お勧めヘヴィメタル

〜暗黒魔術師もしくは悪魔主義な人編〜

[DIMMU BORGIR]

Enthrone Darkness

(Artwork, photo, design and layout by P.Gron, Sweden. )

大きく進歩した実力を見せる傑作!

<Recording Line up> Shagrath- Vocals, Erkekjetter Silenoz -Guitar, Astennu - Lead Guitar, Tjodalv - Drums & Percussion, Nagash - Bass, Stain Aarsted -Synthesizers & Piano. 日本では『暗黒の帝王』とされるDimmu Borgir、1997年の作品。 助っ人にNagashを迎えて曲作りの面でかなり関わったらしい。 そのせいか前作とは比べ物にならないクオリテイの作品に仕上がっている。 もともと一般的に受け入れられにくい音楽ジャンルの彼等だがこのアルバムで そこそこ受け入れられたらしく、この頃のビデオなどを見るかぎり、 地元では結構な人気を博しているようだ。 しかし、不敵的にはアイドル的なステージにげんなりしてしまう。 このころまであの某シナジーで有名なキンバリー・ゴスさんが ライヴで助っ人(?)参加していたらしい。 (ブックレットには名前の記載が無い) このアルバムからドラスティックにシンフォニックブラックのスタイルを確立させ、 多くのファンを獲得したものと思われる。
ヲかいつまんで楽曲紹介ヲ
1曲目、Mourning palaceは荘厳なイントロで始まる。 シャグラスの悲愴な歌声が格調高いKey.の調べと絡み合う。 2曲目はSpellbound (by the devil)で、実は不敵はDIMMU BORGIRの楽曲の中では 一番思い入れの有る曲。とても暗黒的で神秘的な雰囲気の曲。 3曲目In death's embraceはピアノがクラシカルな雰囲気を漂わせる壮麗な曲。 4曲目はRelinquishment of spirit and fleshで、ブラストが初っぱなから全開爆裂。 このバンドならではの暴虐的なサウンドを聴く事ができる。 6曲目のTormentor of christian souls はかなりヘヴィでスピーディな逸品。 シンフォニックなアレンジが絶妙に融合していてめちゃめちゃカッチョエエ! 7曲目のEntranceはしっとりとしたメロディアスな曲。 インストゥルメンタルにしてもよさげな感じを受けた。 8曲目Master of disharmonyはこのアルバムのなかで一番邪悪な名曲。 ベードラのブラスト、ギターも暗黒然としていて凶暴暗黒好きには満足できそう? 9曲目Prudence's fallこれまたしっとりとした寒々しい作品。
日本盤にはボーナストラックとしてSpellbound (by the devil)Tormentor of christian souls ライヴ音源が収録してある…けど、まぁこれが酷い音だ! あまり期待せずにどうぞ。 この後、スピリチュアル・ブラックディメンションズと魔界大憲章という 2作品をリリースすることになる彼等だが個人的にはこの作品をお勧めする。

1. Mourning palace 5:13
2. Spellbound (by the devil) 4:08
3. In death's embrace 5:43
4. Relinquishment of spirit and flesh5:33
5. The night masquerade 4:25
6. Tormentor of christian souls 5:39
7. Entrance 4:48
8. Master of disharmony 4:15
9. Prudence's fall 5:57
10. A succubus in rapture 6:00
11. Raabjrn speiler draugheimens
skodde 5:02 (Unlabeled track)

Total time 56:43

Japanese version has two additional
bonus tracks; live versions of:
Spellbound (By The Devil) and
Tormentor Of Christian Souls.

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