プロレスとは。
というか、プロレス周辺の問題と楽しみ方について。
世界中のプロレスファンの皆さんこんばんは。
そうでない方もこんばんは。
今回、ついにこの私に「プロレスについて何か書け」という依頼が来ました。
魚が「泳げ」と言われたわけです。
とはいえレスラーでも背広組でもなく、一介のファンに過ぎない豪腕はりーが何を語れるか。
スケール的にはミゼットな感じでお送りすると思われます。
大した話はたぶん出ません。それでもひとまずショートタイツに身を包み、長州ばりに一発かましてみようかと思います。
永遠のテーマ『プロレスとは』。
この特異な世界にあなたは何を思うでしょう。
そして私は一体どこへ向かってこの腕を振り下ろせば良いのでしょう。
そういうわけで、豪腕はりーが得意とする「一見ぜんぜん違う話で回り道してたらいつの間にかアレ」的な手法で迫ってみましょう。
最初に、これはプロレスに限らないのですが。
それ以上にそもそもスポーツに限りませんが。
あなたはなぜ、それを観るのですか?
これだけなんです。本当にこれだけ。
語りたい事はこの一言で良いのです。
んで、答も分かってます。
それは面白いからなんです。
映画でもドラマでも町内会の盆踊りでも何でも良いのですが。
対価のある無しに関わらず、視線が集まるという事は「それが面白いから」なんです。
つまらなければ見る人も減ります。いずれそのジャンルはジャンルとして終わるでしょう。
そういう事です。
そしてもう一つ。
あなたはなぜ、それを観ないのでしょうか。
そうです。面白くないからですね。
月が丸いのと同じくらいに当然の事ですが、この意見には過去の教訓が含まれている事に注意です。
すなわち、あなたはそれが「面白くなかった」のを知っているという事。要は過去にそれを最低1度は観ているという事実です。
そして、そういった経験があるのなら、その「観ない」という行為は全くもって正当です。
実際に目にしてなお趣味が合わなかった。面白くなかった。そういう事なら、無理してそれを観る必要はありません。
ところがですよ。
そうした経験が一切無いにも関わらず、それを「観ない」と断ずる人々もいるのです。
なぜでしょうね?
周囲の情報などから偏見が生まれちゃったんでしょうか。
ぶっちゃけ、そういう人に無理やりそれを薦めるのは逆効果です。ますます偏見を助長させてしまいますからね。
そうなったが最後、それがどんなに素晴らしくても、その人の心を動かす事は無いでしょう。
なぜなら偏見に凝り固まった人は、自分の正しさを証明するため重箱の隅をつつくからです。
そういう観かたになっちゃうもんです。
少しでも退屈な一瞬、面白くない時間が出来てしまうと、その瞬間からその人にとっては時間の無駄になるでしょう。そして「やっぱり私には合わない」となるでしょう。
これは中々に悲しい事です。
あなたにとっての素晴らしいモノが、他者にとっても素晴らしいとは限らない。そんな当たり前の事に気付かされます。
これを避けるにはどうするか。
一緒にそれを楽しむにはどうすれば良いのか。
実は、それほど難しい事じゃありません。
心を広く持てば良いのです。
何の解決にもなってないような気がしますが、私は真面目に書いているのです。
例えば他人同士でも、趣味が同じなら会話も弾むでしょう。
そうでない場合でも大丈夫です。あなたが相手の趣味に関心を持てば良いのです。
きっと相手は親切に教えてくれるでしょう。
そしてあなたは楽しい会話と、新しい知識、経験を得るわけです。けっこう得な取引だとは思いませんか。
世界中があなたのようになれば、未知なるモノに対する偏見も消えるでしょう。
すごい理想論ですけど何もしないうちから諦めるのは負け犬の理論です。
まずご自身から始めてみてはいかがですか。
うちのサイトに来られている方々は皆さん割と親切で、お薦めの漫画やら何やらを惜しげも無くご教示いただいております。
そういうのは嬉しいものですよ。
時々趣味に合わない作品だって当然あるわけですけど、必ず何か発見があるのです。
だから受け入れましょう。そして実際に観てみましょう。
もちろん実際に経験するまで、それに関して偏見による否定をすべきではないでしょう。
これがまた難しいんですけどね。
私だって童貞の頃には女性に偏見を持っていました。
持ってはいましたが否定はしませんでした。だってセックスしたかったですからね。
諦めないで良かったと思います。下手したら10代にして試合終了でした。
そういうわけでプロレスを観ましょうか。
やっと繋がりました。
本当はもう少し早く本題に入りたかったんですけど、嘘です。ごめんなさい。
まだまだ普通ではない小道に迷い込む事になると思います。
え〜、さて。
日本におけるプロレスが誕生して50年。
街頭テレビの時代から様々な年代の人々を魅了し、あるいは嫌悪させてきたプロレスとは、果たして何なのでしょうか。
その疑問にお答えする前に、まずは以下の質問について少しだけ考えてみてください。
よろしいですか?
