完結済みの珠玉のマンガ紹介
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いわずと知れた少女漫画界きっての大御所の最新のサイコサスペンスドラマ。物語は実母の再婚相手のオヤジ、グレッグから性的虐待を受け、それから逃れようとグレッグを罠にかけて殺そうとしたら実母も一緒に殺してしまい、精神的にズレてしまった(脇役ロレンツォいわく)『プラトンの愛した美少年のよう』な主人公、ジェルミとグレッグの息子イアンのかなり不安定な恋愛を主軸に描かれる。義弟と義兄…おそらくこのシュチエーションは一部の女性達にかなりウケるのではないだろうか。いや、ウケるはずだ。とにかーく、初期の虐待の描写がかなりイッてしまっていて衝撃的だった。グレッグのイカレ具合が突き抜けていて恐いくらいだ。当初比較的マトモだったイアンがすっかり両刀の二股かけ男になってしまい、更に開き直ってしまっているあたりが凄く情けなかったが…その後、彼は恋人のナディアを振って迄(この極悪男めー!)ジェルミを更生させようと必死で努力するのだ。不器用ながらも時にヒステリックに暴力的にジェルミと共に悩み苦しむその姿は不敵的にかなり萌えた(爆)!ジェルミは最後の最後にやっとイアンの愛情を素直に受け入れられたわけで、要するに理論整然とした常識や理屈では人の心は救えない、という事だったのだな。純真な気持ちの持ち主なら尚更に…。というわけで9年も続いたこの物語もハッピーエンドで完結を迎えました。奇妙な恋愛成就の仕方でこれまた同人女向けに萌えます。そっち方面で特に年季の入った少女漫画好きにオススメです。 | |||
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時は冷戦時代のニューヨーク・マンハッタン。比類無き美貌を持った知能指数180、射撃の腕はスワット並な不良少年たちのボス、アッシュ・リンクス。彼の兄はベトナム戦争で麻薬に汚染され廃人と化していた。その麻薬「バナナフィッシュ」を巡ってコルシカマフィアと国家の最高機関がある計画を進めていた。もともとコルシカマフィアの大ボスであるゴルツィネに男娼として飼われていた過去のあるアッシュは陰謀に巻き込まれていく。アッシュ率いる不良少年グループはコルシカマフィアと全面戦争状態となり、更にチャイナタウン、退役軍人まで敵に回す。熾烈な頭脳戦争をアッシュの友人である奥村英二との交流をからめて描かれる、最後には涙なしには見れない吉田秋生のハードボイルドアクションドラマ! 誰がなんと言おうとこのマンガだけは外せませぬ。主人公アッシュは永遠の乙女たちの憧れでございます。少女マンガ雑誌を定期購読していたのはこのマンガが連載されていた別冊少女コミックだけ...だったような気がする... <注>上記のあらすじは....あまりにもこの作品の完成度が高い故にそのおもしろさがちっとも書き出せませんでした...。ぼく物書きじゃないから...すんません |
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「動物生体図鑑」と銘打っているものの、中身は熊の親子の成長物語。突然変異のシロクマ「シロ」が主人公。ただし、くだらないナンセンスギャグ満載。更に下ネタ炸裂。シロの恋人、ヤマネの「ちょしちゃん」が無惨にも母熊に食われてしまう(知らなかったとはいえ...)エピソードはなんだか凄くくだらなく感じるが大いなる野生のシステムを思わせて...いい味だしてる(笑)。途中で雷で丸焦げになったイノシシの家族の生き残り、ウリ坊が熊家族の一員となるが、このウリちゃんが可愛い〜〜!!そんじょそこらのぴかちゅう・たれぱんだなどの生物なんぞ角の生えた芋虫に思えてしまう程の愛くるしさ!いくら相原コージとはいえ、ただのナンセンスギャグで終わるマンガではございません。終盤になるとホロリと涙がこぼれる展開になってきます。 この年になっても、ウリちゃんが死んじゃう話と子離れの話は今でも泣けてしまうのだ... |
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主人公の少女・ガリィ(半サイボーグ)は鉄クズ街で胸部と頭部のみの状態で修理技師イドに拾われ、養われることとなる。彼女はしばらくはイドの元、静かに暮らしていた。しかし、失われた過去の記憶からひょんなことで格闘の記憶を呼び戻し、懸賞金をかけられた罪人を追うハンターになる... 純粋に戦うことを楽しみながらも次々と降りかかる過酷な運命と苦悩しながら戦う(殺戮の天使)を生々しく描く「魂の遍歴」。 ぎゃー!!書ききれないー!上記の記述じゃ全然、話の面白みが出ていないんだってば!とにかくこの物語、描かれるバラエティに富んだ様々な人間模様とガリィとの関わりや成長が実に骨太に現実的に語られ、とーっても読み応えがあるのだっ!主人公のガリィは女の子って事もあるし性格も私的に共感できるキャラクターなのでとても好感が持てます。 物語の最後にガリィは自らの身を犠牲にして世界を救うんだけど、全然正当派ヒロインではない彼女なので、私としては意外な結末だった...。でも、彼女が巨大な蓮の花に姿を変化してしまうのは乙女チックで良い死に様ですな。....結局、人間として生き返っちゃうけど。 お勧めキャラはズバリ<デスティ・ノヴァ教授>。狂気!凶悪!凶烈!・絶対死なない!!...なキャラクターなのだ。自分の頭を電気ノコギリでガガーッと切り取って自慢げに内容物を公開する様は、とってもシュールでお素敵☆プリンが好きらしいが女の子のタイプもむちむちプリンなアメコミ美女タイプらしい。 木城さんは連載当初から比べると最終巻辺りでは別人のように絵が巧くなっている。むむむ。これは半端じゃない巧さだぞ。アクションシーンもマシンの描写もCGも!恐れ入りましたぁあああっ! |
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