「豪腕に聞け!」増刊号

聞いたらこうなるかも

2009.9.16





悩める皆さん、こんばんは。

常に投げっ放しジャーマンで生きてきた豪腕です。

しかし、たま〜に真面目になる時もあるのです。

それが例えば皆さんからの拍手を読む時であり、

かつその質問や悩みに答える時なのです。




出だしから胡散臭いですね。




テンコー引田も脱出不可能な罠ですね。

AV女優の処女宣言みたいに聞こえると思いますけど、

本気で真面目になる時だってあるのですよマジに。

だから今回は真面目に行きますよ。




 <ご相談その1>

 こんにちは、豪腕さん。
 不死の14完成おめでとうございます。■外道狩り■のころから、拝見させてもらってます。
 最近、私もひとつ話を書いてみようかと思い、筋書きや設定を作っているのですが、どうにもまとまりません。
 参考までに、そういうものを作るとき(まとめるとき)に豪腕さんがどうしているのか、教えていただけないでしょうか?
 いろいろ忙しい時期にごめんなさい。



 古参の方ですね。ありがとうございます。
 私の場合、「筋書き」とか「設定」ってあんまり関係ないんですよ。
 キャラが勝手にしゃべってるのを書き写してるだけなので。
 もちろん、「大体こういう話にしよう」という大まかな筋はありますよ。
 でも私は基本的に、オチとか展開とか何も決めないで書き始めちゃうので、それほど参考にはならないかもしれません。

 まとめる時ですけど。
 キャラクターに聞いてみてはいかがですか?
 彼らならこう動く、というのを作者なら知ってて当然です。
 連中はあっちの世界で確かに生きているんです。
 あなたのキャラは生きていますか?
 誰かの借り物ではありませんか?
 画面に映っていない時(例えば今この瞬間)、彼らが何をやっているか。
 作者なら、即座に答えられるはずなんですよ。

 だから。
 キャラクターが生きていれば、彼らが勝手に連れて行ってくれます。
 どうかじっくりと、彼らと話し合ってみてください。

 なお、気分転換するのも良い手段です。
 何度も読んだ漫画をまた一気読みするなどを推奨します。
 ポイントは、適当に無駄っぽく見える時間をあえて作るという点です。
 これは再びバネを縮めるのに必要な行為です。
 あなたなりの方法を探してみましょう。





 <ご相談その2>

 初めまして。豪腕に訊かせて下さい。

 僕は男なのですが、好きな男性がいます。
 ネット上で知合って、オフで会ってからも意気投合しました。
 彼はヘテロなのですが、僕の事は可愛いと言ってくれていますし、手を繋いでくれたり、ハグしてくれたりもしてくれます(基本的に僕からですが、「甘えてくれると嬉しい」と言ってくれています)。
 彼がヘテロである事はよく知っていますし(口癖の様に「彼女欲しい」と言っていますし)、僕は彼に無理を押して今以上の関係を求めている訳でもありません。
 尾篭な話になりますが、僕も童貞じゃあ無いし彼に対してもよおす事が無い訳じゃあ無いです。
 でもそこまで我侭を言いたいとは思って無いんです。
 2年程度の付合いですが、そういった関係を抜きにしても腹を割って話す事の出来る親友である事も間違いありません。
 しかし、どうにも彼は物事を難しく考える人で、僕に対して「不義理」を感じているといつも言うんです。
 恋人になる訳でもなく、ただ僕が甘えるのを受け入れるだけである事が心苦しいと言うんです。
 今、彼にも僕にも恋人らしい恋人はいません。無責任な話かもしれませんが、僕は「だったらその間、お互い適当に甘え合えばいいじゃあない?」と思いますし、言っているのですが、彼の中にはどうにも納得しかねるものがあるらしく、「不義理」を忘れてくれません。
 彼は自分の外見にコンプレックスがあって、僕はそれなりに整った容姿を持っているから、それも原因なのかもしれません。
 変な話をしてしまいましたが、はりーを豪腕と見込んで、訊かせて下さい。彼の感じる不義理を、どうすれば忘れさせられるのでしょうか。彼に無理をさせる事なく、僕が彼に甘えるにはどうすれば?
 立ち入り過ぎた話かとも思うのですが、お叱りでもなんでも、どうか思ったままをレスして戴けたらと思います。

 長文、失礼いたしました。
 貴方のゲームが大好きです(特に外道狩り)(礼)



 豪腕に、でよろしいですね?
 話を要約してみます。


 相手を自分の思い通りにしたい。


 こういう路線で行きます。
 男同士でヘテロがどーの、不義理がどーのは全部余計なファクターに過ぎません。

 結論から行くと、これは可能です。
 可能どころか非常に簡単です。
 あなたが変わればいいんです。
 大体、愛だ恋だ夢見る奴がいざコトに及んで赤ペン持って添削するように相手の存在を減点法で採点するのが間違ってます。




その相手が好きなら相手のどんな所も認めるのが本当の愛ではないかと思います。




 要するにあなたは、原因を相手の側だけに求めている時点でヘタレ野郎なんですよ。
 相手に無理をさせたくないと言いながら、同じ行で不義理を忘れさせたいと言う。



 すでに相手は「心苦しい」って言ってるじゃないですか。

 あなたが苦しめてるんですよ。




 何でも話せる仲なんですよね?
 んで、話してみて今の結果があるわけですよね?
 どうして他人に話して解決すると思ったのですか?

 心の中の理想に近づけるために相手を変えようとするのは、わがままです。
 相手の理想に近づくためにおのれを変えるのは、さてどうでしょう。
 そういう事です。





そういうわけで、真面目に頑張った出張版でした。

あんまりこういう企画はやらなくなると思います。

その理由は簡単です。




魔人たんがいるから。




 


 「えと・・・。へてろ、とは・・・」



 


 「異なる、という意味を持つギリシャ語由来の接頭辞プル」





その通りなんだけど何かイラッと来る。






そういうわけで。

以後は、こいつらがお相手いたします。

豪腕もちょくちょく顔を出しますからね。

適当によろしくしてやってつかぁさい。



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