DIMMU BORGIR

<2001年8月9日SHIBUYA CLUB QUATTRO>

今回の同行者はトモダチその1.marieちゃん。

ボガのライヴは1999年の来日中止の記憶が痛烈に我がメモリーに

残っている為、かなーり思い入れのあるモノなのだ...。

会社帰りに真直ぐ原宿へ向かい、友人と合流。

タクを捕まえてホテルに直行、荷物を置いて

『スポ−ツ前に飲むと筋肉痛が起きない』(マジっすか)

という友人お勧めの粉末を水に溶かして飲んでみる(爆笑)。

クアトロはすぐ側で、5分程でついた。

えへへ、クレイドルん時より濃い人々が集まってるなぁ(ヲマエモダ)。

しかもダフ屋さんがいた!余り券は無かったらしい!

ということは凄い混雑するんだな!?

勝手に期待した不敵と友人はさっそく会場に潜入するのだった(違)!

会場はイモを洗うような混雑ぶり!こりゃあ、ちと覚悟がいるわ。

買い物したりべちゃくちゃ対談している内に前座のシャドウが出てきた。

最近デビューアルバムを出した日本産のメロデスバンドだ。

メダマはVo.が女性であると言う事…なのか?(聴いた事無い)

不敵は後方カウンター周辺で一部始終観ていたのだが

感想は『もろにアークエネミー型のメロデスだ』ということと

『ドラムがまぁ巧いかなー』『突出して良い所は無いな』

正直言ってこんな感じだったよ。

友人は『ギターが駄目…メロデスなのに!』と煙草すってたし。

ただ、最前あたりの盛り上がりは凄いなものです。日本のバンドもんな。

1時間くらいやってたかな?前座終了後30分挟んで客デンが落ちた。

さぁ、我々は前方へ猛ダッシュ!

星のカ−ビィ達(爆)が待機している場所よりちょっと前の…またもや右端。

音楽が流れる…長い、長い、長い…

うごあぁー!いつまで待たせるつもりじゃああー!

散々待たされてやっと皆様が御降臨。

白塗り!ブラボォ!いいよ!期待してたぜブラザー(壊)!

ごぁああああ!!!!

おお、この兵どもの咆哮を聴け。あたしも叫んじゃお。

シャグラスは例のスカートをお召しになって超御機嫌そうに両手を挙げる。

い…いいオトコだわぁ(恍)…

して、続けて最初の1発目はMaster of disharmony でした。

夢にまで見た(観てない)シャグラスの悲愴なデスヴォイス!!

ボク等、大歓喜。

あちこちで早速首が稼動しはじめる…不敵達は闇に紛れ前より3列目に移動。

Key.のイントロが流れIn death's embraceが始まる…

あう!

音があんま良くねェ!…ギタァとかキーボードの音がぁぁ〜。

ボク等のようなオタクならこんな感じでもまぁ、判るのだが、

最新作からファンになった聴きの浅い参加者にはキツイかもしれぬ。

そしてスピリチュアル・ブラックディメンションズより

The Insight & The Catharsisが奏でられる!

ひょー!流石真骨頂のシンフォニック!でもあんまり音聴こえない(涙)!

シャグラス、この人はヤハリ本物のサタニストなのでせうか。

時折みせるかんばせは、暗黒的に邪悪です。凶悪って感じではないデスネ。

そしてThe Blazing Monoliths Of Defianceが演奏され、

我々は汗だくのゲショゲショに(っていうかもう2曲目位で…)。

クラウドサーファーが横を通り過ぎて行く…いいなぁ…

このバンドならではの美しく哀しいパートはガコガコゆっくり目に暴れるんでキツイ。

そしてそして!出た出たSpellbound!待っていたよの時を、お父さん(嘘)!

それいけ不敵!さぁ、皆で暴れよう(爆)!

この曲をナマで聴く為に、3年の間待っていたともいえるわけで、

不敵は右隣の細いアニキの腕を撃退しながら歓喜に酔いしれ…暴れました。

短い曲なので終了するとぐったり疲労感が私を襲ったのであります…

(エナジードレイン/Level 5

シャグラスのデス声MCは相変わらずカッチョイイです。

そして最新作、魔界大憲章よりあのBlessings upon the throne of tyrannyが演奏

されたのであります!イントロで発狂する観客…っていうかあたし(爆)。

この曲はかなり人気があるはずだ!さぁ、皆でキレちゃおう!

大丈夫か、あたしの首!

