お勧めヘヴィメタル
〜暗黒魔術師もしくは悪魔主義な人編〜
[DIMMU
BORGIR]
SPIRITUAL
BLACK DIMENSIONS
(Artwork, photo, design and layout by P.Gron, Sweden. )
更にシンフォニックになったお勧めの逸品!
<Recording Line up>
Shagrath- Vocals,
Erkekjetter Silenoz -Guitar,
Astennu - Lead Guitar,
Tjodalv - Drums & Percussion,
Nagash - Bass,
Mustis -Synthesizers & Piano.
前作、『暗黒の帝王』(その間に『暴虐の楽園』が発売)に続くフルレンスアルバム。
スェーデンのアビススタジオにて1998年の8月から10月にかけて
レコーディングされ、1999年にリリースされた。
前作で炸裂した『邪悪な優美』なスタイルを引き継ぎ更に進化させている。
映画のサウンドトラックを思わせるような大仰な曲が殆どで、
禍々しいデス声じゃなければ一般向けに売り出せそうな感がある。
VocalsのShagrathの悲愴で絶望的なボーカルっぷりは相変わらずである。
もともとシンフォブラ系な事もあり、この作品も『美しさの追求』を押し進める形となったので
今迄のファンにはしっくりこない作品に仕上がっているかも知れないが、
逆にブルタル系を毛嫌いする部類のリスナーには十分受け入れられる可能性もある。
それだけのクオリティ、実力が凝縮された作品だと勝手に不敵は分析している。
珍しくClean voiceが聴かれるが、これはSimen Hestnaes.が担当しているらしい。
この作品の後にBass.のNagashが脱退しているが、
のちにNagashの後任にSimenが加わる事になる。
Simenの謂うところに因ると、彼はあくまでSpiritual Black Dimensionsのツアー
助っ人要員であり、正式のバンドメンバーでは無い、と言う事だ。
ツアーといえば、1999年の10月18日、
クラブチッタ川崎にて彼等の初来日ライヴが行われる予定だった。
予定、だった。
そう、直前で中止になったのである。どうやらチケットが全然さばけなかったようだ。
ちなみに不敵のメモリアルチケットナンバーは53番だった。すっげー悔しい。
パワーロックトゥディをお布団の中で眠気をおして聴きつつ、
無事に先行予約電話をした私の努力は一体なんだったんだ。
メンバーチェンジはまだまだ続いて、今度は
1999年6月頃にはDrums.のTjodalvが脱退。
もともと所属していた、同じく北欧暗黒鋼鉄バンドOld Man's Childに出戻りしたと言う事だ。
後任には大英帝国のヴァンパイアな暗黒鋼鉄バンドCradle of FilthのDrumsを
担当していたNicholaが担当する事となる。
また2000年8月にはLead Guitar.のAstennuが脱退してしまう。
DIMMMU BORGIRに対する情熱を持続出来なくなった等々、個人的な理由だそうだ。
しかし新作のレコーディンの真っ最中の出来事なので、
以降の動向が気になるところである。
1. Reptile 5:17
2. Behind The Curtains Of Night- Phantasmagoria 3:18
3. Dreamside Dominions 5.13
4. United In Unhallowed Grace 4:21
5. The Promised Future Aeons 6:51
6. The Blazing Monoliths Of Defiance 4:37
7. The Insight & The Catharsis 7:16
8. Grotesquery Conceiled 5:10
9. Arcane Life Force Mysteria 7:03
Total time 49:25 min.
Japanese version has additional
bonus track:
Masses For The New Messiah.*
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