野球とサッカーはどっちが上ですか?
そんな考えは間違っていますか?
野球選手がサッカー選手にサッカーで勝負を挑む事をどう思いますか?
そんな行為は馬鹿げていますか?
映画やドラマは八百長ですか?
そんな考えは間違っていますか?
凄くバカバカしい質問に見えるかもしれませんが、実は大真面目な質問なんです。
プロレスという特殊な世界は、上記のような質問に常に晒され続けてきた歴史があるのです。
まず最初の質問ですが。
野球をプロレスに、そしてサッカーを総合格闘技やキックボクシングに替えて考えてみましょう。
それでも大抵の方はピンと来ないかもしれません。
この質問によって何が浮き彫りにされるかというと、それはすなわち「自分の好きなスポーツこそが上」という認識と、「それ以外は糞」という間違った認識です。
これ、すっごい気持ちは分かります。
分かるんですけど待ちましょう。
確かに自分の好きなジャンルは良い。それこそ至高。そこら辺は分かるんです。
されど、だからといって他人の好きなものをけなしてはいけない。
当然の事です。
そういう自分だって、その好きなジャンルを馬鹿にされたら頭に来るでしょう。
そのジャンルをろくに知りもしない人間からそれを言われたら、相当にムカついて路上でボム系を出したくなるでしょう。
はい深呼吸。ここで熱くなってはいけません。
熱く議論するのは素晴らしいですが、この場合は議論ではなく罵り合いに近いと思われます。
心を広く持つ事です。
頭に来た時は、麻婆豆腐の具について考える事をお薦めします(真面目に書いているんです)。
こういう人って、自分の恋人や家族、友達を馬鹿にされたらどう思うんでしょうね。
そしてそういう事を言っちゃう人は、要するにそういうレベルだという事を早めに認識した方が良いです。
自分の子供にそういう教育するつもりですかね。
プロレスファンを長年やっていると、必ずこの手の攻撃を受けます。
特にここ15年でK−1やらPRIDEやらアブダビコンバットやら骨法の祭典やらで大変です。
実は全部大好きで毎号格闘技通信とか買ってたんですけど、同時にプロレスもまた愛し続けておりました。
どっちが上とかもうね。本当にどうでもいい事なんですよ。
その時楽しく見てるモノが最高です。
だから私も時にはそれがサッカーになったり野球になったりするのです。
そしてこれは、プロレスファンの側にも問題があると思います。
「キングオブスポーツ」などという、他のスポーツのファンから見れば思い上がりも甚だしいセリフを平気な顔して言っちゃうから角が立つんです。
キングオブスポーツなんて布教するような事じゃありません。それを決めるのは観ている側の我々です。
必然、観る人の数だけキングオブスポーツがあって然るべきなんですよ。
まあ、この問題はこれくらいにして。
さらに意味の分からない次の質問に移りましょう。
野球選手がサッカーの試合ってお前。
いや、その通りです。そう思って当然です。
しかし昨今の格闘界、こうした変な状況が毎度のように生じているのも事実なんですね。
プロレスラーが総合格闘家に、総合格闘技のルールで挑戦する。
これは非常に奇妙な行為です。
オグシオの片っ方が愛ちゃん相手に卓球で勝負するようなものです。
勝てるわけがありません。
常識で考えて当たり前です。
もし何かの間違いで勝っちゃったりしたら、負けた方のジャンルは空前の大打撃だと思います。
ところが皆さん、ぜひ聞いてください。
プロレスラーって実は結構勝ってるんですよ。
凄いでしょ?
