『プリズムハート』







やいやいやいっ!
この金さんの桜吹雪、忘れたとはぁ言わせねぇぞ!!!!



…お決まりのフレーズで始まりました。
日本人なら魂に刷り込まれているセリフですね。

こんばんは。遊び人の豪腕はりーです。

突然ですけど、時代劇って好きですか?

いや、私けっこう好きでして。
中でも西郷輝彦の「江戸を斬る」なんか大好きです。
初代・竹脇無我も好きですが。

また若者置き去りだよ。

これに限らず「金さん」モノって、思いませんでした?
顔見た瞬間に分かるだろ悪党と。

だいたい、悪党側はすっかり顔を忘れているのに、金さんは都合よく悪党を一人残らず憶えているってのが眉唾です。

ばっくれてりゃいいんじゃね?

知らぬ存ぜぬで通してりゃ、3尺高い所へ送られずに済むような気、しません?

だって金さん、あんまり強く突っ込めないんじゃないかなあ。

一応、お忍びなんだから。

まあ、これがお約束というものですね。

「水戸黄門」なんかもそうです。

ハナから印籠首に下げてりゃいいじゃないですか。

いやいや、話がそれましたね。
最初から合ってませんが。

今回ご紹介するのは、ぱじゃまソフト(すげぇ名前だな)の第1弾、『プリズムハート』です。

タイトルは全然作品と関係ありません。



それでは、内容をご紹介しましょう。




あにゃ? あにゃにゃ、あにゃ〜あにゃあにゃ。



続いて、登場人物です。




あにゃ、あにゃ!








…あるよ。





…あのですね。
ちょっと砕けた脳髄を回収するのが手間取ってまして。

これは危険です。

極めて剣呑な作品です。

もう幼女とかそういうレベルじゃないです。

尋常じゃないです。

これがいわゆる「萌え」とかそういう奴ですか?

目を覚ましてください(小川調)。

あなたがやろうとしている事は犯罪です。

アフリカには飢えた子供がいるんです。

なんだか悲しくなってきました。

ヲタクの方々の自己満足のパワーは、もうカーンでも止まりません。

ちょっといいですか?

これを見てください。






 
…頭身いっしょ。





常識的な頭で考えてみましょう。

子犬とヤレるか貴様!!

どう考えても異常です。

あなたを生んでくれたお母さんはきっと悲しんでいます。

まだ間に合いますよ。

30過ぎの私が言うんだから大丈夫です。

さて、落ち着きましたか?

落ち着いてないのは私のような気がしますが、真面目に人間の言葉でご紹介しましょう。

このゲームは、いわゆるシミュレーションですね。
各種パラメータを上げていくアレです。

田舎から出てきた騎士のタマゴの主人公、マイステルが、1年間で立派な騎士になるまでを描いた物語です。

出ました作業。

パラメータは5種類だけなので、こんなウンコに比べればだいぶ楽ですね。

序盤はひたすら修行して、中盤以降は休日に女の子とデートすると。

私は誰ともヤラずにクリアしましたが。

だいたいですね。
シミュレーションの理由が騎士になる事だったら、そりゃ騎士になるため頑張りますよ。

すべてのパラメータをマックスまで上げましたよ。

ラスボスなんか楽勝でしたよ。

んで、一人寂しくエンディング。

いやあ、頑張ったなあ私。


…あれ?


いつから私は「おね〜さん DAY☆BY☆DAY」をやっていたのでしょう。

ということで。
たいていのえっちシーンを連打でスキップする私にとって、このゲームは普通の育て系でした。

「モンスターファーム」を薄くした感じです。

これじゃレビューにならんので、2週目はもっと注意してやってみましょう。

出て来る女の子たちは、みんな中で眼球同士が繋がっているとしか思えないほど大きな目をしています。

しかし、レパートリーは広いです。

「お姫様」
「メイドさん」
「血の繋がらない妹」
「えせチャイナ娘」
「巫女さん」
「シスター」
「ケモノ幼女」
「衛兵」

「音無響子」

…すごいラインナップですね。
中世という背景の中では、取りこぼしがひとつもないです。

てか別に騎士と関係ねえだろというのが過半数です。

まずは、パッケージにもなっているお姫様。

最初はケンカしていますけど、だんだん(というか秒で)仲良くなります。

いつも頭にクレーンキャッチャー用の輪っかが付いてます。

すごい髪型ですね。
「トムボーイ」を伸ばすとこうなります。若者置き去り。

こいつ、身分を隠して騎士として試合してるんですね。

寝食まで主人公と一緒です。

んで、国王陛下の閲覧の時だけ、高〜い席から見下ろしているんですが。

それを見た主人公が言うんですよ。
「なんと美しいお姫様」みたいに。

気付けよこの馬鹿。

グラフィック同じだろうが。








 
同じだろうが!!!!




要するに、これが遠山の金さんなんですね。
やれやれ。

しかしアレですな。

こいつといい幼女といい、都合が良すぎて涙が出ます。

メイドさんなんか、語尾に「ですぅ」ですぅ。

こんなクソアマをメイドさんだとは到底認められませんが、こういうのが好きな方にはタマラナイ設定となっています。

えせチャイナ娘なんて、名前が「チャ・イーナ」。

近代日本の歴史についてもう一度学んで来い。

その上シスターだ巫女だと言われては、お兄さん疲れ果てて歩くのがやっとです。

ただし。
それなりの難易度はあります。

狙った女の子を落とすには、パラメータや必須イベントをきちんと管理しなければなりません。

休日に単に尋ねるだけでは無理なんです。

意外にゲーム性は高いです。

よくよく考えてみると、これ実はけっこうちゃんと作りこんであるんですよね。

非・日常こそゲームであると割り切ってプレイしましょう。

騎士になる「だけ」なら超簡単。

しかしこれは18禁のゲームです。

ベストなエンディングを目指してください。

天地がひっくり返っても管理人さんのえっち最中CGは回収できないのが、不満と言えば不満ですけど。

でも。

ハーレムエンドもあります。

無茶な難易度ですが、ぜひ見てください。




あと、初回特典で「懐中時計」がオマケで付いてます。

劇中で出てくるものと同じデザインですね。

「銀河鉄道999」のエンディングで回ってるアレみたいな感じです。若者置き去り。

そこそこいいデザインなので、使ってみようかと思います。

蓋を開けてみます。

ぱかっ。



…………………………。



ごめん、無理。






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