ADHDに関する新知見

米国神経学会にてラトガース大学のMary Wagner博士の研究
  
  下肢静止不能症候群(RLS=restless leg syndrome 足がむずむずしてじっとしていられない病態。 透析中によく見られる。)

   のためドーパミン作動薬で加療中の成人患者ではADHDの合併が多かった。


米国精神医学会にてマサチューセッツ総合病院のJoseph Biederman博士の研究
  
  ADHDの小児は対照群に比較し、行動障害、情緒障害、不安障害の頻度が高かった。


ハーバード大学精神科のThomas Spencer博士の研究
  
  ADHD小児の約三分の一にうつ病が合併する。

ハーバードの研究班とBiederman博士の研究
  
  ADHD小児140例中11%に双極性障害(躁うつ病)を有していた。

  また双極性障害を有する小児はODD(反抗的挑発的障害)をも有する確率が高かった。
  
 Biederman博士の意見。
 「これまで双極性障害の一症状である躁病を 医師は単にADHDの症状と誤診してきた。」「ADHDに併発する双極性症状は必ずしも重度の ADHD に起因するとも限らないし、双極性障害に併発するADHDの症状も双極性障害に起因すると考えるべきではない。」