ソフトボールのチームが野球で巨人に勝つわけですよ。
まあ正直言うと負けの方が多いんですけどね。
でもこの事実を考えるに、プロレスラーってのは相当に強いという事の証明なのかもしれません。
よく言われるんですよね。
プロレスラーは弱いと。
その証拠に、総合格闘技ではあんまり勝ててないじゃないか。
イチローがボルトに100m走で負けたとしても、イチローの素晴らしさには何の傷も付きません。
その辺をよくご理解いただいてから言って欲しいものです。
なおかつこの例で行くと、2割くらいは勝ってるんですよ。
やっぱイチローすげぇや。
そうではなくて(笑)。いやそうですけど。
そんな事を言う前に、自分のルールで負けちゃった事に対してもう少し危機感を持った方がいいと思います。
これだけ言っといて何ですけど、私は総合格闘技に対してもの凄く危機感を抱いています。
前途の通り、私はどっちも好きなんです。
現在の総合格闘は次のスターが見えにくいと思うのです。
数人のスターの持ち回りだけで行ってしまうと、それこそ馬場猪木なき後のプロレス界の低迷と同じです。
絶対的なエースも必要かもしれません。興行にも工夫が必要でしょう。
レスラーに勝って喜んでいる程度では駄目です。我々お客にぜひ勝利していただきたい。
第一、総合格闘は真剣勝負でプロレスはそうではない、だから総合格闘が上でプロレスが下とかいう訳の分からない理論をかざす可哀相な方もおられるようです。
いくつかの理由で論理的にこれを看破します。
まず、プロレスは真剣勝負です。
お客さんとの真剣勝負なんです。
これが無理ならレスラーとしては大成できないばかりか、命すら失いかねない危険な世界です(実際に若くして散ったレスラーは何人もいます)。
この辺は後に詳しく書きます。
そして、観る理由はただ一つ。面白いかどうかであって、真剣勝負かどうかというのは関係ありません。
真剣勝負だから面白い、というのは間違ってます。
むしろ真剣勝負って、予備知識が無ければ非常につまらんものですよ。
リング上で膠着状態になってそのままずーっと抱き合ってたり。
何やら寝技の攻防らしいけど全然よく分からなかったり。
8000円も出して席を買ったり裏番組を切ってまで観てるのに、1分もせずに終わったり。
総合格闘の試合の多くはそういうシーンが多いわけで。
知識があれば読み解く事も可能です。
慣れてくれば、これはこれで楽しめたりもします。実際私はグラウンドの応酬ってけっこう好きなんです。
しかし気を付けましょう。
エヴァンゲリオンとかについてディープに語り、それ以降のアニメをすぐ攻撃する信者というか気持ちの悪いオタクと一緒の可能性があります。
格闘オタク、プロレスオタクの一部には、本当にこういう方がいます。
「俺はエヴァンゲリオン以外は認めない」
「サザエさんはクズ。波平が定年を迎えていない時点でヤラセ」
いくつか単語を入れ替えてみましょう。そういう事です。
これだけ言ってもまだ分からない、頭の中身がコラコラ問答みたいな人もいます。
そういう人の頭の中ではどっちかが格下であり、その格下に負けるという事が許せないのかもしれません。
プロレスラー相手に無敗のミルコ・クロコップなどを引き合いに出したり、「全盛期のアンドレなら」などと適わぬ夢を語ったり。
ま、どっちもどっちですね。
私もそういう夢を語るのは好きですから、まったく人の事は言えないわけですけれども。
確かにミルコは強いですね。
K−1では残念ながら頂点に立てませんでしたが、キック主体の彼が総合格闘でも立派な成績を残した事は素晴らしいです。
対レスラー戦無敗ですしね。
しかしこのままではプロレスファンも心中穏やかではないと思います。
藤田との初対戦なんか、「あと1分あればなぁ」と感じましたもんね。
大体ドクターストップ早すぎというか、あの程度プロレスラーなら日常茶飯事なので、もう少しだけ観てみたかったと思いました。
分からない方、ごめんなさい。
そして全盛期という幻想。
アンドレや馬場猪木に限らず、鶴田や前田やハンセンにブロディ、あの頃は本当にプロレスが輝いていました。
彼らがもし現役だったらどうでしょう?
