短編小説「オトメゴコロ」



 「あらやだ」
 おなかの肉を押さえてみる。最近、ちょっと太ったようだ。
 よし。真剣にダイエットしてみようかな。


 男はうなされて目を覚ました。
 前身、汗だくである。
 時計を見る。まだ夜中の3時だ。最近、どうもよく眠れない。
 体は疲れているのに、眠りが浅いのだ。
 悪夢ばかり見るようになった。以前はこんなことはなかったのだが・・。


 「うん、ダイエット成功!」
 満足げに、鏡の前で回ってみる。
 「やっぱり、食事制限が一番ね」
 バク山バク美、ただ今青春まっただ中。



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