お勧めヘヴィメタル
〜暗黒魔術師もしくは悪魔主義な人編〜
[EMPEROR]
闇の黙示録
闇の帝王、暗黒鋼鉄界頂点に、鎮座せり。
更なる闇の統治を押し進めん(+_+)。
スカンジナビア半島のブラックメタル界の皇帝による闇の三部作完結編(??)。
前作よりもカオス(混沌)度が落ちはしたがその分作品としての
完成度は恐いくらいにレベルアップしている。
げろげろのぐっちょぐちょ度は作品を経るごとに押さえられてつつあるという所かな。
しかし暴虐性はサモスのアビリティ(笑)なので失われてはいない。
イーサーンのアビリティは『オーケストラもしくはゴシックっぽい』物だが、
過剰にそちらに配分が行かず、サモスの暴虐性と絶妙に、がっちり結合し、
作品全体の荘厳性が格段に向上する結果となった。
エンペラー(=皇帝)というにこれほど相応しい出来は無いと断言出来る。
禍々しさに威厳が加わり、聴いた者を震え上がらせる1発目『汝、人を憎みたまえ!』。
キョーフです。マジで禍々しいです。
この足踏みリズム、まさに魔界行進曲。
ちなみに..,購入のきっかけはたまたまウェブ上で試聴できた『Eの遺伝子』のおかげ。
(アルバムで4曲目!)まさに、ひと聞き惚れでした。
次の日、お茶の水ディスクユニオンへ足が向かっておりました。とゆう訳で、
お気に入りの曲はEの遺伝子だよん。この4曲目はイイ〜〜〜〜ッ!
それから2曲目『捩じれた理性』。
...と、3曲目の『イカロスの悲唱』。
ここではイーサーンの珍しい高音域のボーカルが聴けます。
イイ曲なのですがちょっとカッタルイ。
そしてこのアルバムのタイトル、『闇の黙示録』!(6曲目!)
さすがアルバムタイトルになってあるだけあってすべてのよさが凝縮された、至高の曲!っていうか。
全部聴こう。Must Buy!!
〜蛇足〜
サモスはインタビューでイーサーンとの音楽的趣向の相違について、
近い将来なんらかの形で表に現れる事を示唆していた。
サモスもいっていた事だが、彼が欠けてもイーサーンが欠けて
その時点でエンペラーではありえなくなってしまう。
音楽性にも決定的な違いが表れてしまうだろう。
両人あってこそ、最高の作品が生み出されるのであって片手落ちでは
『皇帝』の執心者には納得出来ない物になると誰よりも判っているらしかった。
と、いうことは、どっちかがヌケたら即刻エンペラー解体という事か?
闇の三部作の後の作品は2001年の秋にリリース予定。