プロレスファンなら1度は描く夢であります。
そういうわけで、こんなカードはどうでしょう。
ミルコ・クロコップ VS ザ・グレート・ムタ
(試合はプロレスルールによる)
ムタが勝つんじゃねぇの。
総合格闘ファンの方で、プロレスラーが弱いと考える方。
私はずっと前からこれが言いたかったんです。
次はお前がプロレスのリングに上がれ。
自分が持ってるテレビゲームで何度勝っても何も証明できやしない。
プロレスラーは勇気を出して何度も総合のリングに上がっているのに、総合格闘家がプロレスのリングに上がる事はなぜか少ないんです。
どうしてですか?
怖いんですか?
少なくとも私は観てみたいし、私の周囲も観たがる奴が大勢いるので、需要はあると思うんですよ。
プロレスは逃げません。
誰の挑戦でも受ける、これは伊達ではないのです(お金になるなら)。
いつの日か、総合格闘家の誰かがGHCのベルトに挑戦する。私はいつもこれを夢見ているのです。
そして最後の質問。
プロレスを観ていると避けては通れない問題、永遠の宿命みたいなこの質問ですが。
まず、ドラマや映画には脚本がありますよね。
そして役者さんが演じるわけです。
これを「八百長だ」とか「ヤラセだ」とか考える人はあんまりいないでしょう。
しかしこれがプロレスだといるんですよね。
その話をしてみましょう。
かつてプロレスラーの大仁田とセッド・ジニアスが裁判沙汰になった時、プロレスの試合における「事前の取り決め」についての存在が公にされました。
さらには新日本プロレスの元レフェリー、ミスター高橋による内情の暴露本もありました。
これをもってして、プロレスとは「イコール八百長である」との認識が広く知られたのは事実です。
事実なんですが、先走らずにちょっとだけ聞いてください。
何度も私が書いているように、それを観る側はそれが面白いから観るわけです。
野球もサッカーも映画も盆踊りもそうです。
プロレスだってそれらと何の変わりも無い娯楽であり、文化です。
観てつまらなかったり、興味が無ければ「観ない」という自由もあります。その点でも他のあらゆるジャンルと変わりません。
よって、こうも言えます。
「真剣勝負とか八百長とかヤラセとかは、面白さには直接関係しない」。
また、それらの要素を気に入らないなら観なければ良い。
観ないのに偏見で馬鹿にしたり、攻撃するのは誉められた行為ではない。
簡単に言うとこうです。
面白ければ勝ち。
もちろん程度にもよるんですが、楽しめりゃそれで良いじゃないですか。
グダグダ言わずに楽しんじゃった奴の勝ちでしょう。
始まる前から分厚いサングラスなんかかけて画面が見えますか?
何だか誤字脱字を見つけて大喜びしているような感があります。そんなに一生懸命画面の隅を突付いて、内容が頭に入るんですか?
それに。
暴露本だの何だので八百長と決め付けるのは、やや早計ではありませんか。
まあぶっちゃけプロレスにはある程度の取り決めがあるようですが、ただそれだけの理由で観ないというのはあまりに勿体無い。
プロレスには、それだけのポテンシャルがあるんです。
プロレスに限らず人気のジャンルはすべてそう。
やっぱり、まずはご自身の目で確かめてからモノを言うべきでしょう。
例えばですね。
ブラックソックス事件やWBCでの球審ボブの事件がありました。
野球は八百長ですか?
セリエAではカルチョ・スキャンダル、82年のFIFAでは西ドイツ対オーストリアの疑惑の一戦がありました。
サッカーは八百長ですか?
大崎旗手の新潟事件やカブトシローの山岡事件がありました。
競馬は八百長ですか?
