Arch Enemy

<1999年11月1日新宿リキッドルーム>

どよどよとした館内を横切り、何となく落ち着いた場所は前から三列目の

右スピーカーの近くでした。スピーカーの近くに行っちゃうのはクセかも...

前座が...私の知らない人々でした...館内アナウンスです『べっちぇりー』<WITCHERYでした(笑)

と言ったように聴こえたもんだから某アメリカの最近人気急上昇(?)の

バックチェリーを思い出してしまいました...

んなワケねぇと自分に突っ込みを入れていると、早くも登場!

ヴォーカルのおじさま(的な年令だと見受けました)はお顔を白く塗りたくり、

目の周りに黒いパンダメイク。黒いケープを羽織っていた。<トクシン様でした(笑)

後で判明した事ですがその他逆さ十字、

そして逆さペンダグラムを首にぶら下げ、腰には木の杭を何本もさしてました。

もしかすると、ひょっとしてサタニック!??

音楽は...凶暴よりのメロデスでした。ウン、なかなか良かったヨ。

デス声も中々良いお声。初めて聴いたけど、CD欲しいと思ったモン。

音楽が始まるといきなり後ろの方で暴動が始まった...

 ムチャクチャなステップでダンスをしている...ようだった。

いや、ライヴではいつもの光景なんだけど今日のはまた凄かったね。

こっちまで波及してきたもん。人にぶつかってまた他の人に当って...

まるで、星のカービィのようだとほくそ笑んでおりました。

私はよく音楽を聴きたかったのでアバレずにじっと聴き酔ってたんですがね。

ほんでアリガトーを連発し、前座が終わって15分程待たされた。

『眠いなー』『明日も仕事なんだよな〜』『金ないな〜』

などと思案しているうちにアモ兄弟が出現。

The Immortalが始まると熱いデス声の賛美と咆哮があがり、

館内は一気に温度が急上昇。怒濤のように人々が前列に殺到し、

私も久々に我を忘れた。

前に突っ込んで、人生を謳歌するかのように暴れてしまった。

Dead insideなど新譜から次々と名曲が演奏され、みなさん大喜び。

マイちゃんとクリちゃんの演奏にメタラ〜は熱狂。

演奏面は素晴しいのだがウウム...

個人的にヨハンリーヴァのデス声はアマリスキデワナイ!!

パフォーマンスの面でもあんまりカッコよく無いような気がスル。

前座のパンダオヤジの方がお素敵でしたわ〜<トクシン様ですってば(笑)

忘れもしないSilver wingの演奏の時、

後ろ後方に何とも言えぬ気持ちの悪さを感じた。するとどうもそいつの手が

わしの内腿のあたりを以下省略(怒)

うざったいので暴れがてらぺちぺちとそいつの手を振払ったのだが

しばらくして今度は脇の下から無理矢理前方に(怒)手を突っ込んできた。

瞬時にこのクソヤロゥがナニやろうとしているのか理解出来たわしは

『小手返しの応用で手首捻り上げて上手く入ったら第3教まで味あわせてやる〜』

と嬉しげにそいつの左手を掴んだ。

しかしビクッと反応したそいつは力任せに引っこ抜いてしまったのだ(残念)!

これはヤバイと感じ、ギターソロが始まった時に便乗し、更に前に突っ込む。

いぶかしげにこちらを睨む隣のニィチャン。ごめんな。緊急事態なんだ。

しかしそのクソヤロゥときたらまだ後ろにいるらしい。

わしがアモ兄に右腕を振り上げるとガラ空きになった脇から以下省略(怒)

しっつけ〜んだよっっ!!!

わしに腕を振り上げるなっゆーとるんか!!

そんなつまらんライヴに参加する程ヒマじゃナイ!

興醒めした私はそれでもしばらく粘っておりましたが

とうとう我慢できなくなってその場から脱出。

暗くて人間でギュウギュウでそいつを見る事は出来ない。

かなり冷えていた私は遥か後方で傍観状態に陥る。

セカンドの名曲を演奏しようがアモ兄弟が素晴しいソロしようがこっちみよーが

全てケッタクソ悪く感じる事この上無し。

とうとうアンコール始まる前に退却。

最悪。

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