ブラストが炸裂すると後ろから観客がどどぉっと押し寄せて来た。

駄目よー!この場所はシノレスさんの真ん前なんだ、絶対動かねぇ!

すぐ前のお兄さんはかなりガタイの良い人だったので肩を拝借。場所を厳守。

この曲が一番出来が良かったと記憶している。

そしてそのままアルバムの曲順通りKing of the carnival creationが炸裂。

最新作の演奏になったせいか、前の客のノリは一層の盛り上がりを呈する。

これも素晴らしい曲ですね(音悪いけど)。

密着(暑い)する観客の凄まじい(ムサイ)圧力(苦しい)によって、

幸運にも不敵はほぼ真中へ移動。今度の前のお兄さんは

ノルウェイジャン(?)らしく首の振り方も応援の様も年季が入っとる。

もしかしておっかけか!?

不敵の右隣の細いアニキは彼の顔にチョップ(汗)や突き(大汗)を入れ続け

(拳を振り上げているつもりなのか?)、ケンカを売っていた。

一触即発。

不敵はこの後最後までハラハラしつつ暴れなければならなかったのである。

みんな、たとえ暴れる所でもお互い気分よく 暴れられるように最低限の気配りをしようね! (お前がイウナ!<だって日本人悪く思われるの嫌だもん)

次に雑音とテクノちっくなイントロが始まった。Puritaniaだ。

この曲もウケが良いらしい。客は同じリズムで頭をカクカク始めた(恐)。

その次はアルバムの曲順通りIndoctrinationだった。アグレッシヴな部類に入る曲だ。

っていうか、不敵の疲労は極限に達していた。一瞬後方へ逃げようかと思った…。

まさに客の圧力で立っているだけ(なんか凄い狂態な気が…)の、生ける屍状態。

しかし次には容赦なく、さらにアグレッシヴなAbsolute sole rihjtをかます。

ハッキリ言って良く覚えてない(爆)。

しかし、この曲をかまし終わるとどうやら終りのようだ。

皆さん声援を受けながらステージを去っていってしまう。

そしてアンコール。

終始ゴキゲンなシャグラスは3曲やってくれた。

Stormblasut、これはもう伝統なのでしょうか。ブラスト通りに観客も爆裂してました。

Mourning palaceはシャグラス特有の聴いていると死にたくなってくる悲愴なデス声を

堪能出来る為、不敵は狂喜乱舞してアバレました(生ける屍はどうした)。良かったデス!

シメはBurn in hell、もうよく覚えてません(死亡)。

全てが終了するとシャグラスは笑顔一杯(汗)で挨拶し、

気持ち悪い程ゴキゲンで去っていった(BGM:Perfection or vanity)…

その頃不敵は投げ込まれたピックなどを探し求める輩の間でもみくちゃになっていた。

その後我々はホテルにやっとの思いで辿り着き、

次の日のコミックマーケット1日目(爆笑)に備えて早めに眠りについた訳デス。

前回のクレイドルで危うくミイラになりそうになった不敵としては、このライヴ、

『灼熱地獄的熱帯雨林気候』になるのをを覚悟していたのだが

あの時程ではなかったようだ。ひんやりしたスモークが大量にステージから流れ落ち、

それが功を奏したか、あるいは空調が整備されたのか。どちらにしろヨカッタ!

北欧人のシャグラスにはクレイドル時並みの暑さは耐えられない代物だったろうし。

それにしてもスモークの量がすごいんよ。スポットライトも容赦なく照り付けるンで、

みんなあんまりメンバーの顔よく判らなかったかもね。

音が悪かったの、不満だー。クアトロだからしょーがないけど。

あぁ、シャグラスは場慣れしているだけあって申し分ないパフォーマンスだったが

いかんせん彼1人だけはツラい。

やはり、アステヌの『ぶんぶん豪快首振り回しギタ−演奏殺法』、コレが是非観たかった。

そしてナガッシュ。彼のベースっぷりも拝見したかったものだ。

アレもコレも、もっと早く来日していれば(涙)…。

+++++++++set list++++++++

Master of disharmony  ・In death's embrace

The Insight & The Catharsis ・The Blazing Monoliths Of Defiance

Spellbound ・Blessings upon the throne of tyranny

King of the carnival creation ・Puritania

Indoctrination ・Absolute sole rihjt

Stormblasut ・Mourning palace

Burn in hell

++++++++++++++++++++

+++蛇足+++

ガルダーの光り輝く頭が印象的だったっす。

そしてニコラスおぢさんはやはりアダムス・ファミリーでした。

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