元小結の板井関の証言、若貴の疑惑の兄弟対決もありました。
相撲は八百長ですか?
チームメイトを勝たせるためにセカンドドライバーがわざと負ける。
F1は八百長ですか?
亀田とランダエダの初戦、鬼塚対シスボーベーの疑惑の判定。
ボクシングは八百長ですか?
ベニー・ユキーデの引退試合、佐竹がシカティックを破って決勝進出、K−1初期のトーナメント表、桜庭対秋山のオイルとメリケンサック疑惑、日本人がらみのPRIDEの試合でいくつか等々…。
格闘技は八百長ですか?
こうして見ると、八百長ではないと断言できるモノって一体何なんでしょうね。
それが真剣勝負だと、あなたは一体どうやって判断しているのですか?
で、八百長だから駄目ですか?
疑惑があると駄目ですか?
では一体、どんなスポーツを観ればいいんですか?
今の日本、新聞やテレビでさえ「ヤラセ」が蔓延してるわけで、その中で何がリアルで何がそうで無いかは自分で判断するしかない。
リアルだと判断するにはソースが必要、しかしそのソース自体が情報であり、結局最後は自分の中でどう線を引くかなのです。
ここまで清々しいほど徹底した揚げ足取りを書いたのは久々です。
はっきり言って、こんな細かい事を気にしていたら全然試合なんか楽しめませんよ。
せっかくの好きなモノなのです。楽しんで観たいですよね。
八百長議論がいかに不毛で、しかも無意味であるか。豪腕個人としての見解を書いてみました。
ざっと読み返してみると、アレですね。
プロレスファンが必死に疑惑から目を逸らそうと頑張っている文章ですね。
はい、その通りです。
だって色々言われる事に疲れちゃってさぁ。
子供の頃は、ゴールデンタイムでプロレスをやってましてね。
タイガーマスクの真似したり、謎の外人選手について想像を膨らませたり、最強について語り合ったりしましたっけ。
今でも私はあの頃のまま、純粋にプロレスを楽しんでいます。
ちょっと嘘です(笑)。
だんだん裏側とか見えてきて、それはそれで楽しめるようになってきました。
一時は絶望し、そして軽蔑し、裏切られたと勘違いし、きっぱりと手を切った頃もありました。
だけど、難しい事を考えなくてもいいんですね。
それでも面白いんです。楽しいんですよ。
そして重要なのは、難しい事を考えても楽しいんですプロレスは。
豪腕はりー、プロレス観戦歴30年とちょっと。まだまだ楽しみたくて仕方ありません。
「プロレスとは○○である」。
そこそこ目にする言葉です。
この○○の中には実に多様な言葉が入ります。
いわく「ショー」「真剣勝負」「八百長」「最強の格闘技」「ヤラセ」「エンターテイメント」「子供向け」その他その他。
全部当たってます。
そしてなお、さらにそのすべてを含んだ存在でもあると思います。
こんなジャンル、他にありますか?
野球とは○○である。
サッカーとは○○である。
卓球とは。スケートとは。将棋とは。報道とは。茶道とは。
こうして並べてみると、普通こんな言い方しねぇよな。
プロレスって変なジャンルですよねぇ。
だって、野球とは野球でしょ?
サッカーも相撲もバレーボールも、そう言うしかないでしょう。
だったらプロレスもそれでいいじゃないですか。
プロレスはプロレスです。
だから「プロレスって何?」と聞かれたら、自信をもってこう答えましょう。そして黙って2003年の三沢対小橋の試合を流せばいいんです。
せっかくなので貼りました。
長いことお付き合いいただいて、まことにありがとうございます。
超閑散のここ「アンダーカヴァー」2からお送りいたしました。
今回、依頼記事なのでギャグ控え目に真面目に書いてみましたが、落雷で2度ほど停電して神の存在を信じるようになりました。
電流爆破から月光闇討ちデスマッチへ。
そのうちオフ会で「ミスター・デンジャー」松永の店にステーキ食いに行きましょう。
おまけのタイガードライバー'91。
「後に詳しく書きます」とか言いましたけども、
この映像の方がはるかに説得力があるでしょう。
2008.8.30 豪腕はりー。
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