早津 剛が描く「かやぶき民家」の素朴な風情を皆様に御鑑賞して頂きたく
1987年に設立した私設の個人美術館です。
展示作品は現在までの40年間「現場主義」を貫き、全国各地のかやぶき民家
や町並みを回り描き続けている1000点を超す油絵と地元湯之谷・大沢和紙に魅
せられて描いた水墨画の中から、3ヶ月毎にテーマをつけて展示しています。
加えてスケッチに出かける度に収集してきた、現在はそのほとんどが廃絶して
しまった各地の古民窯（鉢・瓶・徳利等）のコレクションを展示しています。
描き始めた頃の景観は高度成長の波に押し流され、急速に消えてしまいました。
風土に根ざした材料と道具だけで実用本意に造った逞しい「日本の民家」の美し
さと、人々の暮らしぶりを偲んで頂きたいと思います。
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