WIZARDRY
カント寺院物語
カント寺院
ひとごろし
葬式屋を頼む前に!
僧侶がカドルトを、
魔術師がハマンを覚えない。
こんなパーティの方々が顔にタテ線いれつつ
今日も棺桶(か灰)を持参してやってくる。
そう、ここは奇跡を起こす場所。
あるパーティが死体を連れてやってきた。
『前衛のサムライが死んじまった!生き返らせてくれ!
失敗したらコロス!!』
規定の料金を払い、 一行は奥の蘇生室へ通される。
霊験あらたかなカント神の前で奇跡が祈られる。
灰になりました
『金をかえせえええッ!!』
怒り狂う客達。
『待て!まだ望みはある!!』
焦りビビりながらも、
このごにをよんで更なる追加料金をせびる僧侶。
『いくらになるんだよ?』
言うサムライの青年の顎はすでにヒクついている。
『難しい蘇生となるので先ほどより大幅にネ上がります』
ばき!!どか!グシャ!
ああ、今日も蘇生室で流血惨事。
合掌!
作者注)わたしだったら必ずマハマンに頼りますね。
覚えていなかったら覚える迄蘇生させるのは諦めて、
カント寺院の裏倉庫に死体を預けておきます。
この見事な迄の商売気質。
僧侶にしておくのはモッタイナイ。
いっそ株式上場でもして
株式会社カント寺院に改名したらどうだろう。
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