お勧めヘヴィメタル
〜重く激しく速く暴れたい人〜
[Abominator]
Subversives For Lucifer
ムサクルシサって
美学だったんですね!
オーストラリア産ブルータル・ウォー・ブラックデスメタル。
豪州のメタルシーンなんて予備知識皆無なのですが。
オージービーフの産地にはえれぇー強烈なバンドがいるもんですね。
こんな伏兵が存在していたなんて。
小生、ブルデスってあまり聞き込んでいない方だと思うのですが、
あまり聞き込み足りなさげな自分でも、
このブルデス爆音にはイッパツ目でヤラれました。
まっこと、安定感のあるスバラシー轟音突進です!
なんつーの、コレって
スウェ−デン系突進ブラックに通じるモノがあるんじゃねぇ?
死ぬ程速いってワケじゃないんだけど、
打撃轟音のうねり方が絶品よぉ
曲の展開とか…よくマンネリに単調になりがちなんですが、
美味しい素材(爆音パート)が調子よく何種類も叩き込まれ、
しかもわかりやすいトバシ方なのね。
これがもぉ〜〜〜メッチャンコカッコイイのよ。
1曲1曲が妙に長いような気がするのですが。
休む間もなく終始爆裂しっぱなしで捨て曲無しの高品質悶絶楽曲群に
そんなん、じぇんじぇん気になりましぇん。
てなワケで。
ちょびっとだけ曲のお気に入りドコロを書き記しておきます。
++
1曲目「Renegades At Hells Command」 |
最初は誰かが戦ってます(多分、神々と悪魔の戦いかと)。
遠くからどっかの軍勢同士が合戦しているよーな音。
どかん!と何やら閉る音?が大きく鳴り響くと
ズブトイ不穏なギターが斬り込んできまス。
ブラストも爽快に(?)炸裂、
骨太に雄々しくズンドコズンドコ…!!!
Vo.が絶叫を始めます…このヒト、所謂ブルデスな声ではなく、
なんだかブラックメタルで喚いてそうなカスレたオッサン声なカンジで。
(イヤァアアすっげぇイイ、たまんねぇ〜!←もう喜んでる)
暑苦しさが炸裂する4分過ぎで、がぜん拳を振り上げたくなります
軽快に(?)トバす打撃から
『ウ"〜〜!!』
で
『エ"〜〜!!』
で、
ベタベタボコボコと爆撃開始(笑)。
このアルバムの中では『唸りトラック』と言った所でしょうか?
ムサクルしさ120%増しです。でも聴き易いんだ〜。
そんで1:10アタリ、
怒号からの豪快な爆音転がり具合はめたくそクールなのでース。
8曲目「Subversives for Lucifer」 |
このアルバムのタイトル曲ッスね。
それだけあって凄まじいクオリティを誇るブルデス轟音曲となっております。
ドラムの重い打撃。
そしてッ、出だしの↓が暑苦しくてタマんねぇ。
『る〜〜しふぁあ〜〜!!』
以下、ブルデス爆撃行進曲が炸裂。
3:30あたりの爆撃パートがたまりましぇ〜〜〜ん。
ブルデスと一言で言っても実に様々な形態が存在するもんですな。
深いな〜
自分、この作品でブルデスのムサクルシさを初めて快楽に感じましたわ!
なのでっ!
これからは前向きにブルデスを掘り下げていこうと思います