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│ 林医院編集 10月3日発行 │
│健康と安全を考える情報誌 │
│ 第7号 文責:院長 林 修
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緊急報告
前回は、化粧品添加物の中で最も使用されることの多いパラベンについて、毒性は比較的低いが使用頻度が高いので注意が必要だと書きました。
しかし、つい先日、驚くべき情報が飛び込んできました。その情報源を確認するために今回の情報誌発行が数日遅れてしまいました。
ショッキングなニュースというのは、パラベンは、例の「環境ホルモン」の一種であることが判明したというのです。7月6日の毎日新聞に、「環境ホルモンお寒い対策」という見出しで大きく掲載されていました。待合室にコピーを用意しましたので読んでみて下さい。
ポスターも!
大阪大学薬学部の西原教授が、6月に東京で開催された環境ホルモン(内分泌かく乱物質)について議論する国際シンポジウムで、化粧品やしょうゆに防腐剤として添加されているパラオキシ安息香酸(パラベン)が、女性ホルモンと似た作用をすることを明らかにしたということです。
体内で受容体と結合する力は、本物の女性ホルモンの1万分の1から千分の1で、環境ホルモンとして有名なビスフェノールやノニルフェノールと同程度だったということです。
これでパラベンの毒性評価はいっきにベストテン入りを果たしたという感じです。パラベンを毎日、顔に塗り込んでいる人は環境ホルモンについてよく勉強しておいて下さい。
さあ、これからは、単独での毒性が特に強いものについてです。毒性指定成分の横綱クラスの登場です。まず・・・・
アミノフェノールとパラアミノフェノール(パラアミノオルトクレゾール):
ヘアダイ(毛染め)に使用され、皮膚や粘膜に対する強烈な刺激物質で、皮膚炎が頭 皮にとどまらず、顔、背中等に拡大し、発熱やぜんそく発作を起こす。発ガン性もあり、 特に光と反応して強い変異原性(突然変異をおこす作用)を示す。
安息香酸塩:
ひげ剃り後に使うローションやハンドクリームに防腐剤として使用される他に、食品用 としても清涼飲料水、キャビア、マーガリンに使用されていて、皮膚や粘膜への刺激 以外に、飲むと胃腸障害、けいれん、尿失禁などの強い急性毒性を持ち、変異原性も ある。
イソプロピルメチルフェノール:
シェービングクリーム、ハンドクリーム、口紅、整髪料に防腐剤として使用。にきび、 じんましんなどはもちろん、皮膚、粘膜を腐食させるほどの強い皮膚毒性。皮膚から 吸収されて中毒死することもある。発ガン性も有る。
エデト酸塩(EDTA):
保存剤として基礎化粧品、ファンデーション、シャンプー、歯磨きなど、パラベンに劣 らず使用頻度の高いもの。皮膚、粘膜への刺激症状は当然。ぜんそくや発疹などの アレルギー性もあり、飲むと、カルシウム欠乏、血圧低下、腎臓障害を引き起こす。遺 伝毒性、催奇形性(奇形を起こす作用)あり。なんと、食品にも缶詰やマヨネーズに入 っています。
以前から調査していた指定成分無添加の化粧品がいくつか見つかりました。
ファンデーションや口紅にはパラベンなどの指定成分を使っていて、基礎化粧品だけは無添加だというような時代遅れのメーカーはいくらでもあるので、ここでは省略します。
ファンデーションか口紅のどちらかだけは無添加のメーカーですら、CAC化粧品、アプリコット化粧品など数社であり、基礎化粧品、ファンデーション、口紅ともに完全に無添加の製品をそろえているのは、
資生堂のイブニーズシリーズとナチュラルズシリーズ、エクセラーン化粧品、ゴールドワン化粧品ぐらいでした。
いろいろな貴重な情報をお寄せ下さった方々にはこの場を借りて感謝いたします。
近々、当院で、上記の化粧品の内からいくつかを取り扱う予定です。その節はよろしく。
危険な添加物一覧表
| 食品 | ソルビン酸、パラベン(パラオキシ安息香酸)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、HT(ジブチルヒドロキシトルエン、サッカリン、アスパルテーム、亜硝酸塩、硝酸塩、プロピレングリコール、コチニール、タール色素(赤、青、黄、緑色等)、リン酸塩、重合リン酸塩(ポリリン酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩) |
| 化粧品 | アミノフェノール、安息香酸塩、イソプロピルメチルフェノール、エデト酸塩(EDTA)、タール色素(赤、青、黄、橙色、褐色201号、黒色401号)、キサンチン色素、BHA、BHT、ピロガロール、フェニレンジアミン、フェノール、ラウリル硫酸塩、パラオキシ安息香酸塩(パラベン、メチパラベン、イソプロピルパラベン等)、クロルキシレノール、プロピレングルコール |