて、出来上がり。帯は、

白→黄→緑→茶→黒

の順。 もっと細かい道場もあれば、途中が違う所もあるだろう。
昇級昇段は、大会での成績および、年に2回審査会が行われてます。

まず柔軟・縄跳び・腿上げは各自で済ませておきます。
そして全員で黙想。
指導は、主に会長ではなく、指導員も兼ねていた選手の方がしていました。
リングに上がり、彼を中心に円になります。 肩幅に脚を開き、構える。
声を出しながら基礎をこなします。

基礎
・ジャブ(左正拳突き)
・ストレート(右正拳突き)
・ワンツー
・フック(左右)
・アッパー(左右)
・蹴り上げ(左右)
・前蹴り(左右)
・ミドルキック(廻し蹴り・左右)
・横蹴り(左右)
・後ろ蹴り(左右)
・ステップ
・ステップ→ワンツー
・ヒザ

ステップからは、4人ずつくらいがリング上で順番に行います(でなきゃ出来ん) これだけで、充分いきがあがる(^^;

基礎の次は、2人組になってミットを2R程度ずつ持ち合います。
それが終わると、マスを行います。 ここ辺の組み合わせは、会長の指示が出てます。
一人2〜4Rマスを終えると、1〜2R首相撲を行います。
・・・死にます(^^;
この時、人数等の関係で相手がいない場合は、サンドバッグを相手に行います。

最後に、腹筋・腕立て・スクワットを100回ずつこなし、皆で黙想。これで合同練習は終わりで、後は個人の自由練習に戻ります(^^)
いつもと違う、引き締まった雰囲気の練習が味わえます♪

以上が俺がやってきた練習メニューでした。 日によって加減したり、増やしたり。
「ここはこうじゃないのか」というご意見もあるでしょうが、まぁジムの個性ということで(笑)
ついでに、一番最初はご指導頂くけども、後は自由練習なので俺のオリジナルになってるし。
よって、この練習方法に関する批判はご遠慮申し上げます(^^;

サイト管理人が書いた物を、館長に加筆・修正して頂きました



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